A 要旨

1 研究主題
一人一人の実態を把握し、新たな探求や動機づけの発問・指導法の研究
2 研究副題
パソコン室で双方向型のICTソフトや自作リンク集や2つの視点からのアプローチを通しての授業改善
3 研究の要旨
 本校は全ての教室に大型のモニターが設置されているなど教育機器の環境に恵まれている。昨年は第2パソコン室も最新式になった。1年生の現代社会の授業を4年間、毎時間、プレゼンテーションソフトとワークシートを併用している。他の先生の授業を参観してみて、教科書の付属のCD-ROMを図、グラフなどを資料として効果的に使用できることにも気がつき実践した。以前の昔話の宝庫と言われる地域の高校や徳川家康と武田信玄が争った地域でもある高校では、昔話や秋葉山や二股城などの地域教材を自作のリンク集を作成して、パソコン室でICTソフトを活用した実践をした。
 平成28年度と29年度の「センター試験」で、現代社会の裏表紙にある「日本の世界遺産」が画像を中止に出題された。これなら、ICTソフトで画像を提示し、リンク集を自作してインターネット検索ができると思い実践を積み重ねた。
H28年度は「センター試験」の画像をICTソフトで画像転送するだけで、答えは教師が「机間巡視」してプリントの答えを確認していた。歴史の解説に時間がかかってしまいパソコン操作も上手にできなかった。生徒も3回のチャレンジでやっと正解にたどり着けた。H29年度は生徒の答えをエクセルのワークシートに記入させてICTソフトでの巡視機能を利用して生徒の実態を把握して発表させた。初めてのことでありパソコン操作上で生徒のつまずき等にうまく対処できなかった面もあった。 
 そこで、H30年度にはアンケートもとに、昨年、初めてエクセルでの巡視機能を利用したので色々生徒がつまずいたりしている箇所を改善することにした。特にICTソフトで親機→子機や「子機での操作」で生徒の活動などの指示を正確に把握させるなどを丁寧に説明することにした。パソコン室で操作することに緊張する生徒もいるので、ペア学習等取り入れ時間を十分にかけて、お互いが声掛けをするようにし、わからないところを積極的に話し合う時間もとりいれた。以上のような積み重ねにより、下の仮説が検証された。
①    双方向性のICTソフトを活用して生徒の実態を把握した上で新たな探求に取り組む視点や動機づけが可能になった。
②    多角的な2つの視点のアプローチができた。教師の発問が重要なキーワードになることがわかった。
 歴史的な視点ばかりでなく水平的分業でアプローチすれば、理解でき解決にできるようになった。
③    自作リンク集を作成し活用すれば、「日本の世界遺産」などのすばらしい画像にふれて、静岡県民としてもより親しみがわくようになった。
④    RPDCAサイクルにより、アンケート結果を次の授業に生かすことができた。
⑤    ペア学習などにより生徒のつぶやきが増えて、学習活動が積極的になった、
B 本文              

1 研究主題

   センター試験問題の2つの視点での分析・指導方法の研究~視点の移動による時間的拡大と空間的拡大を通して~、&一人一人の実態把握した上での発問研究~パソコン室で授業支援ICTソフトの活用を通して~、&「日本の世界遺産等の地域教材」の指導方法の研究~自作リンク集の作成と活用を通して~

 2 研究目的

 (1) 生徒の実態

       高校1年生の現代社会で改訂された教科書の巻頭の写真に「日本の世界遺産」1)がある。又、国連のユネスコの学習内容にも含まれている。H29年度のセンター試験問題2)の「日本の世界遺産」ではほとんどの生徒が正解なのに対してH28年度の「日本の世界遺産」3)では、ほとんどの生徒が不正解であった。(資料1,2,3)

 (2) 授業改善の試み・・・仮説の設定

    難しいと思われる試験問題の指導・分析をするうえで次のような仮説の設定をした。

① 双方向型の授業支援ソフトで生徒の実態を把握する。

 ア 授業支援ソフト4)で一人一人の実態を把握したうえで発問すれば、より生徒の理解につながる発問が可能となるであろう。

② 多角的な2つの視点(縦軸と横軸)でアプローチする。

   視点の移動を「時間的な拡大」、つまり、「歴史的な視点(縦軸)」だけでなく、横軸の「空間的拡大」、つまり、「水平的拡大」でのアプローチをすれば理解できるであろう。

③ 自作リンク集5)を作成し活用する。

「日本の世界遺産」のように写真が中心の教材は、数多くの写真のデジタルデーターを見ることにより、より身近に親しむことができるであろう。・・・「日本の世界遺産リンク集」(資料4)

3 研究方法(検証の手だて等)

   上記の仮説を以下の(1)~(3)の方法で授業実践して効果をあげていきたい。

 (1) 双方向型の授業支援ソフトで生徒の実態を把握する。

  ① 画像転送機能を利用して問題を一斉に転送する。

  ② 巡視機能を利用して全員の解答を確認する。        

  ③ 掲示用のモニターで他人の解答と比較する。

    ④ 学習した成果を必ずワークシートで提出させる。

 (2) 2つの視点(縦軸と横軸)の移動(拡大)を明確に区別させ、定着させたい。

  ① 視点の移動の「時間的な拡大(縦軸)」からアプローチする。・・・「歴史的な視点(縦軸)」

     「歴史的な視点(縦軸)」から見た「キーワード」を仮説としてあげてみる。

   ア 「明治日本の産業革命遺産」と「19世紀後半から20世紀初頭」を仮説としてみる。

② 視点の移動の「空間な拡大(横軸)」からアプローチする。・・・「水平的分業」

水平的分業から見た写真下の「説明文」(キャプション)の語句を仮説としてあげてみる。

ア 「製場」VS「製・反射坑」を仮説とする。

   「水平的な拡大(横軸)」からの視点では、過去に学習したもので 貿易の国際分業で「水平的分業」がある。これは、工業製品を相互に生産することである。視点を「工業製品」や「産業の種類」に視点をあてれば、今回の場合は正解につながることになる。

   教師の発問として「他のグループと違う生産物の工場はどれだろうか?」が正解のヒントになる。

 (3) 自作リンク集を作成し活用する。

  ① インターネット検索が、短時間で効率的にできる。

     パソコン操作に慣れていない生徒でもリンク集なら短時間に多くの画像を閲覧することができる。

② サイトの信頼性を高めることができる。

      教師が事前にサイトを閲覧しているので信頼性を高めることができる。

 (4) 「習うより、慣れろ!」・・・毎日の積み重ねが大事。

     常日頃からテレビや新聞等でニュースに注意して接することも大切である。     

 (5) PDCAサイクルを基に現代社会用のアンケートを参考にして学習を進め授業改善に努め、市の教育とも照らし合わせる。(資料P14)

4 研究経過

 (1) 双方向型の授業支援ソフトで生徒の実態を把握した。          

  ① H26年度 高校(新設) 3年3学期 日本史Bと日本史演習 2ステージ担当

 ア 新設環境で授業支援ソフトの「画像転送機能」を中心に利用しリンク集画面を一斉に転送した。

 イ 「インターネット天竜地区の歴史探訪リンク集」を作成し活用する。

 ウ 日本史演習は、2学期から日本史の資料集を活用して「文化史」を中心に学習した。デジタル画像を資料提示用のモニターで解説できると良いと感じた・・・。

② H28年度 浜松高校 1年生 3学期末 「センター試験問題」をパソコン室で実践した。

   ア 授業支援ソフトの画像転送機能を中心に利用し問題を一斉に転送した。

 「日本の世界遺産」の問題は、ほとんどの生徒が不正解であったので問題の解析をした。この時は、古典的な「机間巡視」で生徒の実態を把握した。  

③ H29年度 浜松高校 1年生 3学期末 「センター試験問題」をパソコン室で実践。

          昨年度の経験を踏まえて授業支援ソフトの「巡視機能」を利用して実態を把握するように試みた。

    ア 授業支援ソフトの巡視機能を利用して全員の解答の入力を確認した。

      イ 全員の解答を授業支援ソフトの巡視機能で他の生徒にも見えるようにした。

ウ 実態を把握したうえで発問しより生徒の理解につながる発問が可能となった。

 (2) 多角的な2つの視点でアプローチを試みた。

① H28年度は、歴史的視点に時間をかけてしまい、単に「生産物の違いだけの説明」になってしまった。

② H29年 1年生 3学期末 昨年度の経験を踏まえ「水平的分業の視点」でアプローチした。

③ H30年度 1学期 視点移動の水平的拡大を色々な分野で役立つことがわかりその意義を強調した。

 ア 需要供給曲線でも、「需要曲線の傾き」6は価格の弾力性でもある。経済用語では、「限界革命」ということを想起した。(資料5)

 (3) 自作リンク集を作成し活用する。苦節4年  

① H25年度 高校 3年3学期 日本史A 2クラス担当(特進クラスと普通クラス)

  「インターネットで春野地区の歴史探訪リンク集」7を作成し活用する。「春野は民話と伝説の宝庫」        

 という同僚の先生の話を聞き、インターネットを活用して地域教材づくりに取り組む。(資料6)

② H26年度 高校 3年3学期 日本史Bと日本史演習 2ステージ担当(特進クラス)

 ア 「インターネット天竜地区の歴史探訪リンク集-家康と信玄-」7を作成し活用する。(資料6)

③ H28~29年度 浜松高校 1年現代社会 3学期末 3クラス担当

 「日本の世界遺産のリンク集&直虎リンク集」を作成し活用する。

5 研究の成果(実践の実際と今後の課題)

 (1) 双方向型の授業支援ソフトで生徒の実態を把握できた。「問題提示」

   ① 画像転送機能を利用して問題を一斉に転送できた。

      普通教室にもモニターがあるが、座席により見えにくい生徒もいるようだが、パソコン室では個人用のモニターに一斉に転送でき、後部座席や隅の方の座席の生徒にも見やすく便利である。      

   ② 一人一人の生徒の解答の入力を確認できた。「学習の個別化」と「課題解決」

     授業支援ソフトの巡回機能をオフにして生徒は別の解答用のファイルを開いて解答とその根拠となるキーワードの語句を入力し紙での解答用紙にも記入する。その後に教師は授業支援ソフトをオンにして巡回機能を利用して全員の解答やキーワードの語句を確認できた。

     自分の考えを入力した後には最初の5分間は隣同士で自由に話し合っても良いこととした。

  ③ 全員の解答を把握した後で教師が新たな発問する。「実態把握」と「検証過程」

   ア 1回目は「幕末」の韮山反射炉が多かった。キーワードの語句は「明治日本の産業革命遺産」が多くみられた。設問の文章の後半の部分に視点を当てていた。

   イ 2回目は端島炭坑が多かった。キーワードの語句は「19世紀後半から20世紀初頭」が多くみられた。設問の文章の前半の部分に視点を当てていた。 

   ウ 3回目は教師の発問で正解が多くなった。

      教師は、「歴史的には4問が全て該当します。水平的分業で学習したように「工場の名前から工 

     業製品を比較してみよう。他の工場と違う完成品・商品を生産している工場を探してみよう」との           

     発問で、製糸(生糸)と製鉄所と反射炉が同じ産業で、製鉄に石炭を使用したことが理解でき、製  

     糸場は、生糸を生産するので他の産業群と違うことを理解できたようだ。

     教科書の説明書きをみれば、すぐにわかることなので初めは見させないようにした。      ④ 掲示用のモニターで他人の解答と比較する。

     28年度の生徒よりもより29年度の生徒の方が正解率は高かった。これは塾等で接する機会が多かったものと思われる。各自が入力後に授業支援ソフトの巡回機能を利用して前面の掲示用モニターで他の生徒の解答も生徒が見られるようになっている。他人の解答と比較することで正解に近づいたようだ。生徒はパソコンの入力の他にも問題用紙に3回記入した。

資料として添付した生徒のワークシートからも授業の流れが読み取れる。3学期末試験も終わり周辺校ではビデオ教材等の時期である。ワークシートの生徒は理科系希望であるが教師の発言をワークシート8)に良く残してくれたものと感心した。さすが進学校であると感心した。(資料7)

 (2) 2つの視点の移動(縦軸と横軸)を明確に区別させ、定着させたい。

  ① 視点の移動の「時間的な拡大(縦軸)」からアプローチする。

     「歴史的な視点(縦軸)」から見た「キーワード」をあげてみる。

   ア 「明治日本の・・(後半部)」と「19世紀後半・・(前半部)」の「キーワード」

 生徒が最初に着目したのが、設問の文章の後半の部分であった。次に、前半部であった。特に

 後半部は明治維新が1868年であることを最低限、知っておくことが必要である。次に特に有名な黒船来港の年代とともに今テレビで有名な大河ドラマにもある「安政の改革」で大砲建造などが必要になり、韮山の反射炉建設などもこの時期にあたることなどの日本史Bの知識も必要になり世界史Bを受講している生徒には難しい問題である。生徒のワークシートをみても韮山の反射炉が多かった。前述の3回の発問で歴史的な視点では全問が該当することになりこの視点でのアプローチが過ちであることに気づくことになった。

イ 生徒のワークシート9(資料8)

   説明した八幡製鉄所や富岡製糸場等の年代を記入した生徒もいた。

② 視点の移動の「空間な拡大(横軸)」からアプローチする。・・・「水平的分業」                   「水平的な拡大(横軸)」からの視点では、過去に学習したもので 貿易の国際分業で「水平的分業」がある。これは、工業製品を相互に生産することである。視点を「工業製品」や「産業の種類」に視点をあてれば、今回の場合は正解につながることになる。

ア 写真やグラフの「説明文」(キャプション)にヒントがある。・・・「完成品は何か?」

 高校入試でも写真やグラフを読み取る設問では、キーワードが設問の本文ではなく、写真やグラフの「説明文」(キャプション)の語句にヒントがある。ここに着目した生徒はクラスで数人であった。数人でも正解がいたことは嬉しいことであった。   

 ここで、教師が「工場の名前から工業製品を比較してみよう。他の工場と違う完成品・商品を生産している工場を探してみよう」との発問で、製糸(生糸)と製鉄所と反射炉が同じ産業で、製鉄に石炭を使用したことが理解でき、富岡製糸場は他の産業群と違うことを理解できたようだ。

 富岡製糸場と官営八幡製鉄所は教科書の写真にも載っていてあまりにも有名なため同じグループに入れたものと推測できる。

イ 生徒のワークシート10(資料9)

   説明した「空間的拡大を」を記入した生徒もいた。前の時間に小論文の評価で多角的な2つの視点でアプローチし視点の移動を「時間的な拡大」、つまり、「歴史的な視点(縦軸)」だけでなく、横軸の「空間的拡大」、つまり、「私→家族→地域・職場→国家→世界はこうだ。」等を指導したので少しは聞き慣れたのかもしれないと思った。

  ③ 学習した成果を提出させる。

パソコン室で学習するときに筆記用具を持参するように教科委員に連絡し、持参しない生徒にクラスまで持ちに行かせた。授業と関係ないインターネットサーフィンする生徒もいるときがある。学習した成果を必ずワークシートで提出させた。

 (3) 自作リンク集を作成し活用する。

 本時の授業終わりで全体の「日本の世界遺産」を紹介し、自分で調べる学習に活用した。

  ① インターネット検索が、短時間で効率的にできた。

     パソコン操作に慣れていない生徒でもリンク集なら短時間に多くの画像を閲覧することができた。

② サイトの信頼性を高めることができた

      教師が事前にサイトを閲覧しているので信頼性を高めることができた。

③ 画像を一斉に提示できた。

第2パソコン室の授業支援ソフトの掲示機能で全員に全体の「日本の世界遺産」を紹介できた。

④ ネットサーフィンしている生徒を探しだせる。

   授業支援ソフトの巡視機能では、リンク集以外のサイトにアクセスしているものを机間巡視しなく

ても、サイバーパトロールすることができた。注意して場合により画面をロックすることもできる。

 (4) 今後の課題

① 現代社会では、視点の移動で「水平的拡大」(横軸)が重要である。

 ア 現代社会の需要供給曲線では、縦軸(Y軸)の価格の自動調節機能が中心となる。中学校の教科書でも具体的な数字があり、それで指導している。高校では、横軸の需要曲線の移動(シフト)を重点的に指導する必要があり、試験にも出題すべきである。

 大学入試のセンター試験でも毎年、同様の傾向であった。改訂された教科書では、ゼミナールとして1頁全部を使った説明あり追加された。以前は無かったものである。公民専門以外の先生には難しく負担になるようだ。

イ 「需要曲線の傾き」・・・価格の弾力性11(資料5)

 生徒から需要曲線の傾きが限りなくゼロのX軸に近づいたらどうなるのか?」という質問が特進クラスであったようだ。今年の中間試験で「需要曲線の傾き」が試験に出た。非常に重要な要素を含んでいる。価格の弾力性は是非考えさせたいものだ。これは、「近代経済学」のスタートになり経済学用語では「限界革命」とも呼ばれ、大学時代に学習したことを想起した。    

ウ 日本史Bでも応用できる。・・「需要曲線の傾き」、「上杉鷹山」・・重商主義へ、殖産興業へ

 江戸時代に名君と言われる藩主は米沢織り等の「特産品」を興し、藩政改革に成功した。他の藩も「藩専売制」などで財力を蓄え雄藩とよばれた。明治維新の殖産興業や官営工場の先駆けとなった。現代社会の担当者は日本史や世界史の専門の先生が多いが、このような重商主義の理論的な事(需要曲線の傾き=価格の弾力性)も理解しておくと良いと思う。

エ 世界史Bの近代「国民国家」の統一論(1800年代)

   近代国民国家の統一を垂直的統合(縦軸)と水平的統合(横軸)で統合を説明したほうが生徒には分かりやすいというのを同僚の世界史の先生から聞いた。

 (ァ) 垂直的統合(縦軸)・・士農工商→四民平等、制限選挙(身分制議会)→普通選挙(国会 )社会保障制度、累進課税

 (イ) 水平的統合(横軸)・・藩校や寺子屋→義務教育と標準語指導(近代的学制)、国史の指導

 ローカリズム(藩、公国、州)→ナショナリズム(国家、連邦、合衆国)、○○藩、○○家領(・・家)→国家(国民)、

オ 小論文にも応用できる。

   前の時間に小論文に評価をつけて返却し、解説をした。2つの視点の有効性を検証した。

 (ァ) 時間的拡大(縦軸)・・・過去→現在→未来はこうすべきだ

 (イ) 空間的拡大(横軸)・・私→家族→地域・職場→国家→世界はこうだ。

カ 国語総合での視点の移動

 (ァ) 回想の視点12)・・・・少年時代の思い出の場面・段落

 (イ) 文章の遠近法・奥行き13)・・・近景は詳しく描く。心に描く(表象する)読み方。

キ 「習うより、慣れろ!」・・・毎日の積み重ねが大事。

   「日本の世界遺産」では2年連続して静岡県から出題されている。常日頃からニュースに注意して接しておけば、富士山は、自然遺産では無いことに気づき、文化遺産だとわかる。韮山の反射炉もペリーの黒船の来航等に備えるために大砲を鋳造したことにも気づくと思う。

② 自作リンク集を作成し活用する。

 ア 地域教材の支援になる。

    地域の歴史や人物、民話や伝説などは、資料に乏しいけれどインターネットには豊富にある。手間がかかるけれど地域に親しむことになる。

 イ 井伊直虎関係のリンク集

    リンク集を作成しているときに大河ドラマで放映していたので、パソコン室を利用したときにネットサーフィンした。

③ パソコン室等の利用 

ア 現代社会「日本の世界遺産」での画像提示で活用する。

   現代社会の「日本の世界遺産」に県の遺産がありリンク集を作成した。1年に1回ほど、パソコン室を使うように心がけている。H30年度から第2パソコン室の機器が新しくなった。以前は教師機でポータルサイトからアクセスすると新しい動画があり授業中にシステムがダウンしたが生徒機は自力でエラーから復帰した生徒がいた。その生徒のおかげで復旧したこともあった。

イ 授業で画像等を資料提示する。

 浜松高校は普通教室でもモニターがある。卒業生や大学の教授が講演するときは、全員の講演者がパソコンを使いモニターで提示している。以前の学校でも理科の先生はモニターで資料を提示していた。この様子を見て、現代社会の授業でも、普通教室で生徒のワークシートの答えをパワーポイントのモニターで提示するようにした。

 このパソコン利用の利点は、教科書のグラフや図などの資料を普通教室モニターで提示できることだ。教科者準拠のCD-ROMを購入してもらい、授業で活用している。生徒が資料集を購入するとCD-ROMも付いてくるので金融の図やグラフ使用している。

   日本史や世界史などの人物像や文化財等も教科者準拠のCD-ROMの画像を提示できる。著作権    

  が問題なければ付随していて提示できるようだ。インターネット画像も同様である。

ウ ICTソフトの活用

 市内の私立高校では生徒のタブレット端末で資料提示できる。また、英語の生徒が読んだ音声を録音し、教師に送り、それを評価するなどすでに、実施している教科もある。 

 (5) 指導計画10 

       総時間:2時間 第2パソコン室 2学期11月頃と3学期末のテスト終了後

 ① 1/2時間 平和維持のために活動する国連やユネスコの役割を理解する。

 ② 2/2時間 本時 教育・文化活動をするユネスコに登録された「日本の世界遺産」を理解する。

  ア 問題提示と仮説・設定の過程(10分間) (資料10~資料12)

   H29,H28年度のセンター試験問題 「日本の世界遺産」をパソコンのモニターから読み取る。

   画面を切り替えてワークシートに1回目の答えとその根拠となるキーワードとなる文や語句を記

  入する。その後に隣の生徒と自由に相談する時間を設けた。

 イ 仮説・検証過程(25分間)課題解決

(ア)       掲示用のモニターを見ながら、他生徒の解答と比較し、教師の答えを聞いて2回目の答えと、    

その根拠となるキーワードとなる文や語句を入力する。

  (イ)  教師の説明から歴史的には、全問該当することになる。写真下の見出し文の生産物に視点を当

    て、3回目の答えとその根拠となるキーワードとなる文や語句を入力する。   

  (ウ)  水平的分業を思い出し、生産物に視点をあてることで解くことができることを理解する。 

ウ 広げる(15分間)

   教師の説明を聞き、全体の「日本の世界遺産」の概略のイメージをつかむ。

   (ア) 「日本の世界遺産」のネット検索をして全体を理解する。

   (イ) 井伊直虎関係のリンク集をネットサーフィンして地域の文化遺産を理解する。

○ 引用・参考文献

 4) 「授業支援ソフト」 ウィンバード(株)のソフト ICTソフト名;「ウィンバード」   

 5) 「自作リンク集」 ウィキペディア財団の原則「中立性、投稿者の誠実さ、著作権作品を使用しない」

     サイト:日本の世界遺産、URL:https://ja.wikipedia.org/

12) 西郷竹彦 「文芸研・教材研究ハンドブック 少年の日の思い出」P11 明治図書 1993  

13) 西郷竹彦 「教師のための文芸学入門」P32 明治図書新書 1988 

 

C 資料目次

 

P1 (写真1)間宮陽介 「現代社会」 東京書籍 H28  「教科書」巻頭の写真 「日本の世界遺産」

P2 (写真2)H28年度のセンター試験問題2)の22番目の解答 「日本の世界遺産」

P3 (写真3)H29年度のセンター試験問題3の17番目の解答「日本の世界遺産」

P4  (資料4 自作ワークシート4)自作リンク集5)「日本の世界遺産リンク集」(HTMLファイル)

P5 (資料5 教科書P119 ゼミナール) 東京書籍 「価格決定のメカニズム」1需要曲線の移動

P6 (資料6 自作ワークシート)自作リンク集7  「インターネットで春野地区の歴史探訪リンク集」8)P6 (資料6 自作ワークシート)自作リンク7)) 「インターネット天竜地区の歴史探訪リンク集」9

P7 (資料7 生徒のワークシート)H28年度のセンター試験問題2)

P8 (資料8 生徒のワークシート)「1879年等」の年代の生徒のメモ

P9 (資料9 生徒のワークシート)「時間的拡大と空間的拡大」生徒のメモ

P5 (資料5 教科書P119)ゼミナール 「価格決定のメカニズム」 3需要曲線の傾き

P10 (資料10~14 板書事項)パソコン室 「パワーポイント」を「ウィンバード」で画像転送

    ① H29年度のセンター試験問題

 ② H28年度のセンター試験問題

 ③ 「パソコンのアクセス方法」の板書事項

 ④ 解答を入力するワークシート(エクセルファイル)

 ⑤ 歴史的視点は、全問該当

 ⑥ 水平的拡大の視点(生産物)

P11   ⑦ センター試験問題の解析方法

 ⑧ センター試験問題の落とし穴

 ⑨ 例:少子化の小論文

       ⑩ 2つの視点

P12    ⑪ 視点の時間的拡大

P13    ⑫ 視点の空間的拡大

P14   ⑬ インターネット検索の注意事項とアンケート

P15   ⑭ 「天竜地区の歴史探訪」のリンク集(ワードファイル)

P16   ⑮ 「日本の世界遺産」のリンク集(HTMLファイル)

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