ボイストレーニング ”うた声”との出逢い -8ページ目

ボイストレーニング ”うた声”との出逢い

舞台俳優、シンガーソングライター、ボイストレーナーの かみもと千春です。
このブログでは、ボイストレーナーとして、日々のレッスンで頭をよぎったことを、つらつらと書いています。
いわゆる、「こえ」、「うた」についての”雑談”です♪

ようこそ!

今、起こっていることを、あれこれ考えていたら、こんな時間になりました。

さて、
今日は「本音」について。

普段のレッスンの中で、
まずは、これを見つけることに全力を注ぎます。

その人の、「今」の気持ちが、迷いなく、呼吸になり、声になることを願って。。。

そうである声と、そうでない声は、
はっきり分かります。

そうなるための方法は、人によって違うので、あれこれいろんな仕掛けを考えます。

高い声が出ない、
音程が合わない。などなどは、
技術的な問題でそうなってしまう場合はもちろんですが、

私が出逢ってきた声の多くは、
「気持ち」が原因でした。

自分の気持ちが大きく動いてしまうのが怖い。
予想外の状態に自分がなってしまうことが怖い。

本音を吐くことが、怖い。

自分の中で、いろんな思いが生まれても、
それをどうやって外に出したらいいのか分からない、と、
悩む人が、多いです。

それは私自身も、いやと言うほどぶち当たった問題でした。


空気を読んで、周りと合わせている方が、面倒なことは起きずに、うまくいく。

なんとなく、知らず知らずのうちに、そんな「流れ」に乗せられている、ように思う。

世の中の人が、「本音」しか言えなくなったら、それはそれで、世界はめちゃくちゃになる、と思う。

みんなが、一緒に同じ場所で生きて行くために、
「本音」以外の音も奏でながら日々、生きている。

愛する人の顔を見ながら、
口にしようとした言葉を、ぐっと呑み込むこともあるだろう。

それは決して、悪いことではなく、必要なこと。

だからこそ、
「唄う」ときだけは、「本音」を乗っけよう。

言いたいことを、言いたいように言えているときは、
「高い音が出ない」とか、そういう「境界線」みたいなものは、なくなる。

まずは、そこから。

それでも足りないものは、トレーニングで補っていきましょう♪

まだまだ、自分の中に眠っているものが、ありますよ。

それを起こさないままで、技術ばかり先に乗っけていくことは、もったいないです。