ディレクターズカット版ムード・インディゴ | フランス語学習ブログ
急いで見て来ました。130分ものディレクターズカット版。

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まず思ったのは、オリジナル版って、冒頭(オープニングタイトル)からカットしまくってたんだなあ。
だって、水道の蛇口からうなぎが出てきて、「パイン味の歯磨きチューブ云々」って台詞がなかったから、おかしいなと前回感じてたんですよ。当然、ディレクターズカット版には入ってました。
やっぱりそれがないと、原作を読んだ甲斐がないですね。

ヴァンサン・ロティエに気づかなかったわけもわかりました。
今日見たら、教会の僧侶?修道士?(パンフレットには、僧侶とある)の3人組のセンターで沢山出ていました。コランとクロエが結婚式の前に子供達と走るシーンの後、教会の前でちゃんと目立つ役をしていたのに加え、なんとパルトルの講演会にも観客として出演していた...

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前回、ショートバージョンで見た時には結婚式とお葬式の時にちらっと出てきただけでした。
そりゃ気づかないわけだ。髪型が違うし、「ルノワール」の時より太ってたし。

今日覚えてるだけでも、オリジナル版(90分)になかったシーン。(ねたばれ注意)

・冒頭の、コランがまぶたを切って落とす洗面所
・オープニングタイトルで料理する時に冷蔵庫から野菜を出す前のシーン
・ネズミがシックが来る前に着替えをする
・イジスのパーティーで家に入ってからコランがイジスの洋服の背中に指を入れる
・スケート場での房取り競争で転倒したお客が大勢一掃される
・結婚式の前後のいろいろ
・クロエが病気をしてから、シックがお金を盗みに来る
・シックが工場で同僚をけがさせて死なせる
・クロエが亡くなる前にコランとアリーズが浮気
・アリーズがパルトルを襲撃
・シックの家が火事と水没、その他いろいろ
・クロエが亡くなる前後いろいろ

こう考えると、後半の悲しいシーン、ほとんどカットしてたんですね。
だから、今日見たのはとても悲しかったんだ...

でも、エンディングでちゃんと、オドレイ・トトゥがあのかわいいイラストのデザインをしたと書いてありました。

「ムード・インディゴ」は一度もかからなかったけど、最初の方でニコラがシックに初めて挨拶した時に「ミステリアスなシック」という字幕の台詞で、「ミステリアス」という意味の部分がたぶん「ムード・インディゴ」と言ってたような気がしました。
タイトルに込められた部分は、それだけ??

やっぱり、2回見て細かい部分までいろいろわかったので、両方見てよかったです。
これは、まだ何度も見たいのでDVDは買いかな。
でもディレクターズカット版でないと買わないよ~ん。

「A列車で行こう」を聞いたら、今後はこの映画の冒頭を思い出しそうです。
でも後半は悲しすぎるから見たくない(涙)

パンフレットも買えたし、原作も翻訳本も読んだし、映画は長短両方とも見たし、あとはサントラを買えば完璧なお気に入り映画だなっ。

今もまだクロエがきれいな声で「コラン、コラン」と歌っているのが耳にリピートしています。
あの場面が一番幸せでよかった...。

それにしても、シック、けしからん(怒)