中学校 道徳3年「足袋の季節」 SKYのICT活用指導案  2022、9,1

                                                      ICT指導員

 

,SKY活用タイプ→実情に応じてSKYのICT活用したい。

         →「始めの一歩」は、ポジショニングだけを使用

Ⅰ案・・・A案①ポジショニングだけを使用

                ②後は、教師主導タイプ

       ・・・SKYの発表ノートを使用するには、グループ活動が必要だ!

Ⅱ案・・・B案①ポジショニングと

                ②後は、グループ活動

Ⅱ案・・・C案①ポジショニングと      「発表ノート」使用、→無し

       ②「ジグソー方式」のグループ活動

       →※ジグソー方式 →「1の3①」「3頁の最後」参照

Ⅲ案・・・D案①ポジショニングと  →協働学習」が完成!

       ②後は、ジグソー方式のグループ活動に

       ③「発表ノート」使用のジグソー方式のグループ活動

Ⅳ案・・・E

 ポジショニング無し・・数学・英語・社会科etc

 ②グループ活動

  「発表ノート」使用

 

・ICTソフト・・・SKYMENU Cloud  (スカイメニュークラウド)・

・①学習スタイル・・一斉学習10分、 個別学習5分×3回=15分、

          協働学習6分✕3回=18分

 ②活用スタイル・・・教師・生徒の「同時進行型」

 

,本文を読んだ後に、主発問をし、・・・個別学習5分をする。  計15分

 ①ポジショニング入力  ②コメント記入 

 ③その後に話し合いをする時、意見の相違を大型モニターに提示する。

主発問1・・・個別学習5分・・・ポジショニング

  「弱さと向き合って・・・変われないことってあるかな」と主発問する。

大福餅を買ったときに

「うん」とうなずいた時の「私」に対して、→あなたならどうしますか?

「あなた」なら、次のどれかな?ポジショニングしよう。

 

 ア、「うん」とうなずく。()→(マーカーを左に打つ)

 イ、違うと言う、()→(マーカーを右に打つ)

 

 ・C児童はマーカーを自由に配置して自分の考えを示す、(ポジショニング機能

 児童は、自分の考え(立ち位置=ポジショニング)とその理由をコメント欄に入力

 ・今まで挙手をしない消極的な児童も注視する。

 

 ・T教師は全員の回答を「重ねて」表示し、児童は、考えを共有する。

  教師は、考え変わったら何回でもマーカーを再入力することができる事を説明

 (教師は「集計結果」を大型モニターに提示する。

 ・発表ノートの配布・提出箱→考えの共有化

 

 ・ 以上までが、児童の直観的な感想・→「児童・仮説設定と児童・仮説検証

 ・・・最後まで自分の仮説を検証する立場をとる場合→Ⅱ案・B案

 

・以下が、教師が課題を果たす。・・・→「教師・課題設定と児童・課題解決」

 ・・課題設定(自分の感想と違う立場を役割分担で学習する場合)

 

3,Ⅲ案・・・D指導案  

  ①ポジショニングと②ジグソー方式のグループ活動③発表ノート使用

 

 ○ABグループに分け・・・4人組のグループの分け9班つくる。・役割分担

 ・Aグループ→1・3・5列目の隣同士でペアの2人組

       →ポジショニング「ア」うなずく」の役割

 ・Bグループ→2・4・6列目の隣同士でペアの2人組

       →ポジショニングの「イ」違うと言う」の役割

 

 ①個人学習2つのグループ学習の前に)で、自分の考え発表ノート入力

 ②「エクパート活動は、ペアの2人組 」           → 同じ課題の児童のグループ学習

  ③「ジグソー活動は、4人組=2人組 2人組」→違う課題の児童のグループ学習

 ④「クラストークは全員で話し合う場→「一斉学習

  9班の代表者の話し合いを聞いて個人が自分の考えまとめる

 

4,「課題発問」→「私」について、あなたはどのように思いますか?」

 ①「発表ノート」入力

  人物の行動や考え方について、

  共感できたところ、・できなかたところを理由とともにまとめよう。

  自分の考えを、「発表ノート」入力しよう。

 ②話し合う

  同じ役割のグループでどの点が共感したのかを話し合うエクパート活動」

 ③留意点→「私」やその「変化」と「成長」について着目させることが大切である

 

 5、生徒の発表予想 エクパート活動、ペアの2人組

〇A:「うなずくとの役割分担の生徒の発表予想

 ・A1さん・・そのお金を返そうと心の中では思うのだが、・・雪の中を・・夜勤で

        帰るときになんとかして足袋を買いたい・・・

        「足袋が買える」という心に負けてしまったと思うと発表する 

 ・A2さん・・「ふんばりなさいよ」言ってくれたのは、私に「これで足袋を買って 

        頑張りなさいよ」とはげましてくれたのだという

        あまい考えがあったと思うと発表する。

 ・A3さん・・・と思うと発表する。

・A4さん・・思うと発表する。

○Bさん・・「違うと言うとの役割分担の生徒の発表予想

○B「私」の心情の変化と成長について。

 ・B1さん・・私がごまかしているのだと思うといてもたってもいられなかったの

        文から悪いと思っていることがわかると思うと発表する。

 ・B2さん・・・あまい考えとが、日夜、苦しめたとの文から、悪いことをして

         苦しんでいる様子がわかりますと思うと発表する。

 ・B3さん・・・初めて月給をもらうと、果物かごを手にそのおばあさんを訪ねたの 

        文からおばあさんに謝ろうとしたことがわかります、と発表する。

 

6、切り返しの発問→ 新しい価値に高める発問(ジグソー活動は、4人組

 ①発表ノート②」入力

 ②話し合い:ジグソー活動の→「異なる考えのグループ」話し合う

 

 ③課題発問

  →おばさんの死を知り、「無性に自分に腹が立ってしようがなかった。」のは 

   なぜか?」

   死を知る前と後の

   「私」と「もう一人の私」の 「共通点」と「相違点」は何か?」

       

 ④留意点この発問でお互いの意見の違う考えをよく聞き、共通点をさがす事や、

      「私の気持ちの変化のきっかけ」となった言葉にも注目させるが大切

       な学習になる。

 

7,生徒の発表予想 「異なる考えのグループ」(4人組での発表

 ○「うなずくとの役割分担の生徒の発表予想→    「共通点

 ・A11さん

 ・死の前→「小さな私の胸を苦しめた」の文から、謝ろうという気持ちは

      ずっとあったことが共通点だと思います。

 ・A12さん→「初めて月給をもらうと、果物かごを手にそのおばあさんを

        訪ねた」の文からおばあさんに謝り、罪が償おうとしたと

        したことがわかります、と思う、と発表する。

 ・死の後→「無性に自分に腹が立ってしようがなかった。」のは、果物を持って

       謝れば、おばさんも許してくれると期待していたものが、

       壊れてしまったので自分に腹が立ってしようがなかったと思います、 

       と発表する。

○「違うと言うとの役割分担の生徒の発表予想→→「相違点」 

 ・B11さん→相違点は、「もっていた果物かごを川に落としてやった」から、

        自分の怒れる気持ちから→おばあさんの死を弔う気持ちが

        芽生えてきて変化し成長したと発表する。 

 ・B12さん→「うきつしずみつつ流れていくかごをみて、私は、泣けて泣けて

         どうしようもなかった」の文から、おばあさんの死を悲しむ

         気持ちが芽生えてきて変化し成長したと発表する。

 ・B13さん→「死というものが・・絶対なもの・・強く感じられたことはない」

        の文からは私の気持ちが変化し成長したと思う、と発表する。

 

8、全体で話し合う。(クラストーク3・・・一斉学習、

 ○課題発問

  →最初の文「私の心の中にいきいきと映し出されてくるおばあさんがある」と

        最後の「あのおばあさんの言葉」があることによって私はどのように変化、

  成長したか?

 

 ①「発表ノート」入力

 ○生徒の発表予想

 ・C11さん→「あのおばあちゃんのちらっと私を見たあのときの目、」

          「ふんばりなさいよ」と言ってくれた言葉」に私は、二十何種類かの 

        職を転々としたが、何とか今日までくじけずにやり通せたのは、

        あのおばあちゃんのあの言葉にによって、支えられてきたからだと

        思う」と言っています、 

 ・C12さん→後悔の念を深くするばかりだが、「あのおばあさんが私に

       くれた心を今度はだれかにさしあげなければならないと思っている」

       と言っています、

 ②話し合い。

  時間が無いときは、挙手で2~3グループの発表にする

 ・T1・・・・各グループの発表者が3分程度でズグソー活動でまとめた意見を発表

 ・T2・・・クロストークをもとに個人の考えをまとめてください、

 ・T3・・・発表ノート3にまとめて「提出箱」に入れてください。

 

 ・.T「私の気持ちの変化し成長した。」などの点に着目し、比較しながら、

     考えることが出来ましたね。

 ・T・・・相違点の比較によって心の揺れ動きを考えることが出来ますね、

      主人公のぼくの気持ちの変化があらわれ。そのところが、解決の糸口に

     なっていることがわかりましたね。と次につなげる。

 

 ○課題発問「あやまちや失敗に気づいたとき人間としてどう行動することが必要 

        だろうかを発表ノートにまとめましょう」

 

10,教師の告白。            道徳は浄化だ!との考えから、

       

 「僕の小学校低学年時に近所のおじさんから50円玉をもらいました。当時は

 10円玉が小遣いの主流でした。近所のおじさんが「・・・の子?」と聞きました  

 しかし、前の文がよく聞こえずに「うん」とうなずいてしまいました。母親に

 言ったら「なんであんたがそんな大金をもらえるの?」と不思議がっていました。 

 あとでわかったことは、「あの子の親戚の子?」と聞いたようです。

 近所のおじさんから「いい加減なことを言うな」と嫌みをいわれました。

 主人公の場合はもっと切実な思いがあったのです。

 主人公の「私」の気持ちもわかるような気もする。」

 しかし、母親から「わからないときはきちんと聞き返しなさい」とよく言われた

 ものです」

 と教師の体験も交えて話す。

 

 この時に大事な点は、もし主人公がまちがっていたらまちがった主人公の意見にも  

 寄り添ってやることが

 一番大事である。

 これが、道徳は浄化だ!に相当すると思います。

 

 ・内容・・生命や自然、崇高なものとの関わり:正直・誠実 

 ・主題・・よりよく生きる喜び、             ・関連・空白

 

 ○SKY活用の流れ

 

1、「ポジショニング」の入力と「コメントの入力」→自分の直感。「コメントの入力」は必要

    →(ポジショニング枠は、事前に教師作成

 

2,「発表ノート1」の入力(エクパート活動1:ペアの2人組の前に入力

  →心情の変化を入力→課題設定

  →発表ノート枠→形式は自由か教師作成  SKYの手書き入力で書かせたい

3,「発表ノート2」の入力(ジグソー活動24~6人組の前に入力

  →共通点と相違点を入力→課題設定

  →発表ノート枠→形式は自由か教師作成  SKYの手書き入力で書かせたい

4,「発表ノート3の」入力(クラストーク活動3=全員)の前と後に入力

   →時間がない時は口頭でもよい

   →発表ノート枠→形式は自由か教師作成

  →時間がない時は口頭でも良い→課題設定

  →最後のまとめは、「手書き入力させたい」箇所であるが、

  時間がない時は、1~2人の発表と「教師のまとめ」と「告白」でもよい。

 〇デジタル教科書活用例

A道徳

 ①道徳は自分の意見だけを書き発表する。

  デジタル教科書のキーワードの文章の隙間をあけて、

  →「手書き入力」で、自分の考えをメモ書きする。

 ②グループ活動での自分の考えを共有化でき協働学習ができる。

B国語

 ①考えのもとになる文章を示す必要がある。

  本文キーワードの文章をコピーペーストすることが可能。

  その横に空間を作り。自分の考え、コメントを「手書き入力」が可能。

 ②「グループ活動」での自分の考えを「共有化で」き「協働学習」ができる。

#ジグソー活動は違う課題班#クラストークは一斉学習#ペアは隣の席#繰り返しは強調#地の文は話者#ロールプレイング#ポジショニング#対比は相違点#第三者の視点