生後59日目 | 胆道閉鎖症の娘の記録

胆道閉鎖症の娘の記録

20.9.9に生まれた娘は胆道閉鎖症。忘れないための記録用ブログ。

術後10日目

朝、今日はちょっとゆっくりめに行こうと思ってベッドから出ずにボーッとしてたら病院から電話がありました
何事かと思って出てみると主治医の先生からで

昨日懸念してたことが起こりました、と

つまり臍の縫合部開いて腸が出てきちゃったってことですポーン

再縫合の手術するのに同意書書いてもらわないといけないのでお母さんすぐ来られますか?、と言われ出来る限り早く行きますと伝えて電話を切って爆速で支度して、兄を祖母に託し、ベッドから出て10分で家を出て病院に向かいましたチーン

途中、コンビニで飲み物と朝食を調達(手術中は待合室待機しなければならず出られないのでこれを逃したら手術終わるまで飲まず食わずだったから必死)

病院ついて病室へ向かおうとしたらナースステーションで主治医が待って降りまして、「まきちゃんはHCUにいるので行きましょう」と

道すがら話を聞いたところ、
夜勤の時間帯(と言っても朝7時のミルクよりも後)に泣いていて、おむつかなと看護師さんが服を捲ったところで腸が臍から飛び出してて
ともかく急いで薬で鎮静し、お腹の中に腸を押し戻し、その日の当直の先生が応急処置で皮膚のみ縫合して上からガーゼでおさえて、HCUへ移動
すぐに緊急手術が出来るように色々手配し、その間に主治医が私に連絡って感じだったらしい

HCUに着いてまきちゃんと対面する前に葛西手術の執刀医の先生と会ったのでそのまま術前説明のため説明室へ

執刀医の先生曰く、
1番疑わしい原因はステロイドで
葛西手術後ステロイド投与は簡略していうと
ステロイドは傷の治りを遅くする=肝臓と小腸の結合部(元々総胆管があった所)にかさぶたができて胆汁が流れなくなることを防ぐためで
ステロイドは全身に作用しているので他の傷も塞がりにくくなる→泣いたり、ミルク吐いたりで腹圧がかかり、縫合部が外れた→縫合部は1針でも外れれば連鎖で全部外れる→傷が開いて腸が飛び出した
とのこと
こんな感じで縫合部が外れることは確率的にあるけれど稀らしい(後日看護師さんが2,3年に1人って言ってた)
手術内容は、腸が傷ついてないか確認してから再縫合とのこと

先生方が手術準備で退室して、私は説明室で待機して、麻酔科の説明を受けてからやっと病室へ
まきちゃんは鎮静で大人しく寝てました
検査手術、葛西手術のときは抱っこで手術室に入りましたが、今回はストレッチャーのまま入室し
10:40頃から1時間ほどで出てきました

執刀医の先生からの術後説明では
ステロイドはこのまま継続でミルクは2日間ぐらいストップ(ビリルビン値がせっかく下がってきたところなので止めたくない為)
前回縫ったとこがグズグズになってて糸が全部外れてしまっていたので今回は少し大きめに縫ったとのこと
これにより痛みが強く出てしまうのと、6ヶ月ぐらいまではちょっとぽこっと出ちゃうらしい

その後、待合室で看護師さんから呼ばれる待ってたら1時間ぐらい忘れられてて🤣
自分で聞きに行ったらもう謝られました



麻酔から覚めて空腹で泣いてたまきちゃん

T-BIL 8.9
D-BIL 6.8