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基本的に感情論…本能論。見たもの感じたもの触れたものに関する感想。
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本文はここから
不思議なこと。

15歳の頃の私。

ずっと伝えたかった。
だから勇気をもって呼び出して、そして今、目の前に立っている。

これさえ伝えられれば…

「… …」


長い沈黙で相手が困っている。
落ち着かない様子だった。


「ごめん…」

言おうとした言葉じゃないのに。
謝ろうなんて思ってないのに。

涙が出てきた。

呼び出したのは自分なのに、その場から逃げた自分が
情けなくて情けなくて情けなくて…


19歳になった私。

ずっと伝えたかった。
だから勇気をもって呼び出して、そして今、目の前に立っている。

これくらい伝えられる。

もうあの日の幼い私じゃない。
絶対に逃げたりしない。

長い沈黙。

「ははは…大丈夫…?」

彼は微笑みながら言った。

(今だ!!)

「好きでした…ずっと。」

顔を真っ赤にして、ただ目をみて、
言葉に詰まっていた私が、
そんな優しい言葉のおかげで
はっきり伝えられた。

不思議だった。

15歳の頃も19歳の頃も同じくらい好きだった。

ただの告白だけど、
言えるようで言えない台詞。

でもちょっとした気遣いや優しさで
勇気って保たれるんだって
何となくわかった。

4年かかったけど。

単純かもしれないけれど、
意味は違うかもしれないけれど、
誰かが何かを自分に言おうとしている時は
優しく見守ることにしている。

告白じゃなくても、
何かを打ち明けようとしてくれた子、
謝ろうといじけながらも自分のところまで来てくれた子、
泣きながら横に座った子。

きっとみんな意味があって傍にいる。

言葉を聞きだす前に
理由を知る前に

ゆっくり空気をつくる。
そばにくる彼らの心と同じ空気感を。

彼らなりの心の準備を
ゆっくりゆっくり待つ。

不思議なこと。

聞きだしたい時には聞けなかったことも
気長に待てば、忘れた頃に打ち明けられたりする。

彼らにとって、
私に打ち明けてもいいかなって思ってくれた瞬間のような
そんな気がする。

私にとって不思議なこと。

人との会話。

言葉のやりとり。

感情表現。

それぞれが感じる意味合い。

自分では一つしかない意味だとしても
その言葉を使う彼らにとっては
私の知らない、もっともっと深い意味があったりする。

すごく不思議で素敵なこと。

情景や心の穏やかさで言葉は同じでも
意味が少しずつ違ってくる。

生き物のような「言葉」が
織りなす空気感がいつでもどこでも
存在するってことが、私には一番不思議なこと。