1、小学校の国語、2年下「かさこじぞう」のICT活用指導案
・今回のICTソフト・・・SKYMENU Cloud ( スカイメニュークラウド)(ポジショニング機能)
・前回のICTソフト・・・WinBird(アンケート集約機能)
①学習スタイル・・・一斉学習、 協働学習12分、 個別学習6分✕2回=12分
②活用スタイル・・・教師・生徒の「同時進行型」
(グループ学習を参考にしたい時→道徳は、走れメロスと小1から中2まで全部がグループ学習です。
ジグソー方式のグループ学習です。
道徳ICT指導を参照ください。)
・初読の感想を事前に回収しておくこと
・初読の後、アンケートを回収して児童の実態を把握する。ワークシートに
段落ごとに3行程度、全体で5行程度、わからないこと、疑問点を必ず記入させる。
国語で意見の相違を大型モニター提示しその後に話し合いをする時
「かさこじぞう」の「かさこじぞうとの出会い」の場面で、
A初読後の主発問でのICT活用
「大年の市の帰りの場面でじいさまはどんな気持ちか?じいさまの様子(したこと、言ったこと)からどのようなことがわかるか?」
と主発問をする
ア、ばあさまにどんな言い訳をしようかとしんぱいしたり、しかられるかもしれないと思い、
いやな気持ち。(マーカーを左に打つ)
イ、かさこが売れなくてがっかりしている。暗い感じ。(マーカーを中央に打つ)
ウ、じぞうさまにかさこをかぶせておちついた感じ(マーカーを右に打つ)
・児童はマーカーを自由に配置して自分の考えを示す。
(ポジショニング機能)
児童は、自分の考え(立ち位置=ポジショニング)とその理由をコメント欄に入力する。
児童は、パソコンのポジショニング機能を利用してマーカーを入力する。
・児童は、今まで挙手をしない消極的な児童も注視する。
・教師は全員の回答を重ねて表示し、児童は、考えを共有する。
教師は考え変わったら何回でもマーカーを再入力することができる事を説明する。
教師は「集計結果」を大型モニターに提示する。
・発表ノートの配布・提示箱
次に、4人グループになり、グループで話し合って見てください。
「大年の市の帰りの場面でじいさまの様子」がわかる言葉を探して、「そのことばから、じいさまの気持ちがわかる。というように発表しましょう。
また、その時の様子を「動作化」してみましょう。
「発表ノート」に教科書の本文から抜き出して書き出して見ましょう。(提出箱に入れてみてください。)」と発問する。
児童は、パソコンに光る言葉(キーワードの言葉)を入力し、理由を発表する。
教師は、「発表ノート」の児童の言葉を巡視機能でみる。
児童は「発表ノート」を基に自分の考えを発表したり、自分の考えと違う児童の考えを見たり、発表を聞いたりする。
A「ばあさまになんと言い訳しようかと悩んだり、しかられるかもしれない。」と考えた児童は、
・・・大市の場面で、「もちこももたんでかえれば、」の文から私は、ばあさまにしかられるかもしれないと思います。と発表する。
・・・「日もくれかけました。」「風が出てきてひどいふぶきになりました。」の文からじいさまの暗くてゆううつな気持ちが感じられます、。と発表する。
B「かさこが売れなくてがっかりしている」と考えた児童は、
・大市の場面で、「もちこももたんでかえれば、」「とんぼり、とんぼり」の文から私はかさこが売れなくてがっかりしている、と発表する。
C「じぞうさまにかさこをかぶせておちついた感じ」と考えた児童は、
・・・「こらえてくだされ」や「これでええこれでええ」から、暗いがっかりした気持ちがおちついたと思います
B「切り返しの発問」→新しい価値に高める
教師は、また、「じぞうさまに出会い、じいさまは、なぜ売り物の大切なかさをかぶせたのか?じいさまはどんな人か?」と発問し、
「じぞうさまにかさをかぶせた後のじいさまはどんなきもちか?じいさまの様子(したこと、言ったこと)からわかることは何か?」と
と「切り返しの発問」をする。
昔は、「切り返しの発問」と言った?今は、「新しい価値を高める発問」と言う。
Dの児童は、「おお、お気の毒にな」「さぞつめたかろのう」と言って、
「おつむの雪をおとす」「かたやらせなどをなぜる」「かさをかぶせたてあげた」などのしぐさからじいさまの「優しい気持ち・ひとがら」がわかります。と発表する。
さらに、Eの児童は、「自分の手ぬぐいでかぶせてあげた」動作から、じいさまのやさしい心がわかります。と発表する。
・教師は、じいさまのやさしい様子(したことや言ったこと)や気持ちが、
一度だけで無く、二度三度と繰り返して表現されています。繰り返しも強調の表現です。
また、語り手、話者も、「そこで、やっと安心して・・・」と同じように、やさしさを
「地の文」でも表現しています。
二重に重ねてやさしさが表現されていますね。とまとめる。
・教師は、「ポジショニング機能」の「集計機能」を大型モニターに提示する。
「また、みんなの考えもマーカーが右に移動していることが多いことからも作者の考え・意図がわかりますね。」
教師が巡回した児童の文章をパワーポイントの画面提示し大型モニターで説明する。
教師は「ポジショニング機能」の集計結果」を大型モニターに提示する。
教師は「また、みんなの考えもマーカーが楽しくくらしたいの方に移動しているのが多くなった事からもわかりますね。」とまとめをする。
補足A、動作化、劇化、ロールプレイング、・・・・・・文芸学の視点論から、
1登場人物
①じいさま
②じぞうさま
③話者、語り手、ナレーターは、「地の文」を読む人
④観客・・・お客様
2、三の場面・・・かさをじぞうさまにかぶせる場面」
①じいさま「・・・このかさこを かぶってくだされ。」
③語り手、「じいさまは、売りもののかさをじぞうさまにかぶせると・・・・。ところが、・・・・・
どうしても足りません。」
①じいさま「おらのでわりいが、こらえてくだされ。」
③語り手、「・・・つぎはぎの手ぬぐいを・・・・」
①じいさま「これでええ これでええ」・・同体験=内の目
③語り手、「そこで、やっと安心して、・・・・」・・・、異化体験=外の目
この劇をみると、
じいさま「これでええ これでええ」・・同体験=内の目。。じいさまの目 も
語り手、「そこで、やっと安心して、・・・・」・・・、異化体験=外の目 も
じいさまのやさしい気持ちを、二重に重ねてやさしさが表現されていますね、とまとめる。
補足B、文芸学の視点論から・・・
1、同体験=内の目
じいさまの気持ちになり切って手ぬぐいをじぞうさまにかぶせる場面で、人物の気持ちになりきることを「同化体験」と言います。
2、異化体験=外の目
「おらの手ぬぐいでわりいが、」と言いながら手ぬぐいをかぶせるじいさまの姿を「第三者」としてみつめてました。「第三者」として人物を見、感想を持つことを「異化体験」という。
3、共体験
「同化体験」と「異化体験」の2つをないまぜにして一つの場面を読み体験することから、
文芸体験の事を共体験という。
共体験とは、内の目をとおしての同化と外の目をとおしての異化のの統一された体験です。
文芸形象が「主観の弁証法的統一体」であり、共体験になる。
4、視点論とICT指導案
① ICT指導案は、弁証法(正・反→合)によく似ている。
→「国語ICTモデル指導案ICTは弁証法の正・反→合だ!ポイントは、習うより、慣れろ!道徳は浄化だ!」 ブログを参照
②・ICTソフト・・・SKYMENU Cloud ( スカイメニュークラウド)は、ポジショニング機能があり、弁証法(正・反→合)によく似ていて、 ICT指導案と相性が良い。
③文芸の理論も、視点論に対比などがあり、 ICT指導案と相性が良い。
④小生もICT指導案を書いていて、文芸の理論の、視点論には、対比をポジショニング機能で利用している。