ナナとアタシと···そしてヴェルと にゃん10 | 猫のいるしあわせ❤︎ナナとアタシと…そしてヴェルと

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愛猫の事をツラツラと書いております。
愛猫の事をただただ書き綴っております。
たまに画像を載せるくらいですが
猫さまの様子に共感して頂けると嬉しゅうございます。

猫の食事選びは大変。っと聞いた事があった。
種類を変える時も徐々に…
好みも見極めないと、戸棚がお気に召さなかったカリカリだらけになるとか。
ナナは朝はカリカリ、夜はウェットのご飯を召し上がる。
俗に言う「ねこまんま」は一度も食べたことがない。
仔猫の時から人間の食べ物にはほとんど興味がない猫だった。
お刺身が食卓に上がろうが、秋刀魚の塩焼が並ぼうが、
全く見向きもしないのである。
♪お魚くわえた~♪とは無縁である。
我が家では、基本テーブルに乗るのはNGとしているので、無闇に乗ったりしない。
それでもたまに乗る事がある。
叱りたいところだが、ちゃんと理由がある。
冬・部屋の中でテーブルの上が一番暖かそうだったり。
カーテンの隙間からスーっと陽がさしてる場所がテーブルの上なのだ。
夏・最もいい感じに涼しい所がテーブルの上だったり。
網戸の窓からの風だったり、エアコンの微風だったりがそよっと通る場所がテーブルの上なのだ。
あまりに的確過ぎて叱るどころか
感心してしまう。
時間が経てばより快適な場所に必ず移動するから
何時もそのまま見守る事にしている。
ナナ姫の快適センサーの場所が、人間の食事中のテーブル上だった時には
お皿を隅に退けてスペースを作って差し上げるのである。
そんなナナ姫に慣れているアタシは
すっかり油断していた。
黒猫仔猫のヴェル嬢はそうではなかった。
快適センサーより食べ物センサーの感度の方が抜群に良いのである。
ある日買ってきたあんドーナツをテーブルに置いておいた。
ちょっと離れて戻ると…無い!
テーブルのあんドーナツが無い!
何処?!うそっ?!
無残に床に落とされ、ビニールに歯型が。
ヴェル嬢のお口はほんのり甘い香り。
しくじった。うかつな下僕だ。
ある日は、夕飯に天ぷらを作った。
天つゆを用意してテーブルに並べた。
ちょっと離れて戻ると…んっ!
椅子から目いっぱい体を伸ばしぺちゃぺちゃと音をたててるヴェルが。
何?!うそっ?!天つゆ舐めてる?!
衝撃だった。
直ぐに抱きかかえ口を拭いて、
慌てふためいているアタシに満足気な視線を向けるヴェル。
またやられた。
いやっ、注意が足りないアタシがいけなかった。
ダメな下僕よ。
こんな事は小さな体には良いはずがないのである。
それからは、テーブルに食べ物出しっぱなし禁止。
食事の用意も椅子に座る寸前まで並べない。
買ってきたモノはとりあえず電子レンジへ。
お陰で我が家の電子レンジは食料倉庫化し
何時も何かしら食べ物が入っている。
本来の用途で使う時は大変なのである。