三峯神社に行ってきました。長く険しい山道を車でのぼり、標高1100メートルの神域へ。
もう少しで駐車場というあたりで耳に違和感を感じます。それくらい標高が高い。
車から降りた瞬間、空気が違うのを実感します。奥秩父の山々を見渡しながら、広い空を仰いで深呼吸。
気軽に行ける場所ではないからこそ、また来れてよかったと胸がいっぱいになります。
駐車場から境内参道入り口「三ツ鳥居」までの石段と上り坂は、なかなかきつい。だから自然に歩みがゆっくりに。
天から降り注ぐ光が神々しく、心身が浄化されていくような心地よさに包まれます。
随身門をくぐり、御神犬像に見守られながら順路にそって進みます。
鳥居の両脇や参道など、いろんな場所で凛々しい姿や可愛い姿が見られます。三峯神社のお犬さまは、狛犬でなく神使のオオカミ。
鮮やかな手水舎。冬は凍結してしまうため水ではなく、お祓いの言葉を唱えてお清め。以前は、祓い串でした。
お正月飾りがある時期の参拝は初めてです。紅葉の秋、雪化粧した冬も美しく、そういえば秋冬ばかりだったなぁと。
想像していたほど寒くなく、ひんやりと澄んだ空気が気持ちよかった。気温はたぶん5度前後。
神様の宿り木。
初めて見た気がする。
三峯神社は、この御神木の恩恵を授かりたくて参拝する人が多い場所。
推定樹齢800年以上という杉の御神木に手をかざすと、心が落ち着き、悪縁を絶って良い氣を授かることができるといわれています。
この御神木の下には木製の通路が設置されていて、その形状が前回とは違っていました。
以前は直接触れることができたけれど、今回は手が届きそうで届かない距離で降り注ぐ氣をいただきます。
古いものを納めて、新しい御守を授かってきました。
本殿の左側には社務所。その左奥には興雲閣という宿泊施設があります。いつか泊まって、霧に覆われた神秘的な空間に身をおいてみたい。
興雲閣の食堂で、しいたけ丼をいただきました。
「氣の子」のパワーをいただけるのだとか。
良い「氣」を吸って育った肉厚のしいたけは、味付けしてから揚げているそうでソース要らず。噛むごとにじゅわっと旨味が口いっぱいにひろがるジューシーな味わい。
しいたけは大きく、煎切りキャベツの下のごはんは少なめ。七味や山椒をふりかけると、ピリリと味がひきしまっておいしい。
食堂の中にも、書籍やグッズ・食べ物などおみやげ売り場がありました。そこで購入した本をぱらぱら眺めながら、食後のほうじ茶でほっとひといき。
書店や図書館にもある本ですが、境内にある本は良い氣に満たされている気がして、ここで入手して大切に持ち帰りました。
日帰りでは目にすることのできない早朝や夜の風景、肉眼では細部まで見えないお社の美しい彫刻など、清らかな写真が満載。
向かい合ってページをめくっていると、神妙な面持ちで眺めていました。猫さんにもご加護がありますように。
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