今年も高校野球の熱戦が各地で繰り広げられている
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しかし、少し残念な話。
高校野球の部員が減っているらしい。
まぁ、少子化の影響があるからってのも原因らしいが。
個人的には「高校の野球部」には思い入れがある。
この時期、それをいつも思い出す。
もう13~14年前になる。
当時高校2年生だった私は地区予選大会に、授業の一環で全校応援する日を
用意されているにも関わらず、別の日まで、野球部の一人のように高校を休んで
試合をみにいった。
気になる男の子がいた。それだけの理由。
たいして可愛いわけでもない、どちらかと言えば「根暗」なんて思われていた気配すら
充分にある私が。
それでいて
「あなた達とは違うのよ」!!」的なオーラを無理やり放っていた私。
なのに、
一人で行く勇気もなく、地区大会のある野球場にどうやっていけばいいかすらわかっていない
状況だったので、母親同伴という面白い組み合わせでやってきた。
野球部の兄弟がいるかのような雰囲気さえ演出しながら
バッチリ自分の高校の「気になる子」をマークしていた。
補欠だけど、キャッチャーだったあの人。
優しい目が好きだった。
背が高くて、笑うと目がなくなる。
A組だった。私はB組。
彼は授業が終わるといつも廊下にいた。
私も教室が大嫌いだったから、すぐ廊下に出ていた。
酸欠になりそうな教室から飛び出て、廊下の窓から呼吸をしていた。
勘違いだと思うが、
時々彼と目が合った。
女の子に囲まれている彼に
最初は疑いの目を向けていた。
野球部のみんなで集まる時の彼は
どちらかというと真ん中より、少し後ろを歩いている。
それがまた好きだった。
背中が優しさで溢れていた 気がする。
地区予選だから、補欠の彼でも試合に出るはずだ…と失礼ながら、確信をもった私は
授業があるはずのその時間、空席ばかりの応援席に母と二人、目立っていた。
試合に出ていた彼の背中を見つめ、ドキドキし通しだった。
試合後、応援席に彼らは帽子をとり、頭を下げた。
その時ばかりは勇気をもって彼の目をじっと見つめた。
拍手で彼を讃えた。
翌日の高校で若干の…地味な評判が起きていた。
「あいつは誰の応援をしに、授業を休んだのだ」と。
照れている場合ではない。知らないふりをし通した。
可愛い子たちから、嫌な視線を受けた。
「ブスでも一生の一度の17歳の夏、謳歌しただけじゃん」
私は何一つ怯まなかった。
このおかげで今でもこの時期になると
素敵な思い出が胸を熱くする。
頑張れ野球部!!
熱く走るその背中をきっとみんなが応援してる!