時に大自然は人間に牙を剥きます。
アイガー北壁
2008年
ドイツ オーストリア スイス合作

1930年代
アルプス登攀史上最大の悲劇と呼ばれた実話を元にした
山岳アドベンチャーです。
絶望的な状況の中で
希望を捨てずに最後まで生きて還ろうとする姿とハラハラ感は
わたくしの大好きな映画
「ポセイドンアドベンチャー」を思い出させました。
ベルリンオリンピック目前の1936年
ナチス政府は国家の優位性を世界に示すために
ドイツ人によるアイガー北壁の初登頂を大きな目標にしていた。
成功者にはオリンピックの金メダルを授与するとし、
多くの登山家が集まった。
多くの報道陣が見守る中始まるが
落石や猛吹雪の悪天候に見舞われ・・・
あと少し!あと少し!
あと少しなのにーーーー
実話の結末を知らなかったわたくしは
最後のシーンがもう、まさかの・・・
無念でしたぁ
そしてもう1作
これは。。。
銃士なのか!?
一人三銃士みたいなのをイメージしていたんだけれど
赤の銃士
狙われた王位とルイ14世の陰謀
2011年 スペイン

舞台は17世紀のスペイン
主人公ゴンザロは教師をしながら一人息子と暮らしているんだけれど
実は!
剣術の達人で黒のマスクとマントで覆った、
その正体を息子にも隠して悪と戦う
正義のヒーロー「赤の銃士」なのですっ
そして銃士なのになぜか
剣じゃなくて「刀」なんです笑
監督は日本びいきなのかしら!?
風貌がまるで忍者っぽいんですよね~
スペインでは
フランス、イギリス、ポルトガル、ローマ法王が集まり
首脳会談が行われている最中
スペイン国王の暗殺が仕組まれ
暗殺されそうになるところを
ゴンザロが助けにゆくのです!
と、正義のヒーローが負けるわけがない
という安心感で見ていられるんだけれど
ゴンザロにも葛藤があったりで。。。
自分が赤の銃士と知らない息子は
赤の銃士の大ファン。
ある日
悪と戦っているところへ息子が巻き込まれて
しまい
息子の眼に銃の火薬が入って火傷、失明してしまう。
こんなことになったのは自分のせいだと責めるゴンザロ。
もう銃士なんか辞める!と
刀を湖に捨ててしまうのです。
こんな葛藤を乗り越え国王を助けにゆくわけなんだけど
最後は息子も目が見えてハッピーエンド
特に派手なアクションは無いけれど
やっぱり正義のヒーローものは人気なんでしょうね
スペインでは国民的人気のTVシリーズだそうです。