彼は秘密の女ともだち | フランス語学習ブログ
3日連続、映画館通いです。
明日はさすがに行かないけど、来週またフランス映画があるので行きます。

今日見たのは、フランソワ・オゾン監督、ロマン・デュリスが出ているというので期待して見ましたわ~恋の矢

なんでも、開演直前に知ったのだが、あの濃い顔のロマン・デュリスが、女装してる...?叫び
ロビーにあった、パンフレット、リーフレット、うちわ、ポストカード、全部ロマン・デュリスの口紅を引いた顔の写真キスマーク



ええー?!気持ち悪っ(笑)いや、女装するには何か理由がありそうだぞ。
リーフレットのあらすじをちらっと読むと、ヒロイン・クレール(アナイス・ドゥムースティエ)の親友ローラが亡くなり、残された夫ダヴィッド(ロマン・デュリス)が赤ちゃんの娘リュシーを男手一人で育てるため?

もしかして、母親の代わりとして女装するのかな?
でも、どう見ても女装が似合うタイプじゃないぞ。

「スパニッシュ・アパートメント」や「タイピスト!」その他数々の主演映画で見たけど、ひげも胸毛もすね毛もめっちゃ濃いやん(笑)

ともかく映画が始まり、親友ローラとダヴィッドの出会いから、ローラの葬儀まで...相変わらず濃い男性的な顔です。

で、死後1週間してクレールがダヴィッドと赤ちゃんの様子を見に行くと、そこには厚化粧で女装したダヴィッドがいたんですねガーン
うわー似合わない。失礼だけど、IKKOさんよりある意味ゴツイ(笑)

実はダヴィッドは、結婚前から女装の趣味があったそうで(でも、ゲイではない)最初は引いたクレールも、だんだんこの女装に慣れて行き、お互いにローラを亡くした悲しみから立ち直るために、買い物したり、外食したりして女友達として打ち解けて行きます。

ただ、クレールの夫のジルには真実を隠して、「ヴィルジニア」という名前の女友達がいるということにして、こっそり密会を続けるんです。

このジルがとてもいい人なので、クレールも良心が痛みつつも、ダヴィッドとだんだん親しくなるうちに、ある日...。

女装の趣味って最近日本でも多いのか、たまに街で見かけますが、やっぱり体格とか、顔の骨格の作りが男の人のままなので違和感があると思っていました。

でも、それだけじゃないんですね。ひげを隠すためか、化粧が濃すぎるんです。
ダヴィッドが自己流でメイクをするのを見て、クレールがアドバイスします。

マスカラが上手く塗れないダヴィッドに、クレールは教えます。

「右目は右手で、左目は左手で」

マスカラを持ち替えた途端に、上手にマスカラをまつげに塗ることができたダヴィッド!

えーっ。そうやったんかひらめき電球私も、両目とも右手で塗ってましたあせる(あまりマスカラ使わないけど。勝負の時しか、笑)

もしかしたら、私もマスカラ塗るの下手だし、化粧も超適当で5分もかけないから、女装した人と思われてたのかも(汗)
これから気をつけるよ!!ありがとう、クレール目

さて、クレールとダヴィッドが、ローラの家の別荘に旅行した時、二人は一線を越えそうになるんですが、そこにはもっと突拍子もない秘密が...。

(ネタバレになるので控えます。映画を見た人、果たして私の読みで正解かどうか語り合って下さい)

うわー、こんな展開があっていいんだろうか爆弾

昨日見た映画「ボヴァリー夫人とパン屋」より驚いたよ叫び

やっぱり、フランソワ・オゾン監督だなあ~。
いや、フランス映画の隠れた面白さって、こういう「大人オチ」に尽きますね(笑)
絶対、子供には見せられないわ。子供いないけど。
彼氏とも一緒に見たくないな。彼氏いないけど(笑)
うかつに、ブログにも感想を書けない...(って、書いてるけど)

とにかく、呆然としているうちに、クレールとダヴィッドの7年後の映像まで出て、それもはっきりした台詞や結論はないまま、観客の想像に任せられたまま、エンドロールになったのでした。

私はいつも、同じ趣味の友達がいないし集中したいため一人で映画を見るんですが、今日ばかりは終わった途端に誰かと語り合いたかったよーんドンッ

というわけで、いつか、誰か見たらメッセージで教えて下さいね!!

一人で映画を見た後は、カフェで落ち着きを取り戻します。
今日は、サンマルクカフェでアイスオーレだけにしよう...

と思いきや、何故か私が行く時いつも、焼きたてのチョコクロが出てくるんですね。陰謀だ。
新発売のオレンジチョコクロ。ついつい買ってしまいました(笑)



クロワッサンの焼きたての匂いにめっぽう弱い私~。
せっかく禁ミスドが続いているのに、代わりにチョコクロを食べていてはダイエットの意味がない。