土曜日に、J1大宮戦を終えてからの中2日での
AFCチャンピオンズリーグ第3戦 中国に移動し
天津泰達とのアウェーゲーム。
闘う男DF闘莉王が腰痛で、帯同せず
まさに、肉体的にも精神的にも、きつい状況下での試合。
しかし、本当のグランパスの底力を試されるゲームでもあり
監督ピクシー
が、選手起用に冴えを見せる。
左サイドバックの阿部から石櫃を起用し、先発させた。
阿部も悪くは無いが、体格差や不運も度重なり![]()
敵が狙ってくるポイントにされる筈だった。
おそらく、天津泰達も試合前には、そこを起点に
高さを生かす攻撃を仕掛ける作戦だったに違いない。
ところが、石櫃なので、相手は戸惑った。![]()
石櫃は、攻撃面では、阿部のようなケネディとのホットラインは
まだ無いが、サイドをドリブルで切り込む姿勢や
何をするか分からない魅力がある。![]()
(欲を言えば、もう少し連係プレーに慣れる時間が必要かな)![]()
守備面では、安定していて文句なし。
試合展開は、
前半24分 金崎からのノールックパスを受けた藤本が、相手GKの位置を
瞬時に把握し、細かいフェイントを入れた後にGKの頭上を抜くループシュートで
ゴール1-0![]()
天津泰達は、技術で劣るところをハードチャージ(ラフプレー)でカバーしようと
激しく選手に接触プレーするも、この日の主審はウクライナの方で
早い段階(前半20分までに)で、イエローカードを4枚天津泰達に出して
ゲームを落ち着かせようとコントロール。(非常に優秀な主審)![]()
さすがに、退場者覚悟で守備もできなくなった天津泰達はクールに戦わないと
ダメな状況になった。(藤本も前半16分にイエローカードを貰い
通算2枚目で、次戦ホームでの天津泰達戦は出場停止
)
前半は、1-0で終了。
後半4分 永井がファーサイドの玉田にクロスを上げて、それを玉田が
華麗に胸トラップして左足で豪快にシュートでゴール2-0![]()
後半28分 追いつこうと天津泰達が攻めに前がかりになったところを
藤本が、右サイドの快速永井にパス。永井は落ち着いてGKの位置を
見てゴール左隅にシュートでゴール3-0![]()
見事なカウンターが炸裂した状況に、天津泰達は戦意喪失。![]()
マナーの悪い中国人サポーターからは、不甲斐ない天津泰達に向けて![]()
ピッチに何本ものペットボトルを投げ込み、短い時間だが試合中断。
その後、後半28分ケネディ→巻祐樹(DFの練習してたのに)「俺FW!!」と
笑いながら前線から守備を積極的に展開。(こういう選手が有難いんだよね)![]()
更に、後半35分永井→三都主が交代で入り、老獪なボールキープとパスで
試合を落ち着かせ、そのままゲーム終了。
名古屋グランパス3-0天津泰達![]()
まさに、華麗なるグランパスサッカーが見れた一戦となった。![]()
勝因は、先制点と審判の冷静なゲームコントロールとピクシーの選手起用が
当たったという点だろう。
闘莉王不在でも勝てる事を証明したいという選手の気迫が
いい意味で作用し、今後の試合でも、この経験は生かされるだろう。![]()