朝日新聞の生活欄に55プラスという記事がありました。50代から、茶道のお稽古を始めた方の体験をもとに抹茶のいただき方がかかれていました。
わかりやすく書かれているので、初心者のかたにはおすすめです。
その記事の中の先生のおはなしは「難しく考えないで、お気楽に、茶道はおいしいお茶をもてなすことにつきます。」
そうですね。堅苦しいと思う動作や約束ごとのもすべて無駄がなく、道具の寸法や置く位置も意味があるのですと、生徒さんにお伝えしています。
お茶のいただき方
①茶碗を右手でとって、膝前に置き、両手をついて、亭主に感謝の一礼をする。
茶碗を両手でおしいただく。
②茶碗の正面(模様があるほう)が自分のほうに向けて出されているので、時計周りに2度小さく回して、正面が左横にくるように(6時から9時に時計の針を動かすイメージ)する。
茶碗の正面からいただかないのも、こころづかいです。
③何口で飲んでもよい。(よく質問いただきます)
④最後にお茶を吸い切り、飲み口を指先でぬぐい、懐紙で指先をふく。
そして、①の前後にも、先にお客さんがいらっしゃれば、「もう一服いかがですか。」または「お相伴いたします。」挨拶を、あとのお客さまに「お先にいただきます。」の挨拶をします。
このように、堅苦しいと思われる作法ですが、思いやりと感謝にあふれていると思われませんか!