【97飼猫】2010/11セリエA第13節~ジェノア対ユベントス対ASローマ(A)編 | 【サッカー】ビアンコ猫のダメ人間妖精所【ユベントス】

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ユベントスとフットボール・サッカーについて、理屈バカがつらつらと書き綴るブログ。
毒がもれる舌はご愛嬌(笑)

試合前のコメント。

クラシッチの起用に慎重なデルネーリ
「わずかでもリスクがあるなら使わない」
ユヴェントスは21日、セリエA第13節でジェノアと対戦する。ダヴィデ・バッラルディーニ監督が就任してから2連勝中のジェノアだけに、負傷者が少なくないユヴェントスにとっては難しい一戦だ。ケガからの早期復帰を果たしたMFミロシュ・クラシッチが招集メンバー入りしたが、ルイジ・デルネーリ監督は前日会見で、起用については慎重に見極めると話している。
「わずかでもリスクがあったら、彼は出場しない。ベンチに入れる。私は今後の試合でミロシュの調子が良くなることを望んでいるんだ。チームは彼がいなくても結果を残せることを示してきた。だから、彼がプレーするのは調子が良いときだけだ」
ジェノア監督、ユーヴェ戦ではトーニに期待
「ユーヴェはここまで2試合しか負けていない」
2010/11/21 16:27:00
バッラルディーニ監督のコメントを、ユヴェントスのクラブ公式ウェブサイトが引用し伝えた。
「トーニ? 彼は我々にとって不可欠なプレーヤーだ。ジェノアは彼抜きで戦うことができない。彼は本当にオールラウンドなプレーヤーだよ」
「ユヴェントスはキャラクターを確立したチームだ。彼らが成功するかは分からない。ただ彼らは重要なプレーヤーを獲得した。昨シーズンと比較するとかなりコンパクトなグループになっている」

ジェノアのチーム状況は気になるところだけど、クラシッチにムリをさせる気は毛頭ない。
(拙者の意見)


2010年11月21日(日)
キックオフ 20:30 (現地時間 12:30)
会場:スタディオ・ルイジ・フェラリス(ジェノア)
主審:モルガンティ・エミディオ
ジェノア 0(0-2/0-0)2 ユヴェントス
【得点】
前半18mO.G.(エドゥアルド)
前半23mミロシュ・クラシッチ
ユーヴェ、クラシッチ復帰弾で3試合ぶり白星
敵地でジェノアに2-0
21日に行われたセリエA第13節、ジェノア対ユヴェントスの一戦は、2-0でアウェーのユヴェントスが勝利を収めた。
先手を奪ったのはアウェーのユーヴェ。18分、クアリアレッラの落としをマルキージオがダイレクトで合わせると、ボールはポストに跳ね返ってからGKエドゥアルドに当たってゴールイン。オウンゴールという形でユーヴェが先制に成功する。
さらに、ユーヴェは負傷から復帰し、先発起用したMFクラシッチが活躍。23分にはそのクラシッチが右サイドを突破し、GKの手を弾く強烈なシュートで追加点を奪う。クラシッチは38分にも、相手選手2人を抜き去ってあわやという好クロスを送るなど、復帰初戦ながら見事なパフォーマンスを見せた。
2点のリードを奪ったユーヴェは、後半開始からデストロとカルジャの2枚を投入したジェノアに対し、試合をコントロールする。だが60分、クラシッチをシソコと交代させると、カウンターの質が低下。守備ラインが下がり、ジェノアの反撃を許してしまう。
それでも、カルジャのミドルがクロスバーに当たるなど、運にも恵まれたユーヴェは、無失点のまま逃げ切りに成功。3試合ぶりの白星で勝ち点を23に伸ばし、暫定ながら3位に浮上して、首位ミランとの6ポイント差をキープした。2連勝中だったジェノアは、バッラルディーニ監督就任後、初の黒星となっている。


【Genoa Juventus 0 2 21 11 10 Highlights Goals HD】


【Genoa 0 Vs Juventus 2 - Serie A lega calcio / Week 13 / 21/11/2010 1st Half Highlight】

FWマルコ・ロッシ、トニ、メスト
MFクリーシト、ヴェローゾ、ミラネット、ラフィーニャ
DFカラーゼ、ダイネッリ、ラノッキア


【センターハーフコンビ】
ジェノアのスタメンは継続した3-4-3
この試合、メロとアクィラーニの出来が素晴らしい。
ポゼッションを支配できたのでディフェンスの機会が少ないこともあって、メロの守備の雑さやパス成功率の低さも全く露呈せず。
アクィラーニもパス成功率が高い上、ロングキックも多い。
正確には定義によるけど、トータルすると10本くらい通した気がします。


【Alberto Aquilani V Genoa Match Compilation 21.11.2010】



【17mO.G.(マルキジオ)】
モッタの浅い位置からのクロス→ラノッキアと競ったクアリアレッラが落とす→マルキジオがシュート→ダイネッリの股を抜ける際に足に当たる→キーパーの逆をついて手を掠める→ポストに当たる→跳ね返りがGKエドゥアルドに当たってゴール
長いけどwこんなゴールはなかなかない(笑)
ジェノアからすればアンラッキーかな。


【22mクラシッチのドリブルシュート】
今日の見所のひとつ、クラシッチ対クリーシト。
一度手放した以上、ウチが買い戻すって線はないと思うから諦めるための粗探し(爆)
バイエルンがクリーシトをチェックしてるなんて話もあるしね。
結果としてはやはり守備力に難アリ。
クリーシトを子ども扱い。
フィジカル的に問題を抱えるのはもちろん、クラシッチとのマッチアップでこれだけやられると印象は悪い。
(クラシッチを一対一で抑えられたら、今のウチはどん詰まりだし、そんな簡単に抑えられても困るけどw)
とはいえ、攻撃面は文句の付けようがない。
どー考えてもデチェリエと2人抱えるのがベストだったと改めて痛感。
放出したの誰だったかな。。。


【前半まとめ】
25mアクィラーニ→マルキジオのロングボール一発。
27mコーナー、こぼれ球をクリーシトが叩いてポスト。
31mコーナー、トニのハンドでゴールも認められず。
37mクラシッチの単独突破からイアクィンタ。
と、ジェノアも惜しかったけど、ペースは終始ウチがキープ。
しかしイアクィンタはポストも出来ないんだから、フォアチェックで3バックセンターへのパスコースくらい切って欲しいわ。
イアクィンタはいい加減諦めると、この試合一番の穴はグロッソかな。
こんだけ押してる展開で上がってくるタイミングが遅かったり、上がってきても合わなかったり。
あとは試合前のコメントどおり、トニのポストは脅威。
キエッロとマッチアップしてあれだけポストプレーをこなされるとキツイ。



【Genoa 0 Vs Juventus 2 - Serie A lega calcio / Week 13 / 21/11/2010 2nd Half Highlight】


【後半:ジェノアの変更点】
ジェノアは16ラノッキア→11ハルジャ
20メスト→22デストロ
分かりや易くサイド攻略対策とアクィラーニ封じ。
でも後者は違ったかな。
むしろなんでそのまま挑んだかの方が不思議。
この交代があってか、急に押されだした。というか盛り返されました。


【8mマルコ・モッタ→ソーレンセン】
3試合目の出場で、面白いほど動きが軽い。
ただ、個人的にはサイドバックで起用され続けるのも微妙。
最終的には攻撃力のあるサイドバックを使いたいし、センターバックとしての「重さ」がなくなっていく気がする。
それこそマンUのウェズ・ブラウンみたいに。
まぁ、個人的な好みなので抱えてくれるなら何の問題もないんだけど。
抱え続けてくれれば、、、


【15mクラシッチ→シッソコ】
ジェノアはもう2枚交代枠使ったし、大幅変更もないからお役ごめんか。
しかしこの交代はどーゆーこと?
必殺センターハーフ4枚でシャットアウト??
ここで起用されないランツァはキツイなぁ。。。
(ランツァでムリならクアレスマはもっと無理とか思ってしまったw)


【31mクアリアレッラ→アレをキャンセル】
【33mヴェローゾ→ルドルフ】
【34mアクィラーニ→サリハミジッチ】
アレを出そうとしたところで違和感を訴えたらしいアクィラーニを下げる判断。
アクィラーニが下がってからの展開を見れば大事に扱うのも仕方ない。
そもそも拙者から見れば、カウンターを狙う展開なのにヨーロッパリーグで起用できないクアリアレッラを下げる理由が分からないけど。


【クアリアレッラ】
左右に流れてのチャンスメイク、キープ、カウンターと得点力だけでなくクアリアレッラは完全にエース。
再建以降に獲得した中では最高のフォワードです。
よく考えたら今までのフォワードはみんな「専門職」で「ユニバーサル(万能型)」なフォワードって珍しいな。

デルネーリ:「1試合ずつ戦っていこう」
ジェノア戦勝利に満足のユーヴェ指揮官
2010/11/22 8:47:00
「難しい試合だった。選手たちは非常によく注意を払っていたね。彼らの素晴らしい功績だ。最高の試合をしたよ。成熟したところを見せてくれた。ここで勝てたのは大きな誇りだ。前半はウチがよく押して、後半はよく注意を払っていたよ」
また、スタメン出場で1ゴールを含む活躍を見せ、60分にピッチを退いたMFミロシュ・クラシッチについて、次のようにコメントしている。
「彼がプレーできるのは60分間だった。昨日の記者会見後、彼を試してみて、痛みがなかったから起用を決めたんだ。彼には重要なクオリティーがある。もう少しだけ、イタリアのサッカーに慣れる必要があるがね。ディフェンスに関しても助けることを学ばなければならない」

ホント、前半に限れば改心のゲームだと思いました。
でも課題は常にあるもので、まず後半盛り返されたこと。
2点差を差し引いても、相性のアドバンテージがなくなると押し切れないのは残念。
結局、押し込んでも追加点は取れてないし「組織的に崩した決定機」もほとんどない。


そして押し込んだ展開からの崩し方とコンビネーション。
どーしても中に寄ってしまって、最終的には真ん中密集。
まぁ、優先すべき課題はあると思いますが、今週は浮かれ気分で過ごします(笑)



でわでわByeByePOOヽ(`▽´)/