「やれば変わる!」@州保健局の年次報告会 | つむぐつなぐミライ

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世界放浪35ヵ国のち青年海外協力隊/平成28年度2次隊・保健師/2016年9月~ガーナの僻地で母子保健活動中!

どーも。もしも「暑さ」か「寒さ」を選べるなら、迷わず「寒さ」をとります。冬生まれのひとみんです。

 

最近、日に日に暑さを増してるガーナ。1日3リットルはお水が飲めるように。暑いよ~!

州保健局の年次報告会

 

先週は州保健局の年次報告会に出席してきました。

 

アッパーウェスト州に派遣されている5人の保健隊員(保健師・助産師)も参加。

 

配属先・郡保健局の上位機関であるGHS(ガーナヘルスサービス)の布を使ったドレスをみんなで合わせました♪

 

こんな風にGHSのマークがプリントされています。

アッパーウェスト州にある11の郡のプレゼンテーターがそれぞれの地域課題について発表。

 

その中でも「すっごーい!!!」と感心したのはシサライースト郡の発表。

 

私の郡同様、お金も物もない、人もいない、住民の知識レベルも低いはずなのに…

 

自宅出産が激減!

妊婦検診受診率が激増!

予算のかからない住民主体の乳幼児の栄養改善に向けたフードデモンストレーションを定期開催などなど…

 

ミラクルーーー!!!

 

発表後、いてもたってもいられず個人的にインタビュー。

 

話を聞くと…。奇跡なんかじゃない。変わるべくして変わってる!

 

ガーナの貧困3州と言われる私の州。資源が限られてても、住民のモチベーションを大切にして、地域全体を巻き込んでいけば、住民の意識や行動は少しずつ変わっていくんだ。

 

配属先のみんなの口癖は「お金がない」

 

決められたことしかやろうとしない主体性のなさや、色んな問題が複雑に絡み合ってることに、どこから手をつけたら...?!と悩んでいたけれど、今日妙に元気づけられました。

 

やれば変わる!

何もなくたって変われる!

 

150人ちかくの保健関係者が出席したこの報告会。なかでもピカイチの異才をはなっていたのが私のダイレクター。

 

林家パー子さんとタイマンを張れるほどの攻撃的なピンクドレスに身を包み...(隠し撮りすれば良かった)

マイクの声が割れんばかりの声量(いや、時々キーンってなってた笑)で何度も意見する様子に、会場中がただただ圧倒。

 

意見は至極最もで皆が納得してたけど、誰よりも目立ってた。笑

ガーナ政府×JICA 新プロジェクト

首都から来たJICA専門家たちも参加され、ガーナ政府とJICAが新たに始めるプロジェクトについてのプレゼンもありました。

 

2017年から始まる新プロジェクトのキャッチフレーズは...

『CHPS for life』

 

NO CHPS, NO LIFE的な…?!

(CHPSとはコミュニティの第一次保健施設)

 

いままで、母子保健にばっかりフォーカスしていたけれど、今後は【すべての年代の健康課題】にもしっかり目を向けていきましょうというもの。

 

大学時代に呪文のように聞かされた「プライマリヘルスケア」です。

 

経済発展に伴い食文化が変わり、平均寿命や高齢化率があがる一方で、肥満・高血圧・糖尿病の患者が増え続けているガーナ。

 

これからは【成人保健】や【精神保健】も大切なキーワードになっていきます。

 

丸々二日間ずっと固い椅子に座りっぱなしだったので、お尻がどうかなっちゃいそうでしたが…

 

学びはものすごく多かった二日間でした♪

 

ではー♪

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