中学校 国語1年 「走れメロス」 ICT活用試案  

 

製作途中です・・→

 

ICT指導案・中1国語・道徳「走れメロス」を「ジグソー方式のグループ活動」

 で協働学習化その2・・・・

→完成品です。参照ください・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・ICTソフト・・・SKYMENU Cloud  (スカイメニュークラウド)

・前回ICTソフト・・・Win Bird (ウインバード)


学習スタイル・・・一斉学習、 協働学習5分、 個別学習6分✕2回=12分
活用スタイル・・・教師・生徒の「同時進行型」
 

・振り返りの発問1、 

冒頭の場面で3人の人物(メロス、王、セリヌンティウス)はどんな人物か? 3人の人物像を「振り返らせ」発表させる。

(前時に学習した「人物の描写等を根拠に人物像を捉える」思考方法を活用する。)

 

C1・メロス・・・村の牧人で羊と遊んで暮らしている」の文章から素朴な田舎の青年という人物象です。激怒し、邪悪に対して人一倍敏感するという文章から正義感が強い感じのする人物です。

短刀を持って王城に入り警吏に捕縛されるなど、単純な男でもあると思います、と発表する。

C2・王・・・人間は私欲の塊で、人を信ずる事が出来ず身近な人をも殺す邪知暴虐な王。平和を望んでいるが、疑うのが正当な心構えと思いこんでいる人物、と発表する。

C3・友のセリヌンティウス(石工)・・・メロスの話に無言でうなづく、などよき友である、と発表する。

 

国語で意見の相違を大型モニター提示しその後に話し合いをする時、主発問をする。

発問1

「作者は三人の人物からどのような事を描きたかったのか?

(テーマ(主題)はどのようなものか)?①

それを知るために具体的には「結の場面での三人の人物はどんな人物か②

冒頭の三人の人物像と比較してみよう③

人物像に着目する時は、人物の性格やものの見方、考え方を文章から抜き出そう。と主発問する。


王との約束を絶対に守ることの大切さ(王との約束)→(マーカーを左に打つ)
イ、友人への約束を守り友人への義務を果たす大切さ。(義務感)(マーカーを右に打つ)
、人間の弱さを認め合い、誠実に話し、克服することの大切さ。(人間味)→(マーカーを中央に打つ)

 

 

生徒はマーカーを自由に配置して自分の考えを示す

(ポジショニング機能)

 

生徒は、自分の考え(立ち位置=ポジショニング)とその理由をコメント欄に入力する。

生徒は、パソコンのポジショニング機能を利用してマーカーを入力する。

・今まで挙手をしない消極的な生徒も注視する。

 

教師は全員の回答を重ねて表示し、生徒は、考えを共有する

 

教師は、考え変わったら何回でもマーカーを再入力することができる事を説明する。

教師は「集計結果」を大型モニターに提示する。

 

・発表ノートの配布・提示

次に、4人グループになり、グループで話し合って見てください。

教師はアンケート機能を利用し集計結果を大型モニターに提示する。今まで挙手をしない消極的な生徒も注視する。

 

発表ノートに教科書の配布・提示箱→考えの共有化

 

次に、「メロスをどのように見ているのかが」がわかる言葉を探して、入力し

「本文の言葉からメロスを〇〇のように見ているというように発表しましょう」と発問する。「発表ノート」に教科書の本文から抜き出して書き出して見ましょう。(提出箱に入れて見てください)と発問する。

(時間がある生徒はその文の中で2箇所ぐらいパソコンに入力してみましょう)と発問する。
 

生徒はパソコンに光る言葉(キーワードの言葉)を入力し理由もパソコンに入力し発表する

T:教師は、発表ノート」の生徒の言葉を巡視機能でみる。(児童の思考内容や実態がわかる。すごい機能です。)

 

生徒は発表ノート」を基に自分の考えを発表したり、自分の考えを違う生徒の考えを見たり、発表を聞く。
     あらかじめにパワーポイントに入力しておいた文を大型モニターに提示する。

 

大型モニターに提示事項↓


 

製作途中です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 

発問2,では、結の場面での 3人のどんな人物像か???

 

Aさん・・絶対に王との約束を守ることの大切さ」と考えた

・メロスは・・・間に合った。「殺されるのは私だ。」や群衆はどよめいた。あっぱれ、許せ、

 と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄は、ほどかれた・・・の文章や

 ・王  は「おまえらの望みはかなったぞ。」の文章から、→「絶対に約束を守る人物」だということが分かりました、と発表する。

 

Bさん・・約束を守り友人への義務を果たす大切さ。(義務感)

 

・王・・・暴君は、群衆の背後から二人のさまをまじまじと見つめていたが、「おまえらは、わしの心に勝ったのだ。・・・どうか、わしの願いを聞き入れて、仲間にしてほしい。」や「王様万歳」の文章から孤独なのに、大衆の雰囲気を感じる能力がある、機を見るのに(風を読むのに)敏感である政治家風の人物と思います、と発表する。   人間味がある?

 

〇Cさん・・・人間の弱さを認め合い、克服することの大切さ

・・・メロスは、「私を殴れ。途中で悪い夢をみた。」

・・・セリヌンティウスは、友人を信じていると言っていたが、「三日間の間、たった一度だけ。ちらっと・・・生まれて初めて君を疑った。」「ありがとう、友よ。」二人は、、ひしと抱き合い、うれし泣きにおいおいと声を放って泣いた。との文章から、正義感があり、しかも、裏切ろうと思ったことを正直に告白している、誠実な人物だと思います、と発表する。

 

発問3

王、メロス、友人のセリヌンティウスのそれぞれの人物象の

 共通点と相違点は何か?

 

C4・メロス・・・素朴で、自分よがりな面もあったが、???

自分に誠実になってきた。???

C5・王・・・暴君・→良い王様、泥臭い人間味がある。???
孤独だが、政治家らしく大衆の読み取る読み取る能力がある、機を見るのに(風を読むのに)敏感である、???
C6セリヌンティウス・・・友人を信じていると言っていたが
、「三日間の間、たった一度だけ。ちらっと・・・生まれて初めて君を疑った。が正直に告白している。???
 
・..T・・・三人とも弱い部分や矛盾した部分をもっていて、自分の弱さと闘っていると思います。そのところが、走れメロスが良い作品になっていて、多くの読者を引きつけることになります。

 

切り返しの発問→新しい価値を高める。

(昔は、「切り返しの発問」と言った?今は、「新しい価値を高める発問」と言う。)

 

・T・・・多くの読者を引きつける、走れメロスの作品の魅力であるのは、次の点です。

発問4・・・・3人にそれぞれ大きな変化がおきています。

それどれに何があったのですか?

作中の「人物の言動の意味」を踏まえ、変化のきっかけ、

要因は何か?どのように変化したのか?

 

例  

○C7さん・

・王・・・・・暴君・邪知残虐の王→王様万歳の良き王に!

冒頭では、「人の心はあてにならない」→「信実とは妄想ではなかった。」のように変化した。

 そのきっかけは、刑場で二人友人がそれぞれ、相手に対して疑いの思いを告白して「ひしと抱き合い、うれし泣きにおいおいと声を放って泣いた」などの文章から、信じ合う姿を見せた事、お互い弱さを認め合う事が信実だと気づき、王を変えたきっかけになったと思った。そして王が

「わしの願いを聞き入れておまえらの仲間の一人にしてほしい。」などの文章が、良き王になったと思うと発表する。

 

 

○C8さん

・メロス・・・牧人・単純な男→勇者のように変化した。

       素朴で、自分よがりな面もあったが、

      →自分に誠実になってきた

そのきっかけは、「人の信実のの存するところを見せてやろう。王の奸佞邪知を打ち砕走るのだ走るのだ」と正義感にもえていたが、

濁流や盗賊に会い、疲れで、もうどうでもいい、と挫折しそうになった。悪徳者として・・・生き延びて・・・見にくい裏切り者・・・悪い夢をみ・・、挫折しそうになった。

泉を飲み、夢からさめた。その後、「私の信頼に報いなければならぬ。」「真の勇者、正義の士として死ぬことができると思い」と走り、

フィロストラトス似合い、友が強い信念を持ち続けているのを聞いて、「もっと恐ろしく大きいもののために走っている。」「訳のわからぬ大きな力に引きずられて」走った。

もはや、友人のためだけでなく、自分の信念を貫くために走るから、誠実な男でやり抜く強さがある人物に変化したと発表する。

 

○C9さん

 

セリヌンティウスは、

友人を信じていると言っていた、また、強い信念を持ち続けている様子であったが、メロスを殴った事をきっかけとして、
、「三日間の間、たった一度だけ。ちらっと・・・生まれて初めて君を疑った、ことを正直に告白している。これは、メロスを殴らせたことにより、
自分の弱さも気付くことになった。
 
T・・・まとめとして、メロスとセリヌンティウスが、お互いに疑った事を告白して信じ合う姿を見せた事が、王を変えることになりましたね。
作者、太宰治は、三人とも弱さ、弱点を持っている、とともに、弱さを克服する強さを持っているのが人間だと言うことを作品の人物象を通して描きたかったと思います。
 

・教師は、「ポジショニング機能」の「集計機能」を大型モニターに提示する。

「また、みんなの考えもマーカーが中央に移動していることが多いことからも作者の考え・意図がわかりますね。」とまとめる。

 
補足として、
人間の内状況や状況や周囲との関わりの中で変化し、形成されていく様子が劇的に描かれている。
一人称の会話の部分だけでなく、第三者の視点で書かれながら、複数の人物の内面が語られているため、生徒は登場人物それぞれに感情移入がしやすく、人物像や人物の心情の変化を捉えやすい。様々な視点から読むことで、生徒の多様な読みを引き出せる作品といえる。
また、比喩や情景描写などの多彩な言語表現や躍動感あふれるリズミカルな
文体(漢語)が用いられており、表現の効果を存分に味わうこともできる。

 

 

製作途中です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

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・道徳IでのCT活用試案

道徳でも物語を読んで主発問として

ア○○がかわいそう

イ△△はひどいことをする

ウこのようなことは良いことではない

エ○○さんにもわるいことがある。

オ△△さんは仕方なかったと思う

など色々ないけんがでるのを教師は予想して

児童がパソコンに記号を入力する。

教師はアンケート機能を利用し集計結果を大型モニターに提示する。

今まで挙手をしない消極的な児童も注視する。