昨日にひきつづき、名古屋「椿の会」の京都茶会の模様を
濃茶がたち、3人で1碗をいただきます。3口半で飲んで廻していきます。みなさんはお稽古で体験されているようです。「椿の会」の先生はすらすらといただき方を説明しながら、お点前もされるのです。
その言葉の見事さにびっくり! 他の先生の指導ぶりをみせていただくのも興味深いことです。
そして、濃茶のあとの薄茶は、ご主人がされる予定なのに、できれば私にということで、このような素晴らしい茶室でお点前できる機会はめったにないので、喜んでさせていだきました。

点前に集中しているとき、ふとあたりがしーんと・・・ みんなで私の点前をみてくださったようです。
そして、薄茶が終わったあとは「椿の会」の魅力のお話タイムです。ここでも先生は お客さまへの気遣いを忘れません。
そうそう 昨日、NHKの番組で「茶の湯 表千家 もてなしのために」というのがはじまりました。
その中で、次期家元の若宗匠からみた茶の湯の魅力とはと質問されていました。
人と人との繋がりが希薄になったといわれる現代だからこそ、茶の湯で生身の人間がむきあい、一服の茶を通して触れあうこと、凛とした空気、心地よい緊張感を楽しむことも魅力ではないかと語られていました。一言一言をかみしめるように語られていましたね。基本を知って楽しむと奥深い魅力がすこしづつわかってくるのですね。
茶席では400年前から、あの身分社会においても平等なのですものね。
今回の茶会も、世代や住む場所、性別、職業などが違っても、茶室の中でのひと時を共有して、新しい気づきもある素晴らしい機会でした。
本当にありがとうございました。出会いに感謝いたします。
そのあとは、素晴らしい芸術品に帯や着物にかこまれて、お話を聞くことができました。
色の話、和服の模様、地紋に込められた意味、和服のときの所作についてなど、知らないこともあり
そこでも得をした気分です。