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宮崎に来てから、高齢者が多いこともあり、お葬式に出席する事が多くなりました。その度に思うのですが、なんで日本は冠婚葬祭って言うとお金を持って行かなくてはならないんだろう、ってこと。心をお金で済ませようとしているようで、どうしても馴染めません。



決して不謹慎な意味では無くて、喜びや悲しみを分かち合う場であるはずなのに、お金を持って行く事が義務みたいになっているこの習慣って何だかオカシイなぁ、と思います。最近は高齢者イジメなこの国、親しい友達が亡くなっても香典が出せないから泣く泣くお葬式に行くのを諦めるお年寄りも結構いるとか。こんな悲しいことってありません。どんなに気持ちはあってもお金が無くてはダメだなんて。お葬式にしても結婚式にしても、入り口で必ず人が待ち構えていて、まるで入場料みたいな風に渡すんだもの!



フランスではお葬式でお金を払うなんて勿論なかったし、結婚式にしても同じ。包みに名前を書いてゲンナマを入れて持って行くって余りにも露骨ですよね。親しさや付き合い具合で額を変えるとか、本当にイヤだなと思います。



フランスの結婚式では、リスト ドゥ マリアージュと言う制度があって、結婚するカップルが新生活にあたって欲しい家具や電化製品をリストアップして、指定したデパートやお店に渡しておく制度。このお店に行くとカップルが書いたリストを見せて貰えて、その中で“これを贈ってあげたい!”と思う物を値段と相談しながら選んでお店で支払いをしておけばカップルの元に商品が届くと言う仕組み。ベッドや電化製品の値が張る物は、何人かの友達や他に結婚式に出た人等と分割も出来ます。分割する相談はしなくても、幾らかだけを払っておけば、残金を他の人が払うワケです。必ずしもリストに参加しなくても良くて、例えば日本人らしい贈り物として、漆器の箸やお椀等を贈っても良し、自分なりのプレゼントを贈ることも喜ばれます。



合理的が大好きなフランス人ですが、お金をそのまま“ハイヨッ!”と渡すような粋でも無くて愛情も感じられない事は嫌なのでしょう。お金は誰でも使う物だし、何でも買えるけど、その人の為にプレゼントを考えたりするひと手間があるか無いかは受け取る側の嬉しさも違いますよね。



写真はpopさんが映画関係で友達だったフランス人の結婚式に呼ばれた時に貰った、日本で言う引き出物(笑)絵が上手な奥さんが、出席してくれた人それぞれにメッセージを添えて絵をプレゼントしてくれたのだそうです!一人一人の為に描いているので、もちろん絵もメッセージも全員違います!なんて心の籠ったお返しなんでしょう☆思い出にもなるし、一生の宝物になります。



亡き人を偲ぶはずの法事なんかも、ただお金を集めて飲み会や食事会になってる場合が多くて、何だかなぁと思います。日本人の殆んどが真に宗教を信仰もしていない無宗教なのにマネごとでやるからこう言う風になっちゃうのかなぁ?



尤も格式ばった儀式的な事が苦手な私のこと、もし自分が死んでもお葬式はイイから、仲良しの友達が何人かと、近所の猫達でも集まってくれれば本望です(笑)
とは言え、私もpopさんも兄弟も居ないし、私より先に15歳年上のpopさんが順番。子供も居ない私は孤独死!ガビーン( ̄○ ̄;)
町の社会福祉事務所の人にでも発見されて“このばあちゃん、昔飼っていた猫のお墓に一緒に入れて下さい。って遺書に書いちょるよ~!ブブッ(笑)”とか言われるのがオチかな(;∇;)/~~