●sebuhiroko @Billboard Live OSAKA
個人的趣向もあるだろうけど、私にとって、世武さんの音楽はこんな音楽作れたら最高だろうなの極み。アーバンギャルド。強い。切ない。かっこいい。
あの才能には嫉妬しかない。
今夜は鍵盤5人という特異な構成。音が重なり合ってどこまでも広がっていく。スペイシーな音の層に酔いしれた。
まだ「世界の終わり」だった頃以来、およそ6年ぶりに観た。
まるでテーマパークに来たみたい。
ドームの中央に巨大な樹がそびえ立ち、それがステージになっている。
ドーム全体が森の中のような作りになっており、ステージの周囲には動物たち。
これが単なるモニュメントなのではなく、動くのだ。そして喋るのだ。そしてサイズがかなりでかい。
「タルカス」という童話(深瀬氏作)のストーリーを辿りながらコンサートが進行していくのだが、そのストーリーテラーは森の動物たちで、その精巧な作りとなめらかな動きは、もうテーマパークにある、あれです。すごかった。
またその動物たちの声優さんが豪華で。。
配役は公になっているのかな?ちょっと定かではないので控えますが、大物声優さん女優さんが務めており、とにかく豪華でした。
映像も駆使して、オーケストラもゴージャスだし、何よりスタッフは全員(モギリさんもカメラマンさんも全員!)顔出し無しの衣装着用!
(正直、金かかってるな〜という夢のない、いや、夢のある感想を第一に持ちました)
徹底された世界観。
ここまで徹底され統一された世界観の中で、その世界観を裏切らないパフォーマンスをするのはさすがだと思った。
これを創り上げるための、後ろにいるものすごい数のスタッフの存在を感じた。
6年間でここまで存在とステージが大きく変化すること、夢がある。
時代と何がハマればこうなれるのか。色々と考えながら観てた。
もう、セカオワテーマパーク作っちゃえばいいのに。
ファミリー層に人気出ると思います。
これはとにかく!めちゃくちゃ楽しかった!
スターダストレビュー、スキマスイッチ、KAN、秦基博による、
6年3ヶ月ぶりの集結の特別バンド。
実力者たちの競演に、城ホールに一万人が集まった。
チケットは即完で立ち見も出ており、熱気むんむんの会場。
ステージでは特別で貴重なコラボレーションばかり。
MCも演出も笑いがふんだんにありながら(アーティストがあれだけベシャリが達者で笑い取れちゃうと芸人さんも立つ瀬がないだろうな、などと余計な心配をしてしまったくらい) 演奏はもちろん超一級品。名曲の数々が様々なアレンジで、その場限りのムードで演奏されていくドキドキ感。
先輩後輩としての絡みやイジリなんかも面白く、音楽だけでなく色んな角度から楽しませる工夫が盛り盛りのステージがおよそ3時間半でした。
終始リラックスしたムードで、観客の空気もアットホームで、温かい音楽の夜でした。
自然と笑顔になっていた!
またひとつ音楽の力を知った夜です。
この毛色の違う3組のライブを見て思ったことは、音楽ってものの懐の深さと可能性の無限さ。自分にとっても。
もちろん好きなジャンルはあっていい。
むしろ好きなジャンルはないと困る。
だけど、自分のリスニング専門外の音楽でも、あらゆるライブに足を運んでみて損はない。人気のあるコンサートには、それなりの秘密と魅力が隠されている、というのは間違いない。
未体験ゾーンにはますます足を踏み入れてみたいと思うようになりました。