4月27日は満席となりました。炉の季節も最後ですね。 | 心斎橋茶道カフェ女将のブログ

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心斎橋で、正座をしないテーブルでの茶の湯教室です。茶道の世界をもっと多くの若者に楽しんでほしい、そして自信をもって世界に方々と交流してほしいというおもいからブログをつくりました。

こんばんは

4月27日の和室稽古はちょうどよい人数になりましたので、これで締め切らせていただきます。できるだけ、丁寧にお点前も体験していただきたいからです。


和室の入り方や床や釜の拝見も体験していただきます。


心斎橋茶道カフェ女将のブログ 旅箪笥(桐木地は利休好み)

お点前もベテラン茶の湯男子さまの一通りしていただき、他の方もお稽古の進み具合に合わせて、できるところまで、お点前をいたしましょう。


初回の方は、雰囲気に浸っていただき、お茶のいただき方をお教えします。


ところで、茶の湯の世界は、季節によって、釜を懸ける場所が炉と風炉に分かれます。


11月の立冬のあたりから翌春の4月までが「炉」に釜をかけ、5月の立夏のあたりから「風炉」になります。


心斎橋茶道カフェ女将のブログ 釣釜(つりがま)

畳に囲炉裏のように切ってあるのが「炉」で今月で終わりです。


4月の道具は、旅箪笥や釣り釜がつかわれます。旅箪笥はが豊臣秀吉が小田原の北条氏を攻めた際にそれにしたがった千利休が陣中で茶を点てた時につかったということで、その名があります。


釣釜は茶室の天井に釣り釘をうち、鎖で釜を吊るします。したがって、炉の内部には釜を載せる五徳(ごとく)がありません。四畳半以下の小間には、竹の自在をつかいます。残念ながら私は竹の自在はみたことがありませんが。


そして、来月5月は「風炉」に変わります。以前は炉から風炉に変わる最初の稽古には、師匠が軽い食事を用意してくださってお祝いしたものでした。懐かしい思い出です。


それでは、27日にお待ちしています。お読みいただきありがとうございました。