我が家のジャングルガーデンで、勝手に生えて、あっという間に大きくなったセンダンの樹。
この葉っぱの上に、藤に似た薄紫色の花が咲いているのですが、背が高過ぎて撮影ならず!
こうした背の高い樹の葉っぱからの木漏れ日が爽やかなこの頃です。


前回記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。
精油は植物のパワーを凝縮したオイル、自然のもたらす恵みって本当に凄いですね。例えばpopさんお気に入りのゼラニウムの精油は、なんと800kgものローズゼラニウムの葉っぱから、たった1kgの精油しか出来ないそうです。その効果が力強いのも納得です。値段が高いのも納得(笑)
香りを楽しみながら、心身への素晴らしい効果も得られるなんて、薬では出来ない芸当!

ローズゼラニウムは、ホルモンバランスやお肌の調整もしてくれるので女性には特に嬉しい精油ですが、不安や落ち込んだ心にもとても良いので、私のようにパニックだとか鬱と言った精神的な障害を抱えている人には救いの香りにもなります☆
これからの季節、蚊避けにも活躍します。

暑くなって来たので、スッキリ系の精油も涼やかですね。
我が家では、ノアゴンとバージュの立ち入らないエリア……玄関、お風呂とトイレ、それにピアノ部屋にてアロマを使用しています。
ちょっとぼんやり気味の生徒ちゃんが来る時は、ユーカリグロブルスをしっかり漂わせておきます(笑)
スッキリ系の精油は気分を爽やかにし、目もパッチリ、集中力を高めてくれますね。
冬場は温かな香りのベルガモット、受験生が来る時にはティートゥリーかカユプテで風邪のウイルス予防を。緊張気味の子や、イライラしやすい子にはラベンダーでリラックスをはかります。
ちなみに私は精油の香りを楽しむ際、出来るだけ熱変化を与えないよう、電気や蝋燭は使わず、ハンカチやハンドタオルに染み込ませて自然に揮発させるやり方が好きです。
熱源を使うのも見た目が優雅ですし、揮発が遅い精油には悪くないのですけどね。ただ、夏場は余計に熱源は暑苦しいですね(笑)
ディフューザーは持っていないのですが、使っていらっしゃる方、いかがですか?加湿され過ぎませんか(梅雨時期は特に気になります)?


私は見ていないのですが、少し前に、テレビでアロマテラピーが認知症に(予防に?)効くと言う番組をやったそうで、その後、精油需要が急増したとロイヤルヒーリングの方がおっしゃっていましたが、それだけ日本ではまだまだ精油に馴染みが無かったと言うことでしょうね。
ヨーロッパでは、薬局や病院でも精油が置かれたり、利用されたりしています。













私は5~6年前が、最も激しくハーブにハマった時期で、これらのハーブ読本を読み漁り、ハーブあれこれを学びました。栽培法から利用法まで、様々な楽しみ方が書かれているのですが、当時はこうした本で読むと掲載されているハーブを全制覇したい気持ちになり、なんと100種類あまりのハーブを育てていました!
タイムだけでも10種類近く、ミントも10種類、セージも10種類、セインティッドゼラニウムも数種類……と言う具合だったので、ハーブの種類は増える一方でした。でも、数年間ハーブ栽培をするうちに、何度チャレンジしてもどうしても気候に合わず枯れてしまったり、株が古くなって弱ったり、虫にやられてしまったり、冬場の霜でやられたり、手入れの大変な弱い種類は自然淘汰されました。
また、利用するハーブも絞り込まれて行き、そうなると我が家の基準では花の観賞用ハーブよりも、パクパクと口に入るハーブが優先されるので、最終的には「ジャングルガーデンでも生き抜く強さの食べられるハーブ」のみ、数種類に限定されました。ただ、100種類ものハーブを育てた事は、貴重な経験でもあり、楽しい時間でもありました。
アロマテラピーはハーブの延長線上にあると思います。写真の3冊はいずれも充実した内容ですが、手前の「ハーブ全書」のみ、アロマについても触れられています。かなりの種類の精油の特性と使い方、肌に付ける際の希釈オイルについても詳しく書かれています。
ブティック社と言う出版社発行です。どうやら廃盤になっているようですが、ブティック社 ハーブ全書で検索するとAmazon等で売られています。

精油はペットにだけは細心の注意が必要ですが、それ以外は難しく考える事はありません。最低限の基礎知識を本やネットで学んだら、後は自分の好みの香りを見付けたり、数種類の精油のブレンドを楽しむだけ!バラ香る男popさんのように(笑)、靴の中に垂らして臭い消しに使うのなんか簡単でいいですね。
ハーブも精油も、ヨーロッパでは邪気払いや魔除けにも使われて来ましたが、確かに空気が浄化される気がします。















今が最盛期の我が家の木いちご。晴れた日には出来る限り収穫しているのですが、焼け石に水状態!一度に500粒ぐらいは収穫するので、冷蔵庫もいっぱい。それなのに、木いちごツアーに来る予定だったバレエのおばちゃんは、日程の都合で来訪が7月に延期に。















最近、気付くといきなり傍に居るへんこ。
目が赤く写っちゃった~。
ずんぐりした体型だけれど、意外と美人かも。












意外と、って何よ!
まったく、ずんぐりだとか、プーチンと同じ目の色だとか!













私、あなたとばっかり無駄話して遊んじょる暇は無いとよ。
じゃあね!

急に傍に座ったかと思うと、また急にアッサリ立ち去るへんこ。やっぱり不思議な子です!















へんことは性格も体型も真逆なバージュ。
いつでも陽気な甘えん坊、超小顔でスリムボディで手足が長いモデル体型。もしも人間だったらスーパーモデルかなぁ!

何故かバージュって、油絵のようにも見えませんか?

あの大正ロマンの黒猫画ハンカチ、味わいがあってお洒落ですよね!古いのに何だか斬新な構図と色使い、大正時代に興味が湧いて来ました。
良い額が見付かるといいのですが☆





















さて、月末恒例のお薦めクラシックコーナーです。
五月蝿い、と言う言葉があるように、5月は様々な虫が急激に増え、活動的になる時期です。写真は、庭によく来るアオスジアゲハ。
青筋と言いますが、実際にはメタリックに輝くエメラルドグリーン。大型のクロアゲハのようなゴージャス感はありませんが、とても綺麗な蝶々です。
と言うワケで、今月のテーマは「虫の音楽」。
ピアノの道に進まなかったら、昆虫学者になりたかったぐらい虫好きな私にはウキウキなテーマです!




◆ショパン:エチュード op.25-9「蝶々」
(ピアノ:グレゴリー・ソコロフ)


https://www.youtube.com/watch?v=Sfsvs2IPBJg



まずはこの可憐な蝶々から。ヒラヒラとイキイキと、蝶々の舞う軽やかな曲を、熊さん体型の大男ソコロフが可愛らしく弾いています。
実はこのエチュード、短いですし、楽しそうに聴こえますが、ショパンの全エチュードの中でも特に難しいエチュードに入ります。地味に難しい損なエチュード(笑)
なので、コンクールやコンサートでもわざわざこれを選曲する演奏者は少ないのです。
始まりから終わりまで、常にオクターブのポジションを保ちながら、なおかつ軽やかに移動しなければならないので、私のように手が小さい人には苛酷なエチュードです。
大男ソコロフのグローブのように大きな手ならば楽に弾ける……蝶々の曲想とはビジュアル的にギャップが生まれ易い曲とも言えるかもしれません。


私の大好きなシューマンも、パピヨンと言う名曲を作っているのですが、これまた地味に難しい(笑)
そのせいか、コレは!と言う演奏が見付けられなかった為、虫の音楽の代表格ですが今回はカット!





◆ラヴェル:蛾
(ピアノ:ギーゼキング)

https://www.youtube.com/watch?v=C1NaJWPgXSA




虫の音楽と言えばこちらを真っ先に思い浮かべる方も多いでしょう。
ラヴェルの「鏡」の曲集の第1曲が、この蛾です。昼間に飛び交う蝶々とは趣が違い、幻想的な夜の闇を妖しく羽ばたく蛾の様子を見事に表現した曲だと思います。
蝶々が陽ならば、蛾は陰。
ギーゼキングはフランス人ではありませんが、透明感のある音質と柔軟な音楽性とファシリテに溢れたテクニックがフランス音楽に合っていますね。

余談ですが、この曲は私がパリに留学して初めて頂いた課題曲です。蛾はフランス語で、noctuelle(ノクチュエル)と言うのですが、渡仏して間もない私が、日常会話にまず出て来ない蛾と言う単語を知る筈もなく、音楽ではお馴染みのノクターン=nocturne(ノクチュルヌ)かと思い込み、ラヴェルのノクターンなんてあったっけ?と混乱したのを懐かしく思い出します。
ノクターンは夜想曲、やはり夜の曲ですが、noct~で夜のものを表すワケです。
noctuelleのelleは、フランス語で彼女ですから、noctuelleを分解して直訳すると「夜の彼女」となります。
気持ち悪がられ勝ちな蛾ですが、フランス語とラヴェルの手に掛かると妖艶な魅力たっぷりに思えて来ますね!  
日陰の身ゆえの儚さと不気味さ、明るい世界への憧憬のこもった暗い情熱が垣間見えるのもまた良いものです。
ネオン街の夜の蝶たちも(なんか昭和な響き(笑))、noctuelleと言ったところでしょうか。







◆プーランク:しゃくとり虫
(ピアノ:アレクサンドル・タロー)

https://www.youtube.com/watch?v=C_EVGOe6R88



プーランクの8つの夜想曲の第5番。
ラヴェルと同じフランスもので、蛾と同じく嫌われ者の虫を扱っていますが、こちらは何ともユーモラス。躍動する生命力が茶目っ気たっぷりに描かれています。
生粋のパリジャンのプーランク、都会派のイメージですが、しゃくとり虫の動きを観察したりしたのかしら?等と想像するのも面白いですね。そもそも、しゃくとり虫なんかに目を着け、曲名にするところがさすがプーランクです!

フランスの気鋭(とは言ってももう40代半ばの中堅ですが)、アレクサンドル・タローの演奏がまた機知に富んでいてキレ味も抜群!
タローちゃん((タローは苗字ですが(笑))、華やかなコンクール歴も無いせいか、日本での認知度は今一つですが、私はパリ時代から注目しているピアニストです。
音の粒立ちが良く、冴えたピアニズムが魅力。
フランスものや、コンテンポラリー、クラヴサン音楽が特にいいです。指先がダンスをしているかのよう!
非凡なセンス、満ち溢れたアイディア、好奇心旺盛なタローちゃん、あまり極端な道へと行き過ぎないといいのですが。













こちらのも勘の良いパリジャン。フランスのエスプリ顔(笑)





◆スクリャービン:エチュードop.42-3「蚊」
(ピアノ:ホロヴィッツ)

https://www.youtube.com/watch?v=M0Jq2HT92PM



私の偏愛する(笑)スクリャービン、久々の登場です!
蚊、です。1分足らずの短いエチュードですが、あの蚊が耳元を飛ぶ時のイヤ~な音、煩わしさ、こんな感じ!圧倒的な魅力を持った曲が多いスクリャービンエチュードの中にあって、この小さな蚊の飛翔はそれほど有名ではありませんが、不可思議な雰囲気をたったの数十秒で作ってしまうって凄いと思います。テクニック的にもシンプルで、さほど難しくはないのですが、神秘主義へと傾倒して行ったスクリャービンの世界観を垣間見る事が出来ます。
ホロヴィッツの指さばきは文句無しですね。

またまた余談ですが、蚊ってパリにも居ました。それも真冬でも居ました!日本のやぶ蚊とは種類が違いますが、かなり生命力が強くて図々しい!
私の住んでいた音楽寮は、パリ郊外で緑がそこそこあったせいか、結構な数の蚊が一年中いました。フランスには網戸と言う物が無いので、窓を開けておくと蚊が入り放題。しかも、換気扇と言う物も無かったので、料理をする時には必然的に窓を開けるワケです。
で、蚊が入る。そして、当然のように刺される。

日本のやぶ蚊は刺されて直ぐは痒みが強いものの、痒みが引くのも早いのに対し、フランスの蚊はいつまでも痒いのです。
そこで、大型スーパーの殺虫剤コーナーへ行ってみたところ、ありましたありました!蚊取り線香やベープマットはさすがにありませんでしたが、液体の電気式の物がありました。日本と同じように、蚊がピヨヨ~ンと落ちる絵が箱に描かれていました。
何種類かあったところを見ると、フランス人も蚊に刺されて困っているのでしょう。

どなたか、フランスで網戸を売り出して下さい!多分、在仏日本人や地方を中心に売れると思います(笑)
いくら虫好きな私でも、蚊は仲良くなれません。






◆リムスキーコルサコフ:熊蜂の飛行
(ピアノ:キーシン)

https://www.youtube.com/watch?v=0X4JOo4S9mo




超有名曲!オーケストラ版もありますが、皆さんもどこかで耳にした事があるのではないでしょうか?
熊蜂の羽根のブンブン音がそのまま音楽になった感じですよね。
刺されたら大変ですが、「刺すことありき」の蚊と違い、蜂はむやみやたらに刺して来ることはありません。巣に近づき過ぎてしまったり、余程の事が無ければ刺しませんから、そう言う意味で蚊よりもずっと友好的な虫。

キーシンの演奏、爽快、お見事!
こう言う無窮動の曲、キーシンは本当に上手いですね。
アンコールにもってこいな曲でもありますね。









益虫、害虫などと人間の都合で言いますが、虫は人間の生活に欠かせない存在です。
様態も様々ですが、いずれも愛すべき小さな命。
小さくも逞しい生命の躍動の音楽、楽しんで頂けたら幸いです!