この日はカフェオレボウルでたっぷりのミルクティーを。
使ったのは祁門(きーまん)紅茶。
弱火でコトコト。茶葉を漉したら、ふたつの容器を使って高い位置から数回交互に移し替え、空気を含ませて出来上がり。
以前、チャイ専門店で教わった方法です。こうするとふんわりやわらかな口あたりと、猫舌でも飲みやすい適温になってとってもおいしい。
抹茶碗ほどの陶器を両手で包みこむようにして、泡たっぷりのミルクティーを一口飲むと、おいしい溜息がこぼれます。
おやつには、ねこねこクッキー。
こういうシンプルな形が好きです。
味は、プレーン・ココア・ブラックココア・抹茶・紅茶の5種類。紅茶味は、バターの風味からふわりと紅茶を感じる、おいしい紅茶クッキーでした。
苦手なアールグレイの味じゃなくて良かった。中身が減ってきて、箱の中にも猫型が施されていることに気づきました。
ミルクティーにしても、祁門だとはっきり分かる風味があって、思いのほかおいしかった。中国紅茶に砂糖やミルクを入れようと思ったことはほとんどなかったけれど、これはありかも。
アッサムよりもすっきりしつつ、個性がキラリと光るおいしいミルクティーになって、嬉しい発見でした。
今回、祁門でミルクティーを作ってみようと思ったきっかけは読みかけの本でした。
不思議カフェ NEKOMIMI
ティーバッグに粉末ミルク、キーマン紅茶のミルクティーをカフェオレボウルで、リプトンのティーバッグ、ロシアンティー。次々と出てくる、具体的な紅茶の描写に、本を閉じて紅茶を淹れずにいられなくなります。
元気の出ない日、帰ったらとっておきのお菓子を開けておいしいお茶を淹れようと思う感覚など、何気ない日常の様子に共感できることがたくさんあって序章は楽しめました。
猫の魔神が主人公に魔法を授け、旅に出るというストーリー。
美しい光景が目に浮かぶ描写がたくさんあり、文字で読むにはファンシーすぎる内容も、アニメだったら美しい画になるんだろうなぁと思いながら読了間近です。
冒頭に出てきた、「汲みたての水と美味しい牛乳でふわりと煮出して」という一文が頭から離れず、読みかけの本を置いてミルクティーを作ったのでした。
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