もう一人の息子 | フランス語学習ブログ
今日は、フランス版「父になる」といいますか、イスラエルの福山君?が出ている、子供取り違え映画それも国境越え、それも敵国同士叫びの家族の葛藤を描いた話題作を見てきました。

「父になる」は見てないけど、こっちの方がパレスチナとイスラエルで戦争が絡んでいるから深刻そ~~。
でも、フランス語とヘブライ語と英語を織り交ぜた作品なのでおもしろそう。

結果。意外に暗くなくてとてもさわやかでした音譜

子供同士が取り替えられたと知った時、お互いの父親同士の方が取り乱すものなんですね。
本来ならお腹を痛めて産んだ子供が違うと知ったから悩むはずの母親同士はすぐ仲良くなって、事実を早く受け止めるんです。

で、親同士が子供に伝えるべきかどうかで考え抜くわりに、いざ会ってみると、子供同士の方がすぐにうちとけて、その結果、親同士も仲良くなるのだ。
敵国同士なのに、通行証バンバン発行して、互いに交流しまくり。
国対国は戦っているけど、家族は結構心が通じ合うものなんだチョキ

兄さん一人がぷんすか怒ってたけどプンプン

いやー、国なんて関係ねえ!!(by 小島よしお←アングルのバイオリン、まだ言っている)
人間は一つの家族だね。感動したよ~ん。

パレスチナの家族の方の子供はバカロレアに合格して医学部入学が決まっているほどの秀才。(でも、国が政情不安なので不景気で貧乏)
イスラエルの家族の方は、そこそこ裕福だけど、ユダヤ人で子供はミュージシャン志望。

どちらの人生を選択するかは、子供自身が一番悩むところだが、結末はいかに?!

お互いの家族同士、フランス語が共通語となってたどたどしいながらもちゃんと直接意思の疎通ができるのが感動的でした。
アラビア語やヘブライ語も出てきたけど、フランス語が架け橋となるのだ。
あーやっぱりこういう時に、フランス語をやっててよかったね~としみじみ思います。
アラブ諸国やアフリカ大陸では、結構英語よりフランス語の方が公用語になってるんですよね。

敵国同士でも、フランス語があったからこそ、子供を取り違えた家族が通じ合えるのは素晴らしいクラッカー

ヨセフが病院で言った最後の台詞が泣かせました。