ベッドの上で眠るとき
私はあなたの腕のなか
暖かな空気とやわらかな香り
寝息を立てるあなたの横顔を
眺めて朝を待っている

きれいな色の髪に
私は指で触れてみる
指の隙間をすり抜ける
ブロンドの髪

寝息を立てているあなた
私の足を小さすぎると言い
人形のようだとからかうけれど
それに愛おしさがあるのが私には分かる

あなたはいつも正しくて
時にそれが息苦しくなる
パーフェクトなあなた
朝にはきちんと起きて
いつものカフェで飲むカフェモカ
休日の午後
いつも二人で過ごす時間
通り過ぎる小さな犬
あなたを見つめて
名前を静かに呼んでみる
誰にも聞こえない声で
静かに静かに呼んでみる

私のまつげを好きだという
人形のようだと愛を込めて言う
そして伏せたまつげにそっと触れる
あなたのきれいな指
昼にはきちんとシャツを着て
私を置いて部屋を出る
帰ってくる背中を眺めて
私は堕落した時間を過ごす
11月の低い空
明るさのない暗い空

あなたの名前を呼んでみる
誰も居ない部屋で
静かに静かに呼んでみる

ベッドの上で眠るとき
私はあなたの腕のなか
暖かな空気とやわらかな香り
寝息を立てるあなたの横顔を
眺めて朝を待っている