先日 高松にいたときのことなんですけど
ぼーっとしてたんですね 女子高生の横で
あれ?これ 書き方まずいな! いや、女子高生が座ってるベンチの横のベンチでね
なにをしてたかって言うと、ちょっと思いだせないんだけど
最近のインテリぶりから推測するに きっと読書してた!
・・・言いたいことは分かる! おれが本なんて読まないんだろ?ってことだろ
分かるよ、その気持ち! 分かりたくないけど、確かに分かる!
いやさあ この前バイトの面接受けたんだけど 趣味の欄に思いっきり「読書」って書いたんですよ
担当者の人に「・・・読書?」と懐疑的な目を向けられた いや確かに、おれ色黒いし!髪短いし!なんだったら足も短いし!
「ええ まあ」とか曖昧に返事したら 「どんな本を?」詰め寄ってきた
うわ!疑ってる!「伊坂幸太郎とか石田衣良とか有川浩とか万城目学とか重松清とか・・・」と羅列してやった!
あ それは全然関係なくて
チャリに乗ったおばちゃんが通り過ぎまして ちょっと先で止まったんですよ
で、電話に出て
「別に私たちは強制してるわけじゃないのよ」、「お金ももちろん取らないし」とか言ってる
なんか怪しい 宗教かなんかか・・・怪しい
でもあれだ 今この瞬間、サンダルを天日干ししてるおれのほうが数倍あやしい!
まあでも 本に集中してるフリしてるから大丈夫
なんかおれきっと来るな来るなオーラ出してる
スーパーサイヤ人のこう外側の謎の線くらいオーラ出してる もうたぶん誰も近づけない!
「あの 痛いところとかありませんか?」
うわ!近づいてきた!! 容易に近づいてきた!!
なんだろ この踏み込みの早さ! たぶん下腿三頭筋とかがものすごい!!このおばちゃん実は健脚!!
いやいや いきなりなんだよ
宗教か!?やらねえよ! 販売か!?買わねえよ! 公文か!?やらねえよ!
おば「どこか身体で痛いとことか筋肉痛なとこないですか?」
ねえよ! 仕事もなにもないニートにそれはタブーだろ!!労れよ!
ちゃ「いや 特には・・・」
おば「凝ってるなあとかちょっとおかしいなーってところは・・・」
あー ちょっとある 実はちょっとある
野宿とフローリングの寝過ぎで なんか首が右にあまり倒れない(左に倒したとき比)
ちゃ「そういえば 首がちょっといつもより右に倒れなくて、はってるような」
おば「1分だけ時間をください」
あ!このやり取り見たことある!!
オーストラリアで見た!! 男が女を口説こうとして「おれに1分くれ!」って言ったパターンだ
その男、1分もらえなくて 鼻で笑われてたけど
わー なにこのおばちゃん 一体、おれのなにが欲しいんだ?
遺産か?遺産がほしいのか? ねえよ!ほんとにねえよ!
異臭か?異臭がほしいのか? あるよ!このサンダルにたっぷりあるよ!
おば「ブツブツブツ・・・」
おば・・・ちゃ
おば「ブツブツブツブツブツ・・・・」
お・・・
おば「ブツブツブツブツブツブツブツ・・・・・・」
なにこれ 超怖い
止めれない かっぱえびせんとはまた違った止めれなさ
どうしよう 女子高生がおれを見てる
わ、ちがーう おれちがう!おれ仲間じゃない!!
あ、なんかおれコウモリみたい!! 一瞬にして、イソップ童話の中に入ったよ!
おば「どうですか?」
あ、え 首?
あれ?さっきより可動域が増えてる?
えっ なにこれ??
おばちゃん、何者?
うわ 確かに動く 黄金時代のアリくらい動く!蝶の様に・・・いや、そこまでは動かない!
おば「私たちは そのような活動をしてる団体です」
どのような?
おば「それでは」
あ、説明してくれないんだ
自転車にまたがり帰路につく おばちゃん
女子高生の視線をモロに背中で感じる おれ
なんだよー ほんとに首動きやすくなったよー
どういうことだよー
と 何度も首を右に左にと動かし、倒した
動かしすぎて 首を痛めたよ














