年数が経つほど愛着がわく本 |    茶と猫と。

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  ・・・中国茶好きのお茶日記

眠くなる書物ほど奥深い。いや、眠いのを我慢してあと少し、あと少しと、うとうとしながら読むのが好きです。

あくび


茶猫は、眠る前に必ず活字を読みたい派なので、電車の中で読む本や、お茶しながら読む本とは別に、おやすみ用の本が枕元に置いてあります。もう眠くて限界というときにパタンと本を閉じて眠るのが小さな幸せ。


破ける


持ち歩けない分厚い本をゴロゴロしながら開くのも好き。分厚い本は、その重みでだんだん表紙の裏が破けてきたりするけれど、それもいいところ。電子書籍などが充実してきても、愛着がわくのは、何年も大切にそばに置いて、少しずつ紙がへたってきたり、色があせてきたりした本。


目次


これは、初めて飲むお茶を調べたいときや、あれ?と思うことのあるお茶を飲んだときに時々開いてみる「中国茶葉大辞典」。中国語ですが、お茶の特徴を表す評語(ひょうご)などを少し学ぶと、拾い読みするだけでもとても役立つ本です。


なか


例えば、思っていたよりも茶葉の色が鮮やかすぎると思ったとき、記憶の中にある茶葉の形と大きな差があったとき、など、該当するお茶の説明を見ると、あれ?と思った理由が分かったり、類似したお茶を見つけたりすることができたり、様々な「気づき」を一つ一つすっきりさせてくれます。


ねこ


本のカドがつぶれて丸くなってきたり、カバーの端がやわらかくなってくる、こういう感覚も大切にしている本であればあるほど、愛おしくなってくるのです。

ふせん



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