さて、
今日は「本音」について。
普段のレッスンの中で、
まずは、これを見つけることに全力を注ぎます。
その人の、「今」の気持ちが、迷いなく、呼吸になり、声になることを願って。。。
そうである声と、そうでない声は、
はっきり分かります。
そうなるための方法は、人によって違うので、あれこれいろんな仕掛けを考えます。
高い声が出ない、
音程が合わない。などなどは、
技術的な問題でそうなってしまう場合はもちろんですが、
私が出逢ってきた声の多くは、
「気持ち」が原因でした。
自分の気持ちが大きく動いてしまうのが怖い。
予想外の状態に自分がなってしまうことが怖い。
本音を吐くことが、怖い。
自分の中で、いろんな思いが生まれても、
それをどうやって外に出したらいいのか分からない、と、
悩む人が、多いです。
それは私自身も、いやと言うほどぶち当たった問題でした。
空気を読んで、周りと合わせている方が、面倒なことは起きずに、うまくいく。
なんとなく、知らず知らずのうちに、そんな「流れ」に乗せられている、ように思う。
世の中の人が、「本音」しか言えなくなったら、それはそれで、世界はめちゃくちゃになる、と思う。
みんなが、一緒に同じ場所で生きて行くために、
「本音」以外の音も奏でながら日々、生きている。
愛する人の顔を見ながら、
口にしようとした言葉を、ぐっと呑み込むこともあるだろう。
それは決して、悪いことではなく、必要なこと。
だからこそ、
「唄う」ときだけは、「本音」を乗っけよう。
言いたいことを、言いたいように言えているときは、
「高い音が出ない」とか、そういう「境界線」みたいなものは、なくなる。
まずは、そこから。
それでも足りないものは、トレーニングで補っていきましょう♪
まだまだ、自分の中に眠っているものが、ありますよ。
それを起こさないままで、技術ばかり先に乗っけていくことは、もったいないです。