彼女は気づいていない
自分が
自分の心が凄まじい変化を遂げたことを
私が知っているあなたは
そんなあなたではない
コミュニケーションがとれなくなるほど
心が
誰かに奪われた
私が知っているあなたは
とても素敵で
とても繊細で
とても感性の豊かなかわいいひと
私の前では笑顔だったり
私の前では凛々しかったり
私の前では逞しかったり
私の前では近寄れないほど孤高の姿を見せる
どこに行ったのだろう
今じゃ その面影すら探せない
でも
何かを求めて
何かを望んで
何かを訴えて
私にコンタクトをとろうとしてる
それに応えたいけれど
あなたもきっと
過去の自分に戻るのが怖くて
ブレーキをかけながら
私に向かってくる
それじゃ
絶対に届かない
あなたを引く綱が
どこにもない
ありそうな綱を探しながら
コンタクトに応えるけれど
いつもいつも
ブレーキが見えると
私も諦めてしまう
きっと戻りたいのだ
きっと あなたは
戻りたい場所をわかってる
その場所が
私という存在を通して
たどりつけるのだと
信じている
お願いだから
そのブレーキ捨ててほしい
私があなたのブレーキになれるのだから
邪なツールも
カモフラージュも必要ない
私は
ブレーキを捨てたあなたなら
受け止められる
時間はかかるかもしれないけれど
あなたらしさを
取り戻して
もう一度 あなたがいつの日か望んだ幸せを探そう
あなたは きっと
恐れている
鎧をまとった今のあなたに
その鎧を捨てる勇気がない
培ってきたあなた自身を 無意味だったと
思いたくないから
でも
無意味だと思ったとしても
その無意味さ以上の幸せが
きっと私にある
私なら あなたを受け止められる
いつの日か 鼻歌をひびかせながら
一緒に歩ける 安らかな日々を
本当に 心から願っている
あなたの幸せは
あなたのすぐ近くには
もうすでにないのだから