短編集。短編はなかなか気持ちが深く入り込めないから、あまり楽しくないなぁと思うけど、読み始めてこれは短編集だったか。と気づくことが多いから仕方ない。

柚月裕子さんは男性っぽい小説が多い。男性の登場人物が多いからかな。家庭裁判所の補佐官みたいな人が、色んな裁判に関わってくお話。裁判は、離婚や親権争いが多いが、訴える人はギリギリの状態で、後悔したくない思いが強く感じられる。一方で、巻き込まれる子どもがそれぞれ自分なりに乗り越えようとするんだけど、諦めたり前を向いたりと色んな反応を見せ、どうするのが正しいのかはて分からなくなってくる。誰の気持ちも尊重したいけど、誰かが我慢を強いられるから、仕方ない。

そういえばこの 仕方ない というコトバ。年配の人が、言うとなんであんなに深いコトバに聞こえるんだろう。大病を患った娘のお母さんの 仕方ない。父はもう亡くなってるんだから、 仕方ない という母のコトバ。私の思う仕方ないとは違くて、もっと人生を簡単に捉えてるよーな、深く捉えてるよーな、そんなコトバに感じる。だから、悩んでても仕方ないよと私の気持ちを軽くする。魔法だ。仕方ない から、前に進む。仕方ない から始まる人生。おおお、良いキャッチコピーが出来た!!!