★土曜日、夕方過ぎ。
 お腹がすいて一人、スーパーに足が向いた。

 とはいえ、食べたいものは何もない。

 ゼスプリのキウイを1つ。
 彼の好きなトマト、、、と思ってやめた。
 抹茶のアイスクリーム。

 家に戻ってキウイは冷蔵庫へ、
 アイスは冷凍庫へ入れようと扉を開けた瞬間、手が止まる。

 同じものが既にある。

 ん?
 あれ?私は1つしか買ってないのにな・・・

 数秒後、ふと声を出さずに笑ってしまった。

 その冷凍庫の扉の中には、同じアイスクリームがあった。

「あぁ、彼も食べたかったのだな。」と思ったら、
 その扉を開けた瞬間のびっくりを思い出したら、
 笑ってしまった。

 アイスクリームに。
 彼に。