単叢山茄葉と蓋碗の銀継ぎ |    茶と猫と。

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  ・・・中国茶好きのお茶日記

この日も単叢にしました。

湿度の高い時期に、あれもこれも飲んでおきたい。

 

 

選んだのは、山茄葉(さんかよう)。

山茄(すずめなす)の葉に形が似ているのだとか。

 

 

こうしていろんな植物の名前が出てくるたび、知らないものだらけだなぁと思います。

 

 

初めて飲んだとき、とうもろこしの芯の風味を感じて、その記憶が忘れられなかったので、とうもろこしと一緒に。

 

 

とうもろこしの皮をむいているときの匂い、夏の匂いだなぁと思います。

 

 

やっぱりとうもろこしの芯を思わせる風味があるのだけれど、とうもろこしを食べてから飲むとそれが消えて、上品な花香だけが際立ちました。

 

 

いちばん使用頻度の高い、お気に入りの蓋碗。蓋が欠けてしまったものをお直しに出していました。

 

 

透かし模様の部分にヒビが入り、フチには欠けがあったので、銀継ぎしてもらいました。

 

 

職人さんの手で綺麗に継がれて手元に帰ってきました。美しいライン、色、滑らかな手触りに、ますます愛着が深まりました。

 

 

今回は「aeru」にお願いしました。いろんな継ぎ方をした器の見本を見ながら、完成するまでの流れやその後のお手入れ方法など丁寧に説明していただき、器を預けてきたのが約3か月前のこと。

 

 

お直しの代金は1万円弱でした。お気に入りの器を直すという機会もそうそうないと思うし、京都の職人さんが直してくれた継ぎの美しさにとても満足しているのでお願いして良かったと思っています。

 

 

床に転がって、両手をくいっくいっと交互に曲げる猫さん。

おいで、と呼ばれているかのよう。

 

 

リアル招き猫は、いつでもニンゲンを簡単に操ることができるのです。

 

 

 

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