久々の観劇
サンソン〜ルイ16世の首をはねた男〜
を見てきました。
死刑執行人サンソンを演じたのは 稲垣吾郎氏。
いやー重かった💦
フランス革命オタクの私はサンソンの日記なる本を持っているのですが結構忘れている部分もあって、改めて歴史の皮肉さを感じさせられました。
サンソンの家は代々死刑執行人の家柄なのですが彼は死刑廃止論者であり王党派。
しかし皮肉にもこの時代に、実に2700数名ものギロチン刑を執行する結果となり…そんな彼の苦悩を描いたお話でした。
市民が自由平等博愛を元に立ち上がりバスティーユの陥落でいわゆるフランス革命の口火を切った所までは良かったものの、後に革命は過激派により恐怖政治に支配されていくのですよね、、、
ルイ16世はじめマリーアントワネット、ロベスピエール、サンジュスト、デュバリー夫人ら著名人の死刑の場面もありました。
私はバスティーユ陥落後の、この恐怖政治時代を舞台で観たのは初めてであり、本で読むのとは全く違ってやはりリアルで、狂嬉する群衆の歓声に嫌悪感を感じたり、歯止めの効かない歴史の歯車に絶望したり憤りを感じながら観ていました。
重かったけれどなかなかこうゆう舞台もないのでは、、、
色々な意味で貴重な体験でした。