蒸し暑い日本を脱出して、ギリシャの島々やイタリア各地、そしてクロアチアを旅して来たpopさんのバレエのおばちゃんからのお土産が送られて来ました。
ギリシャのコルフ島のオリーブオイルとオリーブ石鹸、イタリアのバジルとペペロンチーノミックスハーブ。
オリーブオイルはエクストラバージンと書かれていますが、見ての通り、遮光でもなければ瓶でもない、チープなプラスチック容器入りなだけあり、超フツーでした(笑)
香りもあまり無いので、火を通す料理に使っています。
石鹸もコルフ島の物で、パトーニスと言う古くからある石鹸工場で、オリーブオイル8割、パームオイル2割で作られています。
あまり香りがしませんが、どんな使い心地かなぁ?

イタリアのバジルはさすが!香りがとてつもなく強い!
ペペロンチーノの袋に書かれている青いボールペンの字、いかにもヨーロッパ人らしいクセ字にニヤリ。
美しい字を書こう、丁寧に字を書こうと言う意識、ヨーロッパ人には殆ど無いようです。皆さん、かなりの激しいクセ字で、フランス時代、読むのにとても苦労しました。字だけでなく、数字まで自由過ぎて読めない事も!
またいずれ、どんなに凄い自由度かご紹介します。


日本人のように「美しいペン字講座」とか絶対にやらない、やれないと思います。お手本をなぞるとか、意味不明だと思うに違いありません。
美しい字でなくてもイイけれど、せめて他人が見て読めるよう努力して欲しい!と、何度も思ったものです。解読出来ず、推理に費やす時間と労力、今となってはちょっぴり懐かしいですが。












バレエのおばちゃんの今回の旅は、10日間のクイーンエリザベス号でのアドリア海クルーズでした。
本当は宮崎に来る予定だったんですけどね。すっ飛んで歩く73歳、やっぱりぶっ飛ぶ方を選択(笑)
写真は、クイーンエリザベス号で出されたと言うイギリス製の様々なフルーツのジャムや蜂蜜、ドライフルーツやナッツ等。

バレエのおばちゃんと同じく、関西在住の方が「Yちゃん、何をボヤッと戻しとるんや!持って帰れる物はみんな持って帰らな大阪人やないで」と諭され(!?)、それまで残して返していたこうした物をキープし出したのだそうです。

豪華客船の中にあっても「タダで貰える物はもちろん貰う」と言う大阪人の鉄の魂は団結するのですね(笑)











屋根の上で笑うへんこ。


前回記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。
私が、梯子に登って、屋根の上のへんこを撮っていると書いたものですから、皆さんに「梯子から落ちないで!」とご心配いただき恐縮です。
梯子と言っても、安全ロックの掛かった脚立のてっぺんに座って撮っているので、安定感は大丈夫です。最近、高所恐怖症が殆ど無くなったのも幸いしています。もちろん、目が回って気持ちが悪くなるジェットコースターとかはダメですけれど!
その代わり、閉所恐怖症が強くなってしまいましたが。故に、観覧車もダメ。考えてみたら遊園地の乗り物系、ほぼ全滅です。回転する物はすぐ目が回って酔うので、結局お化け屋敷ぐらいしか健全に楽しめない(笑)













安心しきって毛繕いを始めるへんこ。

恐らく今まで完全に野生状態で、人と接した事が無く、人間とどう付き合ったら良いのかを知らないへんこにしてみれば、随分と気を許してくれているのだと思います。
少し前までは、すぐさま姿を隠す臆病ぶりでしたから。

屋根には車やエアコンの室外機から飛び乗って居るのを目撃していますが、他にも幾つかルートがあるようです。













肉球に注目!
全体が白い猫なので、ピンクの肉球だと思っていたら、ピンクと茶色の斑模様でした!
我が家はノアゴンもバージュも真っ黒な肉球ですから、ピンク肉球に憧れがあり、へんこに期待がかかっていたけれど残念(笑)













夏でも私にくっ付いて眠る寒がり屋バージュ。
暑いけれど可愛いです♪

風の音楽も涼んで頂けたようで嬉しいです。
音楽って、色彩感だけでなく、温度や香りと言った目には見えない物まで如実に伝えてくれるのですから凄いですよね。音が五感に働きかけ、どんな体験でも出来、どんな景色も見せてくれる……音楽があればどこの国のどの時代へもひとっ飛び。どこでもドアですね!
旅行よりも、映画よりも想像力を豊かにしてくれると思います。

そよ風から吹き荒れる強風まで、実によく表現されていて面白いですよね!
yanokoさん、コルトーのお嬢さんの存在、全く知りません。是非!

素晴らしいリスト演奏のラザール・べルマン、あの地鳴りのように轟く音、生で聴いてみたかったものです。


それから貝殻拾い、やっぱり楽しいですよね!
人間は作物の収穫に喜びを覚え、本能的に落ちている実を拾い集めようとする(例えそれが食べられない実でも)性質があるとか。貝殻拾いもそれと似ているのかもしれません。

それにしてもYORIKOさん、宮崎で産卵した海亀がメキシコまで泳いで行くとはビックリです!

















おじさんのマンゴー、前回記事にご紹介しましたが、やはりマンゴーを切らした2ヶ月分の皺寄せは大きく、常連さんの注文だけでいっぱいいっぱい!私も親戚や友人に予定していた通りには送れないほど。

しかも秋に収穫予定だった分のマンゴーが、スリップスにやられてしまい全滅!
秋マンゴーは初の試みだったので、マンゴー栽培歴30余年のおじさんも
「まだまだわからん事があるもんじゃね!勉強じゃ」
と。
そんなワケで今年はネット注文を再開できぬままマンゴーもオシマイ。










その代わり、ライチは8月いっぱいまでありそうです。
これがまたプルンとジューシーで甘い、美味しい!まるでコラーゲンゼリーのようです。楊貴妃が愛したと言うのも納得です。パクパク食べて美肌美人になれるかなぁ!















さて、今日はフランスでのピアノの夏期講習(スタージュ)の思い出を。
私が初めてピアノの夏期講習を受けたのは中2の時。前にも少し書いたと思いますが、桐朋の夏期講習でした。
これがピアノはもちろんのこと、ソルフェージュや楽典など、全科目が試験で細かくレベルごとにクラス分けされ、とても内容の濃いレッスンが行われ、充実した夏期講習でした。朝から夕方まで濃密なスケジュールが組まれ、私は毎朝、高崎から通っていた事もあってクタクタでしたが、本当に楽しくて仕方ありませんでした。お友達がたくさん居たのも手伝って、大学生活の疑似体験をしているようなワクワク気分でした。

我が家の財政事情では私立の桐朋には行かれませんでしたが、本当にイイ学校、楽しい学校だと思いました。



今回は、フランスで初めて受けた夏期講習=スタージュのお話。
私がパリでの留学生活をスタートさせる直前、スペインに程近いビアリッツでのスタージュでした。
ビアリッツは明るい太陽と海、それにカジノが売りの大人のリゾート地。バカンス真っ只中でしたから、海も、海浜のレストランも賑わっていました。

写真は、そのビアリッツの街中で購入したシルクのスカーフ。10代の時に買ったスカーフを未だに使っている物持ちの良い私(笑)

ブランドショップやお土産屋さん等、たくさんお店はあった筈ですが、まだフランス語が殆ど話せなかった事もあり、夜冷え対策に買ったこのスカーフしか買い物はしませんでした。
いろんな意味で苛酷なスタージュだったせいも多分にあるのですが、唯一の思い出の品となりました。






スタージュは、マダムDとマダムLのベテラン教師2人のピアノレッスン+彼女らの子分っぽいおとなしいマダムのソルフェージュレッスンと言う内容。
私は日本での先生が、パリ留学時代にマダムDに非常にお世話になったと言う事で勧められるがままに受講したのですが、他の受講者も日本人の女の子ばかり!フランス人は2人だけ。
事務局があって、大々的に運営されている名の知れたスタージュとは違い、ごく個人的なスタージュなので皆さん、何かしらのルートがあって来ているようでした。過半数が関西の子と言うのも、しがらみを感じました。





それはまぁイイのですが、まず最初に行われた受講料の支払いが衝撃的でした。
通常、きちんとしたスタージュだと、申し込みの際に口座振り込みをするか、カード決済、あるいは小切手での支払いです。
あちらはカード社会と言うこともあり(私は小切手が好きでよく使いましたが)、数万円と言う額を現金で支払う事はまずありません。
それがスタージュや、学校の年間授業料のように10万を超す額ならば尚更です。
まず、そんな大金を現金で持ち歩くこと自体が危ないですし。

ところが、このマダムD&Lのスタージュは、現地で現金払いせよとのお達し!
お陰で日本人の女の子たちが、みんな現ナマをビアリッツまで携えて来たのです。危ない!
私はパリでの生活の準備をし始めたところだったので、パリから入りましたが、そのような大金を持ち歩くのは初めてでした。
これは明らかに、マダムD&Lの税金対策だと、10代の私でもわかりました。この時点で、受講生の危険も顧みず、がめつい人だと思いましたが、この後、更なる衝撃映像が!







受講生は名簿順に1人ずつマダムD&Lの宿泊するホテルの一室に呼び出され、入って行くと2人のマダムがベッドに座って待ち構えており、現ナマを凄い勢いで数えるのです!しかもこれが、指をベロッと舐めて数えるものですから、何ともイタダケナイ画。
その上、ベッド上には、既に呼び出された受講生の支払った札束が散乱!
金の亡者、と心の中で呟きました。70歳のマダム達でしたが、シンデレラの意地悪なお姉さん達を彷彿とさせました。

もう、人格は見え見えです。なんの期待も出来ない、その場で帰りたいと思いました。
もしも場所がパリだったら、本当に帰っていたかもしれません。
でも、場所の問題だけでなく、日本でのご紹介くださった先生の顔もありますから、勝手な事も出来ませんでした。










宿泊施設もいかにも安普請な宿舎で、マダムD&Lのホテルとは全く違いました。
3人部屋でしたし、殺風景でフランスらしい趣の欠片もありませんでした。
設備も古くて最悪、取り分けシャワーは酷かった!バスタブはもちろん無く、立つのがやっとの狭いシャワー室。清掃も行き届いておらず、すぐに排水溝が詰まる!
極めつけは、お湯を沸かして溜めてあるタンクがとても小さく、このタンクの中のお湯を使いきったら水しか出ません。次にタンクの水が沸くのは数時間後。
その僅かなお湯しか使えないシャワーを、受講生何人もで分け合わなくてはならないのでそりゃ大変です!
スケジュールの都合と宿舎のルールで、みんな夜の決まった時間帯しかシャワーに入れないので、次にタンクの中のお湯が沸くのを待ってなど居られません。
殆どが海外生活の経験ゼロの、綺麗好きな日本人のお嬢さん達。私も当時はそうでしたが、髪の毛も多くがロングヘアー。

1人当たり3~4分で、いかに効率よく洗い流すか?
まさか高級リゾート地ビアリッツで、シャンプーもまともに流し切れないシャワーに悩まされるとは思ってもみませんでした。

食事もまさに給食のような素っ気ないプラスチックのトレイと食器に美味しくも何ともない物が大きな食堂で出され、これでも美食の国フランスの食事かとびっくり。

宿舎には、私たち受講生以外にもスポーツの研修か何かの団体など、大勢の人が泊まっていましたが、一度、大食堂で、椅子に掛けていた受講生仲間のバッグが盗られそうになり、それからはセキュリティにも注意が必要になりました。
3人部屋なのに鍵は1つ、3人それぞれレッスン時間が違うので、いちいち鍵を掛けるのは不便な事この上なしでしたが、泥棒に入られては困るので綿密な相談・計画が毎日の習慣になりました。
宿泊費は受講料からピンはねされたので詳しくはわかりませんが、かなり安い宿舎だった事は間違いありません。









そして肝心のレッスン。
これがまた想像以上な出来事が連発!
まず、私がパリに住むと聞くや、いきなり自分のレッスンを受けに来いと猛アタック。
私が
「エコールノルマルでもメルキ先生に教わる事になっているので……」
と、遠回しに断ると、激しく目を見開き
「マダムメルキはゼロよ、ゼロ!」
と罵りました。
こちらがこれから教わろうとしている先生の事を罵るって、本当に凄い人格。そこまでしてレッスン代を稼ぎたいのかと思ってしまいました。

私はビアリッツのスタージュを受ける前に、メルキ先生にお会いし、住むアパートまで手配して頂いていたので、
「マダムメルキはあなたと違って非常にチャーミングで温かく、朗らかな魅力に溢れたマダムでしたが……」と心の中でまた呟きました。

レッスン自体も、自分の趣味志向や、指使いまで無理矢理に押し付ける方式。最早、反発しか覚えませんでした。













ガオーーー!


その結果、スタージュ最終日に行われる終了コンサート直前のレッスンで事件は起こりました!
私はそれまで、ショパンのスケルツォ4番でレッスンを受け、終了コンサートでももちろんこの曲を弾くことになっていましたが、
「あなたは私が言った通りに弾かないから、この曲は終了コンサートで弾かせない。何か他の曲を弾いて」
とヒステリックに言われたのです。終了コンサートまで2時間ほどしか無くなってから、いきなりコレです。
さすがにこんな仕打ちを受けたのは、全ての受講生中でも私だけでした。

「ならば3度のエチュード(ショパンエチュードの中でも最難関とされる曲)を弾きます」
と、私もタンカを切りました。
そして、2時間で調整し、1つのミスも無く弾き切り、聴きに来ていた聴衆から拍手喝采を浴びました。
どういうつもりか、マダムDも満面の笑みでブラボーと。

スタージュで一度もレッスンを受けていない曲が、スタージュの終了コンサートの曲……一体、それまでのレッスンはなんだったのでしょう?

その後、ビアリッツを南下したサンジャンドリュズと言うリゾート地に移動して、更に受講料を搾り取られるプランがありましたが、もちろん不参加で逃げ帰りました。残った受講生の方々の根性に敬服しました。

それにしても凄いスタージュでした!