。ちなみに,ペットボトルのお茶(500ml)は,rmt,コンビニでは3元(約40?50円)ほどで購入できるくらいだ。 そこで,実験的にイベント価格という感じで,少し値段を低くしてみたところ,多くの人が喜んでソフトを購入して帰ったという。そのことから田口氏は,中国では,安いから買うというよりも,高いから買えないという事情のほうが大きいのかもしれないと分析しているのである。 そんな経験を経て田口氏が考えるのは,海賊版そのものをどうこうするより先に,海賊版を手に取らせないことがあるのでは,ということだ。 その国に合わせて安く手に入る状況を考えたり,オフィシャルならではの何らかの付加価値を付けたりといった形で提供するなど,「海賊版に負けない魅力」を付加することで,中国にある海賊版に対する意識も変わってくるのではと期待しているのだ。 100円ゴミ箱 では,どうやって安くできるかということについてだが,田口氏は,中国ではアーケードゲームのように,コイン1枚で遊べるというほうが一般大衆向けかもしれないと話していた。 そういえばPlayStation Networkには「」という,PS3用ソフト「」が100円で3回遊べるサービス形態のソフトがある。このように,ゲームソフトを限りなく安くし,オンラインを通じての課金サービスで,1日数回のプレイで楽しんでもらうというのも一つの方法となりそうだ。 やや重い話が続いたが,中国のプレイヤーからの面白い要望についても紹介しよう。 田口氏によると,中国でBLAZBLUEを楽しんでいるプレイヤーから,BLAZBLUEを,オンラインのアクションRPGみたいな形にできないかという要望をもらったという。 なんでアクションRPG? と思ってしまうところだが,彼らにとっては,従来の格闘ゲームシリーズは,格闘ゲームとしてのみ出し続けていくと売上げが徐々に下がっていき,シリーズが終わってしまうかもしれない。そうなればBLAZBLUEの持つストーリーの魅力や世界観がもう楽しめなくなる,といった心配があるのだそうだ。 そこで,どこかで別ジャンルのシリーズ作品を登場させて空気を変え,また格闘ゲームを登場させれば盛り上がるのではというあたりを考えているといったところだろう,DQ10 RMT。もちろん,BLAZBLUEの世界観をもった別作品もやってみたいのだろうけど。どちらにせよ,純粋に「BLAZBLUE」という作品とその世界が好きなんだろうと思える意見だ
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