ボイストレーニング ”うた声”との出逢い -9ページ目

ボイストレーニング ”うた声”との出逢い

舞台俳優、シンガーソングライター、ボイストレーナーの かみもと千春です。
このブログでは、ボイストレーナーとして、日々のレッスンで頭をよぎったことを、つらつらと書いています。
いわゆる、「こえ」、「うた」についての”雑談”です♪

ようこそ!

ボイストレーニング、と聞いて、どんなものをイメージするだろう。

ピアノの音に合わせて発声練習する姿が一番イメージしやすいのだろうか?

私もそれをイメージします。


しかし、その前に、
やることがあります。

私の思う、唄うためにまず大事なことは、ストレッチでも発声でもなく、
自分が「こうしたい」という気持ち。

なので、まずは、
「何もしない」ところから始める。

もちろん、生きているから、呼吸はしている。

「何もしない」状態で、ただ、
自分の呼吸を観察してみる。

余分な力が入っていれば、自然と体を揺らしたくなる。

「こうしなきゃ」と思わなくても、ある程度、私達の体や声は、必要に応じて「そうなる」ようにできていると思うのです。

熱いものに触れば手を引っ込めるし、
緊張すれば心拍数も上がり、
安心すれば呼吸もゆっくりになる。

心揺さぶられれば涙も出るし、
面白ければ笑いたくなる。

楽しいときは自然と楽しい声が出るし、
元気のないときは、そういう音が出るし、

恋をして、失恋して音が変わったり、
傷ついて、深みのある音になったり、

それらはだいたい、
「いつの間にか」、無意識の中でおきていることが多い。

そこに、「こうしなければならない」は、いらない。

外に向いている目線を、まずは自分に向ける。
たとえそれが間違っていてもいいから、
「こうしたい」という自分を受け入れる。

自分を甘やかすわけではなくて。

今日は歌いたくない。

それもいいだろう。

けれど歌手であれば、そんな日でも歌わないといけなことはあるだろう。

どっちにしても、「~しなければならない」ことは出てくるのだ。

だからこそ。
まずは、
何もせず、
自分の心と体が「今」、どうしたがっているのか。

自分の中に「軸」を作る時間が必要。

だと思う。

その呼吸は、あなた自身のものです。

当たり前のようなことですけど、
それを忘れることは、私も度々あるのです。


「~せねばならない」よりも「~したい」の方が心も体も、声もやわらかい。

あ。
こんな時間だ。
寝なきゃ。

寝なきゃ、と思えば思うほど、寝れないもんですσ(^_^;)