ヴィエノワズリーとは、「ウィーン風の」と言う意味、なぜウィーン風なのか? | 岡山 クロワッサンと焼き菓子の店 シャノワール

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ヴィエノワズリーとは、
「ウィーン風の」と言う意味です。
さてさて、どうして
クロワッサンやブリオッシュなどの
リッチな菓子パンが
オーストリアの地名の一つである
ウィーン風なのか
探る旅にでますよ。

ぜひ、ご一緒に。

フランスでは、
食事の時に一緒に食べる
バケットやカンパーニュなどの
パンは小麦粉に塩と水などで作り、
甘みを加えません。
いわゆるバード系のパン、
これをパンと呼びます。



それに対して、
ヴィエノワズリーは、  
小麦粉と塩、水以外に、
卵、砂糖、バターを加えて
発酵生地で作るリッチな甘いパンを
指します。

パン オ ショコラやブリオッシュ、パン オ レザン
などになります。



日本では、どれも含めて
パンと言っているので、わかりにくいですね。
そして、日本独自のパン文化も成長しています。




フランスでの分類では、
バード系の食事と一緒に食べるパンを
パンといい、
デニッシュやクロワッサン、ブリオッシュなど
カフェオレや紅茶と一緒に、
朝食やおやつにいただくパンを
ヴィエノワズリーといいます。

シャノワールは、ヴィエノワズリーに
特化した店になります。

さて、
ヴィエノワズリーとは、
オーストリアの地名の一つである
「ウィーン風の」でしたね。

オーストリアは、ハプスブルク家が
13世紀以降皇帝を務め、
ヨーロッパの中心の国として、
発展した土地です。特にウィーンは、
中心都市として、繁栄を極めました。

この時期のオーストリアは、
芸術だけではなく、
食文化も大きく育まれ、
それに伴って、多くのパン製法が
沢山考案されました。

そこで、外せないのが、
オーストリアのハプスブルク家から
フランス国王ルイ16世に嫁いだ
マリーアントワネット。


マリーアントワネットは嫁ぐ際に、
服を作る人、料理を作る人、靴を作る人などを
色々な人を引き連れた中に
オーストリア人のパン職人もフランスに渡りました


オーストリアとても繁栄していました。
オーストリアのウィーンでは、素朴なパン以外に
菓子パンようなリッチパンあり、


マリーアントワネットが
故郷を懐かしんでお菓子のようなパンを
考案させたと言われています。


ウィーンでつくられ製法が、パリに伝わり、
「ウィーン風のパン」と言う意味で、
ヴィエノワズリーと呼ばれるようなったと
言うことです。


食文化も歴史の背景を知ると、
政治や文化は、切っては切れないものですね。

シャノワールの
ヴィエノワズリーをぜひ
ご賞味ください。