「庭で、ほぼ透明な糸とんぼが居たのを発見したよ!」
と言う私の報告に、何やら物凄くシャキーンとしているノアゴン。
ほぼ透明なので写真にも撮れない、まさに幻の糸とんぼでした(笑)













小町猫へんこ。色白美人ですよね。
最近、「へんこ小町」と呼ぶとちょっと嬉しそうに返事をするようになりました。

それと、小鉢にお水を入れて置いたら、用心しつつもちゃんとそのお水を飲んでいました。
そして「フレッシュなお水を置くなんて、あなた割りと気が利くわね」とでも言いたげな目で私を見ていました。
こうして少しずつ距離が縮まって行くのかなぁ。
スーパームーンの晩以来、星空散歩にはついて来ていないんですけどね(笑)
この気紛れさもまた魅力だったり。













こちらはムーミン谷の住人、リトルミイ似と公認(!?)されたバージュ。

前回記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。
ムーミンのスカーフ、可愛いですよね♪可愛いのに幼稚にならないあの世界、北欧ならではですね。

籐のバスケットもお洒落ですよね。インテリアにもなってしまうところが凄い!
パリ時代に使っていたノアゴンのキャリー用ケージが籐で出来た物だったのですが、それを思い出して懐かしかったのか、撮影中、しきりに頬擦りしていました。ムーミンのスカーフも覗き込んでいましたが、ノアゴンが撮影に参加して来るのは珍しいことです。
いつも「参加型猫バージュ」の独壇場ですから(笑)

yanokoさん、最後に地元オーケストラとの共演と言う餌で釣る講習会、ありますよね!それを経歴に書きたいが為に大枚を出してしまう方も足元を見られているんですけどね。
講習会も内容や主催者、仲介者を含めた見極めが大切ですね。













また嬉しいプレゼントが♪

去年も頂いた、はるかさん(←リンクしてます)のお父さん渾身の作の赤紫蘇らっきょう!
もう、見た目からして鮮やかで綺麗ですよね!
我が家の甘酢らっきょうも拘りが詰まっていますが、それだけにこの赤紫蘇らっきょうもどれだけの時間と労力が掛けられているかよくわかります。
popさんが、らっきょうソムリエの顔になって食べ比べていました。
そして、はるかさんのお父さんとらっきょう漬けの極意を語り合い、情報交換してみたいものだと言っていました(笑)
赤紫蘇らっきょう、爽やかな紫蘇の香りが美味しい♪















赤紫蘇らっきょうと共に、楽しい猫グッズもぎっしり詰まっていました!
この黒猫さん、ハンガー付きで、ぶら下がりタオルになるのですが、勿体無くてタオルとしては使えず飾っています。

猫の洗濯ばさみは、いろんな猫ブロガーさんのところで見て、ずっと欲しいと思っていた物。遂にうちにも来ました♪













それから、肌触りのいい猫Tシャツと、猫靴下……











まだまだあります。
黒猫の文具も。
封筒の黒猫さん、ちょっとノアゴンに似ているように見えます。
一気に猫グッズが増えて嬉しい♪

実はもう1つ、黒猫の目薬ケースも頂いたのですが、popさんが
「これ、小銭入れに丁度いいね……うんうん、これならばサイズが……ムニャムニャ」
とか何とか言いながら、瞬く間に横取りされてしまったので写真に撮れていません!

猫の顔の小銭入れを持つ50歳の男性って……どうなんでしょう(笑)
そもそも、男性って小銭入れをあまり持たない気がするのですが、いかがですか?

はるかさん、お父さん作の貴重な赤紫蘇らっきょう&たくさんの猫グッズをありがとうございました!












さて、月末恒例のお薦めクラシックコーナーです。
今月は、tachibanaさんからリクエストを頂いた「船の音楽」がテーマです。
船に関連したピアノ曲、考えてみたら意外とたくさんありました!飛行機移動が当たり前になったのはまだここ数十年ですから、昔の人は現代人よりも船に乗る率が高かったと言うのもあるのかなぁ?

しかもいずれも雰囲気ある曲揃い。船酔い注意でお楽しみ下さい(笑)

まずは、ピアノ曲の中で最も古い舟歌から。







◆メンデルスゾーン:無言歌より「ヴェネチアのゴンドラの歌」


メンデルスゾーンの無言歌集の中に、ヴェネチアのゴンドラの歌と命名された曲が3曲あります。
3曲とも2~3分程度の小品です。
今や観光の名物になりましたが、ヴェネチアのゴンドラ漕ぎってメンデルスゾーンの時代から居たのですね。たゆたう波間を行くゴンドラの揺れ、見事に表現されています。
それにしてもこの漂う哀愁はなんでしょうね!
ゴンドラ漕ぎは陽気にカンツォーネなんかを歌いながらやっているイメージですが、実は哀しさを秘めているとメンデルスゾーンは感じたのでしょうか。
ヴェネチアと言うと、名匠ヴィスコンティの「ヴェニスに死す」を真っ先に思い出す私ですが、あの付きまとう死の影の暗いイメージともどこか重なります。名優ダーク・ボガード迫真の演技と人間離れした美少年、それにマーラーのアダージエットの効果も手伝って素晴らしい映画だと思いますが。

前置きが長くなりましたが、メンデルスゾーンのヴェネチアのゴンドラの歌3曲、初めの2曲はフランスの女流ジネット・ドワイヤン、最後の1曲は日本の女流 田部京子さんの演奏でどうぞ。
ジネットはなんと安川先生とパリ時代の同級生、サバサバとした潔い性格だったそうですが、演奏も自然体で粘っこくなく、伸びやかな弾力性を感じます。
田部さんは、小品の扱いがとても上手だと思います。大人の情念をシットリとたおやかに☆



♪op.19-6 (ピアノ:ジネット・ドワイヤン)


https://www.youtube.com/watch?v=dF8uwOU9kWk



♪op.30-6 (ピアノ:ジネット・ドワイヤン)



https://www.youtube.com/watch?v=eCGqRejV_E0




♪op.62-5 (ピアノ:田部京子)



https://www.youtube.com/watch?v=4HfOInrbf7U







◆ショパン:バルカローレ(ピアノ:リパッティ)


舟歌の代表と言えば間違いなくこの曲でしょう。このバルカローレは、気持ちの良い航行ですね。メンデルスゾーンの舟歌が各駅停車の鈍行ならば、こちらは快速電車と言う感じでしょうか。
ショパンがジョルジュ・サンドと共に、療養の為、マジョルカ島へと赴いた船旅を描いていると言われます。
心地よく滑り出す船出、穏やかな航行……しかしこの時、ショパンの病状は最悪で、サンドとの関係もギクシャクしていたとか。
ポロネーズの中で、戦いと怒りと悲しみの世界から突然、懐かしき平和な頃の故郷ポーランドの回想に浸る場面がよく出て来ますが、このバルカローレの場合、ある意味の現実逃避と、華麗なるパリ時代の懐古、それにマジョルカ島での療養に最後の望みを託した切なき願望が表れているのかもしれません。現実には、マジョルカ島での生活は平穏とは真逆のものとなるのですが……


もはや私があれこれ説明する間でもない名曲です。
立て板に水の如く淀みのない美しい流れのリパッティの演奏でどうぞ。若くして病に蝕まはれ、死と隣り合わせの天才と言う点で、ショパンとリパッティは似ていますね。

演奏とは関係ありませんが、動画の最初の画像、ベイシュタインを弾くリパッティの手が映し出されていますが、リパッティの手ってかなり大きいのね~!と思ってしまいました!




https://www.youtube.com/watch?v=QG5nREXB3ag











この素敵な月の舟の絵は、popさんの友人アンドレが結婚した際のお祝い返しに、奥様のアンナさんが描いた絵。幻想的で色使いも綺麗で気に入っています。
アンドレは映画制作者で、popさんがパリに渡る前からの友人。制作費わずか100万ほどで撮った″C′est arrive pres de chez vous ″(邦題は「ありふれた事件」) が、フランスやベルギーで記録的な大ヒットとなり、一作にして悠々自適な生活に入ってしまいました。アンドレはこの映画の3監督の一人ですが、未だに日本を含め、世界でコアなファンが語り継ぐ作品です。
映画の内容は相当ドギツイのですが、アンドレは面白くおおらかで、popさんの事をとても気に入っていて、パリに住むようになってからはよくアパルトマンに招いてくれたそうです。しかし、ロシア系の奥様アンナさんとの間に子供が出来ると、「パリは子育て環境に向かない」と、貴族の家系のお父様が所有する地方のお城に引っ越してしまい、すっかりパパ一色になってしまったとか。


と言うワケで(!?)、ここからはフランスの船旅を。



◆フォーレ:舟歌 第1番(ピアノ:アルベール・フェヴェール)


舟歌で忘れてはならないのがフォーレ。
何故なら、生涯を通して舟歌を作り続け、全13曲もの舟歌を残しているのです!
こんなに多くの舟歌を、しかも一生涯に渡り書き続けた作曲家は他にいません。
今日はその全13曲の中から、記念すべき第一作を。マルグリット・ロンとギーゼキングの弟子だったアルベール・フェヴェールの演奏が最も雰囲気が良かったのでお聴き下さい。
フォーレの舟歌、良いと思いませんか?
ちょっとアンニュイに物思いに耽りながらのたゆたい、叙情的で色彩感も大人っぽい!まさに大人の音楽です。
 
この舟歌でフォーレの魅力が垣間見られるかと思いますが、ドビュッシーやラヴェルに比べて認知度があまりにも低くて残念なので、また改めてフォーレ特集をします。



https://www.youtube.com/watch?v=s-hHdQ8FXTM





◆ラヴェル:洋上の小舟(ピアノ:フランソワ)


最後はキラキラと輝く大波に乗りながらコメントでも書きましょう(笑)

この曲の私が持つイメージは、↑アンナさんが描いた月の舟の世界ととても近く、夜の月明かりに煌めく波間に小さな舟が連れて行かれる、現実ではない幻想の世界。幻想の世界なので、どんな大波にも小舟が飲み込まれたりはしないのです。船酔いもしません(笑)




https://www.youtube.com/watch?v=KZe6hmhkPN8




この他にも船に関連したピアノ曲として、チャイコフスキーの四季「6月」の舟歌、リャードフの舟歌、シューマンの子供のためのアルバムの水夫の歌、サティのスポーツと気晴らしの中の「ヨット遊び」、ドビュッシーの前奏曲第1集の「帆」、「喜びの島」も恋人たちのシテール島への船出を描いています。
殆どの曲に、ほの暗いメランコリックな波が揺れているのが興味深いです。


船の音楽、お楽しみ頂けたでしょうか?
皆さんはどの舟歌がお好きでしたか?










~おまけ~

マンゴーのおじさん、残り少なくなって来たライチを収穫中。
肺炎から復活して太った75歳です(笑)