+あの人のいない日曜の午後
 
 薬を飲んで3時間だったか4時間だったか眠った。
 とても浅い眠りだった。
 やわらかなシーツに潜り込むと
 かすかにあの人の匂いがする
 消えかかっている
 消えないで
 私をとりまく全ての香りがなくなっても
 あの人のだけは消えないで  闇が静かにおとずれる
 街はほんのりと明るくなる
 私はその中で煙草に火をつけ
 グラスをカタカタと鳴らした
 はやく明日になればいい

 あの人に会えない夜ならば
 時間なんていらないから