さて、無事にチケットをゲットしたものの、出発時間は17:25。
現在、10時過ぎ。半日時間がある。
このまま空港にいても仕方がないので、デリー市内に繰り出すことに

と言っても、バックパック背負ったままじゃあ鴨がネギ背負って歩いてるようなもんで、インド人に声をかけられまくって鬱陶しくなるのは目に見えている

どうすんべー、と相談して、
インド国立博物館か、近代美術館へ行くことに。
ここなら入口のロッカーで(強制的に)荷物を預けることになるだろうし、建物内もエアコンが効いていて涼しいのでは?
何より、インドの近代美術ってのも面白そうだし

ということで、空港だしプリペイドタクシーのブースが無いかと探してみるが見当たらず。
ウロウロしているウチに、すみっこでボンネットを開けて整備していた2人組のタクシーに声をかけられる。
交渉(戦闘)開始。
おっちゃん「デリー門なら350ルピーだ」
わたし「350~!冗談!200じゃなきゃ乗らん!」
おっちゃん「200だとー、デリーは遠いんだぞ!300だ!」
わたし「(おいおい、ここより遠い国際空港からデリーまでプリペイドで250ルピーなのになんで国内線の空港から300もするんだよ) うんにゃあ、200!」
おっちゃん「。。。250!」
わたし「(ホントは200でも高いんだろうけど。。。まあ、外国人価格じゃこんなもんか)うーん、いいよじゃあ250ルピーね」
と、交渉成立。
だいぶ手慣れてきたなあ、と心の中で思う

そんなこんなで、タクシーに乗り込みインド門へ向かってGO!
タクシーに乗り込むと、おっちゃん達がいろいろ質問してくる。
「今日の宿は決まってるのか」
「17時の飛行機に乗るから、空港に戻るので宿は必要ない」
「そうか、じゃあ今日は半日デリーを案内してやろう、どうだ」
「うんにゃあ、デリー門に行きたい、ツアーは必要ない」
「そうか、(と、ここで煙草を取り出し)1本どうだ?酒は飲むのか?」
「いや、酒は好きだが、煙草はやらない」
「そうか!酒を飲めるところに連れて行ってやるぞ、どうだ」
「いや、今は飲みたく無い。デリー門に行きたい!」
と、延々会話は続き、のらりくらりとはぐらかしていく。
こんなやり取りも手慣れてきて楽しめるようになっている自分がいる。
市内に入り、デリー門に近くなってきたら、あそこが大使館だ、大統領が住んでる所だ、などと色々教えてくれた。
インド人ってのは、みんな金にはズルいが人は悪くないんだよね。
とりあえず、デリー門までついてタクシーを降りた。
デリー門の周辺には外国人観光客も多いが、以外とインド人観光客らしい人もたくさんいた。
ここで、やぎさんが急に、
「カメラにフィルム入れていい?」
って言うから、「いいよ」って言ったんだけど、ここでアクシデント発生。
わたしが、物乞いのおばさんにとっつかまってしまう。
コインを持っていれば、さっさと渡して去るんだけど、あいにく両替したばかりで小銭が全然ない。
身軽だったら、パッと立ち去ることもできたのかもしれないが、やぎさんは座り込んでフィルムを入れているし、こっちには見向きもしない。
なんか、逃げるタイミングを逃してしまいおばさんにがしっと腕を摑まれてしまった。
おばさんは黙々とヘナ(植物性の染料)でタトゥーもどきの絵を描いていく。
ヤバイ、小銭ないのに、どうしよう!
んで、振り払ったときにはすでにとき遅く。。。
おばちゃんは100ルピーよこせと騒ぎ立てるし、全く助けてくれなかったやぎさんは「逃げないお前が悪い」って断罪するし、(そんなこと言うなら、こんなとこでフィルムなんか入れるなよ!あんたが立ち止まるから捕まったし、逃げるタイミングを逸したんじゃないか!)と思うと、猛烈に腹が立ってくるし、まさか本当にこんなのに100ルピーも渡すのは悔しいし、そうこうしているうちに、服に染料がつくしでもう踏んだり蹴ったり

結局、1ドル札を渡して終了。
でも、やぎさんとはケンカ状態。
やぎさんは、イラついてるわたしを横目にデリー門を写真に納めていたけど、わたしはゆっくり見る気にもなれず、しつこく腕に残る染料を持参していたトイレットペーパーで必死に拭うのでした。。。