2週間ぶりの更新です。サボっているうちにブログの写真貼り付け方法が変わって不便になっている!ちゃんと反映されるといいのですが。


写真は母から送られて来た軽井沢の紅葉の写メ。見事なもみじですよね☆
マイ母、なかなか写真が上手だと思います。

宮崎は自然の豊かさでは遥かに勝っていますか、温暖な為、美しい紅葉はあまり楽しめません。特に赤い葉っぱの色付きはほとんどお目に掛かれません。平野部ではイチョウがどうにか紅葉するぐらい。














紅葉は今一つな宮崎ですが、その代わり、そちこちで様々な柑橘類が色付き始めました。これは友人宅にあるみかんの木……普通のみかんでしょうか?
これよりもひと回り小振りで、色付きが少し遅い小みかんを毎年分けて貰っています。小みかんは小さくて種も多いのですが、香りが非常に強くて美味しいのです。剥いた皮は乾燥させて陳皮としていろいろな料理に活躍します。


我が家の橙など、その他の柑橘類についてはまた次回に。
















庭の木々の間から見えた粉雪のような雲。

冷たい青空によく映えて綺麗です。
こうして、電線や建物に切り取られない空が眺められるって幸せ。


前回記事にもたくさんのコメントをありがとうございました☆
マガリちゃんの命日に、高倉健さんも逝かれました。なんと、森光子さん、それにクレイジーキャッツの桜井センリさんも11月10日が命日。さすがはマガリちゃん、大物と同じ命日だ!

お笑い話はやっぱり楽しいですね!
遅くなりましたが、お1人ずつお返事を書いたので覗いてみて下さい。


お笑い話の続きみたいになりますが、先日のこと、カレーを作ってくれたpopさんが「前夜祭、前夜祭」と言っているので、「明日って何かあったっけ?」と聞いたら「全野菜」でした。普通に野菜カレーって言えばわかるのに!
前夜祭カレー(笑)、翌日も美味しく頂きました。
















庭を探索するへんこ。食材探しの天才です。
最近、物陰から私の足に飛び掛かる真似をする遊びがブーム!もしや私も狙われているのでしょうか(笑)














さて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。
今月のテーマはフォーレ、ご存知でしょうか?フランスの作曲家です。

素晴らしい曲をたくさん書いているにも関わらず、何故か後輩のドビュッシーやラヴェルに比べるとマイナーなイメージです。
まずは有名どころをご紹介。



◆フォーレ:パヴァーヌ(ベルリンフィル/サイモン・ラトル指揮)


https://www.youtube.com/watch?v=HhiVuIRw4tM



どこかで聴いた事があるでしょうか?たとえ初めて聴くとしても、わかりやすい音楽で聴きやすいですよね。
今回はご紹介を省略しますが、有名な「夢のあとに」もフォーレの作品です。





◆フォーレ:シシリエンヌ(チェロ:ゴーティエ・カプソン/ピアノ:ミシェル・ダルベルト)

https://www.youtube.com/watch?v=VJNsA67hVzg



こちらはいかがでしょう?一度は耳にした事があるのではないでしょうか?
先のパヴァーヌもそうですが、魅力的なメロディです。こんなにキャッチーな作品を書いているのに、どういうワケかマイナーイメージのフォーレ。
この、ヴェールのような靄の掛かったソフトフォーカス気味の柔らかな音楽が醸し出す高貴な香りこそ、フォーレ最大の魅力だと思います。


この曲はペレアスとメリザンドの中の1曲、シシリエンヌ。
オーケストラはもちろん、フルート&ピアノ、フルート&ハープ等、様々なバージョンで親しまれています。
いずれのバージョンにも数々の名演がありますが、今回はチェロ&ピアノをチョイス。ピアノのミシェル・ダルベルト、知的ウィットに富んでいて割りと好きなので。
それにしてもこのピアノの椅子、凄いですよね!学校の体育館に並べてある折り畳み式の椅子みたいです。しかもダルベルト、背もたれに寄りかかり過ぎ(笑)
どれだけリラックスして弾いているのでしょう!











フォーレを堪能するノアゴン。渋い!





◆フォーレ:ドリー(ピアノ:ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタン&アンリエット・ピュイグ・ロジェ)


https://www.youtube.com/watch?v=k2UFBKdFRAQ


①子守歌
②ミアウ
③ドリーの庭
④キティーヴァルス
⑤優しさ
⑥スペインの踊り


フォーレの音楽は、大人の音楽で難しいと言われるのですが、こんなに可愛らしい曲だって書いています。ピアノ連弾組曲「ドリー」、これもフォーレの代表作の1つです。第1曲の子守歌はCM等にもよく使われるので皆さんご存知かもしれません。

フォーレの愛人とその子供(フォーレの子供だったと言う説も)の為に作曲された曲で、日本人の感覚からすると不道徳にも感じますが、作品は子供に注がれる豊かな愛情に満ちています。無邪気で元気いっぱいな子供の様子が楽しい作品です。


ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタン&ピュイグ・ロジェの演奏でどうぞ。
フランス女性2人による演奏、フランスらしい軽やかさと、女性らしい優しさに溢れた演奏です。ひとときも「どっこいしょ」と腰をおろすこと無く、常に流麗に進む演奏はフランス人ならでは。
ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンは5人の子供の子育てで何十年も演奏活動を休止した人ですが、この演奏にもそうした母性愛を感じます。柔らかであたたかな慈愛あるジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンの音色はフォーレにぴったり!

一方のピュイグ・ロジェは、日本にもたくさんの優秀な弟子を輩出した教育者として知られていますね。完璧なサポート、香り立つような雰囲気作り、さすがです!



ずっと前のこのコーナーでご紹介したジャクリーヌ・ボノー&ジュヌビエーヴ・ジョワの演奏(←演奏、リンクしてますので聴き比べにどうぞ)も素晴らしいのですが、同じフランス女性2人でもタイプがずいぶん異なるものですね。この2人の演奏は強いフランス女性の溌剌としたエネルギーに突き動かされています。ちなみにジュヌビエーヴ・ジョワは、作曲家ディティユー夫人でもありました。



◆フォーレ:無言歌 op.17-3(ピアノ:ジャン・ドワイアン)


https://www.youtube.com/watch?v=W-c1Sq5ADOo



フォーレは生涯を通してピアノ曲を作り続けました。中でも全13曲を残している舟歌は特別ですが、8月のこのコーナー「舟の音楽」でご紹介したばかりなので、今回は短くて親しみ易いこちらを。
フォーレの無言歌、これまた柔らかな雰囲気ですね。ジャン・ドワイヤンの率直な演奏でどうぞ。


私の個人的な意見ですが、フォーレほどフラット系の曲が似合う作曲家は居ないと思います。シャープ系の曲が最高に似合うラヴェルとは真逆。少々マニアックな話かもしれません。
もう少しわかりやすく言い換えるならば、ラヴェルは透明感の溢れるクリスタルガラスの冷たい輝き、フォーレはコクのある飴色の木目の柔らかい艶と言ったところでしょう。










◆フォーレ:ノクターン 6番
(ピアノ:マルグリット・ロン)



https://www.youtube.com/watch?v=_PVNtMQ5THY



真打ち登場!今回の一押しがこのノクターン。
のっけからなんと美しいことか!美意識の強かった作家マルセル・プルーストがフォーレの音楽に耽溺していたと言うのも頷けます。プルーストとフォーレは文通をする仲だったそうですが、おホモ達ではありません(笑)
フォーレは女性関係は享楽的でしたが、男性には興味がなかったようです。




フォーレとは喧嘩するほど仲が良かったマルグリット・ロンの演奏でどうぞ。
美しいだけではなく、深いエネルギーが奏でる調べは力強くもあり圧巻です!
紡ぎ出される音が、もぅ~~いちいち琴線に触れます!感動の波が次々と押し寄せます。
マダム・ロンのタッチ、かなり強い指だとよくわかります。テクニックも強い。
多分、信念も気も強い女性だったはずです。
強いヴァイタルを感じる深いタッチ、フォーレで最も真価を発揮していると思います。













フランソワをはじめ、多くのピアニストを育てたフランスを代表する教育者でもあるマルグリット・ロン。↑先の「ドリー」のジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンや、↑無言歌のジャン・ドワイヤンもマダム・ロンの高弟子です。


この写真は、ロン=ティボーコンクールのプログラムの最初に載っていたポートレート。
フランス版 岸田今日子に見えるのは私だけでしょうか?(笑)












こちらもロン=ティボーコンクールの冊子より(ちなみに、私が渡仏した98年の物)。
マダム・ロン、ラヴェルとも仲良しでした。あのト長調のラヴェルのピアノコンチェルトはマダム・ロンに献呈されています。
フォーレやラヴェルと触れ合えただなんて素敵な時代です。
ラヴェルが小柄なのか、マダム・ロンがふくよかなのか微妙な写真ですが(笑)



余談ですが、マルグリット・ロンの名を冠したロン=ティボーコンクール、現地フランスで「ロン=ティボーコンクール」と言っても全く通じません。思いっきり???と言う顔をされました。

そもそもロン=ティボーコンクールは、ピアノのマルグリット・ロンとヴァイオリンのジャック・ティボーによって創設された国際コンクールで、ピアノ部門、ヴァイオリン部門、声楽部門の3部門がパリで開催されています。声楽部門が加わったのはつい最近で、かつてはピアノとヴァイオリンの2部門が同時に開催されていました。しかし、80年頃からは財政難により1年に1部門ずつ……つまり1つの部門が3年に一度と言うサイクルで各部門が交代で行われています。そのせいでしょうか、80年頃を境にコンクールの質やレベルが全体的に落ちた感があります。歴史ある国際コンクールですが、システムやスポンサーがコロコロ変わり、迷走している感は否めません。天国のマルグリット・ロンとジャック・ティボーが見たら嘆くかもしれませんね。

まぁコンクールの中身の云々はさておき、ピアノ部門は「マルグリット・ロンコンクール」、ヴァイオリン部門は「ジャック・ティボーコンクール」と言えば通じます。ロン=ティボーコンクールと言う呼び方は便宜上、日本だけで使われているのではないでしょうか。



閑話休題。
数多くのフォーレ作品をレパートリーにしていたマルグリット・ロンが最も評価し、愛してやまなかったのがこのノクターン6番です。マダム・ロンだけでなく、数々のピアニストを虜にして来た極上の美に心を奪われます。フォーレの魅力を最大限に伝える、フォーレエキスが凝縮した作品かもしれません。
香り高いフォーレの世界、お楽しみ頂けますように。













近所を散歩中に見付けたピンク色の実。
なんと言う植物なのだろう?