さよならと書いた小さな切れ端
最後のメッセージ
読まずに捨ててと
どこかで思う
春の光で暖めた手の
震える文字をわかるかしら?
咲き乱れる花の香りがここまで届く
小さく震えた
見えないところで
うずくまっていると
消えてなくなりそうな影
これでおしまい
影が消えたら
歩き慣れた道をゆっくりと歩く
さよならと小さくつぶやいて