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月末恒例のお薦めクラシックです。このお薦めクラシックのコーナーは、難しい事は抜きにして、私が感動した大好きなクラシック音楽(ピアノ曲が中心)をなるべくわかりやすくどなたにでも気軽に読んで頂き、そして“ちょっとこの曲を聴いてみようかなぁ。”と言う具合にクラシック音楽と親しむきっかけになれば、と思いながら書いています。ですから“難しそう。”等と敬遠せずに読んで頂けたらと思います。
今までにも何人かの方から“ご紹介のCDを買って聴いてみました”等と言う、感想も添えられた報告を頂き嬉しい限りです!



さて今月はショパン!ようやくショパンが登場です。ちなみにこの写真は、パリでゲットしたショパンの本の表紙。ゲットした等と言っていますが実はこの本、曰く付き(゜∇゜)友達のコンサート会場で“ご自由にお持ち下さい”と書いてあったので貰って来たのですが、後日この友達に“あぁ、chat-vertちゃんもこの本買ったんだ~。”と言われてびっくり!タダと思って持って帰ったと話すと爆笑されました。よく見れば裏には135F(約2500円!!)と記されていた(*_*)ご自由にお持ちになっていいのはその隣に置いてあったパンフレットやコンサート案内等だったのでした。でもお会計する人も何も無くて、しかも私はコンサートと後もずっとその本を小脇に抱えていたのに係員の人も誰も何も言わないんだから!パリ1年目な上におっちょこちょいな私にはわかりませんでしたf^_^;
よく読めば立派な100ページ以上もある本でした(笑)



さてさて、ショパンは余りにも魅力ある曲が多いので今後も何度か登場させる予定ですがまずはこの“24の前奏曲”。私はパリの音楽院時代に“マドモアゼル ショパン”と呼ばれたほどにショパンをよく弾き、自分なりに究めたつもりですが、その中でも特にこの曲は思い出深い曲です。



この曲と出合ってから私は一気に成長し、まるで私の勝負曲みたいにあちこちのコンクールやら試験やらコンサートやらを成功に導いてくれました。それまでは何度も失敗を経験していたのに、まるで何かに護られるかのようでした。
日本の大学院にあたる所の卒業試験で一等賞を頂いたのもこの曲を中心にしたプログラムでした。
そしてなんと、ノアゴンとの出会いにもこの曲の存在が!(ノアゴンとの出会いについては先日の記事9月18日「ノアゴンうちの子記念日☆」参照)
ノアゴンを貰いに行ったJさんのお宅にグランドピアノがあったと書きましたが、お話をするうちに是非私のピアノを聴かせて欲しい!と言われて弾いたのがこのショパンの24の前奏曲なのです。



長い曲なので半分ちょっとしか弾きませんでしたが、その間ピアノを弾く私の周りを猫たちがウロウロしたり、不思議そうに見つめる子や、中には横でジッと聞き入っているような子もいたり、ノアゴンは奥の方に低い体勢で座っていたのを懐かしく思い出します。



この曲は全24の曲からなるもので、それぞれの曲は2、3分の短い曲です。中には“雨だれ”や太田胃散のCMでお馴染みの曲も含まれていて、これはきっとどなたでも聞き覚えがあるでしょう。24の前奏曲、何故24曲なのかと言うと、シャープもフラットも何も付かない、黒鍵を使わないハ長調の第1曲から1つずつシャープを増やして、途中の14番からはフラットが最も多い調から1つずつ減らして行く。。。要するに全ての調を使って作られた曲なので、全曲の調がそれぞれ違うのです。
それがどんな効果を生むかと言うと、常に長調→短調→長調と、交互に明るい曲と暗い曲が来る為に、長い曲なのに全く飽きる事が無いのです。
短編小説やショートショートのようでもありながら、1曲1曲は関連性を持っていると言うとても凄い曲なのです!



こんな面白くて素晴らしい曲、百聞は一見に、、、逆か(^_^;)百見は一聞に如かず、是非一度お聴き下さい。

いろんな人がCDを出していますが私のお薦めを参考になさって下さい。

◆ショパン24の前奏曲 op.28
サンソン・フランソワ(ピアノ)
EMI