バランシンの「シンフォニー・イン・C」とフォーキンの「火の鳥」も同時上演されました。
3つとも、まったく色合いの違ったダンスで、とても楽しめました。
上演順は、「火の鳥」、「シンフォニー・イン・C」、「ペンギン・カフェ」です。
上演日によって、キャストがいろいろ代わるので、私はこの日と今日と明日と観にいきます。
なので、今日は「ペンギン・カフェ」を中心にあとはさらり???と、行きたいと思います。
「ペンギン・カフェ」は、今期の芸術監督デビット・ビントレー氏の創作、振り付けによる、彼の自信作です。
登場人物(?)は、絶滅の危機にある動物たちです。
ペンギンのウェイターのナビゲートで、ユタのオオツノヒツジ、テキサスのカンガルーネズミ、ケープヤマシマウマ、豚鼻スカンクにつくノミ、熱帯雨林の家族ががでてきます。
絶滅危機にある動物たちへのレクイエムでしょうか・・・。
そして、私たちへの警告・・・いつか、人間も絶滅動物になるかもしれません。
ユーモラスな踊りと迫り来る種の存亡へのシビアさ・・・・・。
ユーモラスな踊りに笑いもでるのですが、いや・・これに笑っていていいのかな・・・なんて、ちょっと複雑な気持ちになってしまうのは、ビントレーさんの狙いでしょうか。
動物たちに扮したダンサーさんたちの命と躍動感に溢れたダンス、そして豊かな表現力。
素晴らしいです。
衣装も斬新です。
全部動物の衣装にしなかったのも、とても面白いと思いました。
ユタのオオツノヒツジなど女性が被り物に素敵なドレス、男性はタキシード姿で、遠藤さんと江本拓君の華麗なダンスはとても素敵でした。
熱帯雨林の家族の山本隆之さんと小野絢子さんは、いつもはプリンス・プリンセスですが、かなりびっくりの衣装でした。
最後に命を託される気高さやさすがの存在感でした。
後で、パンフレットを読んで、なるほどなぁと思ったのが、ノミの存在です。
動物が絶滅すれば、その動物に寄生していたノミなんかも絶滅したんではないか・・・と、ビントレー氏は思ったそうです。それで、豚鼻スカンクにつくノミの踊りが生まれたそうです。
ここの踊りはとてもユーモラスでした。
主な登場人物意外にもコールドでたくさんの方たちが踊ります。
はかない命のための祭典なのかな・・・・などと、思ったりしました。
フォーキンの「火の鳥」は,100年前の作品で、とても綺麗で豪華な衣装で、古典的な感じのするバレエです。
この日の火の鳥はエリーシャ・ウィリスさん、イワン王子はイワン・マッケイさんでした。
エリーシャさんの火の鳥は、ちょっとコケティッシュですばしっこい感じがしました。
王子はソロパートがほとんどないのですが、とても素敵な方でした。
バランシンの「シンフォニー・イン・C」は、白と黒の衣装で、シンプルなんですが、とても美しくて、華麗でした。
豪華な「火の鳥」の衣装を見た後にこのシンプルさなんですが、とても華やかに感じました。
ビゼーの音楽も素晴らしくて、第1楽章から第4楽章まで、それぞれのプリンシパル、コルフェの皆さんがとても素晴らしかったです。
ありがとうございました。
パンフレットです。
とても楽しい内容で、バレエ初心者の私に興味深い連載が始まりました。
