FIFA女子ワールドカップドイツ2011 | Charmymarilyn 最初で最後 あなたの温もり........!!

Charmymarilyn 最初で最後 あなたの温もり........!!

こころのお洒落な健康な 時空に居る華族たちに 逢いたい。

FIFA女子ワールドカップドイツ2011 グループリーグ第3戦(vsイングランド)
イングランドに敗れてB組2位、ドイツと対戦へ
マッチレポート

 なでしこジャパン日本女子代表チームは7月5日、ドイツ・アウグスブルグでグループステージ最終戦を行い、イングランドに0-2で敗れて2勝1敗でB組2位となり、9日の準々決勝でA組1位のドイツとヴォルフスブルグで対戦することになった。
 なお、イングランドはこの日の勝利で2勝1分けとなり、決勝トーナメントへ進出。勝ち点で日本を上回り、ドイツを苦しめたフランスと対戦する。

画像の説明

 すでにグループステージ突破を決めている日本は、引分け以上で1位通過が決まる試合だったが、立ち上がりから、勝たなければ後がないイングランドの攻めに遭う。
 前回大会ベスト8、2009年欧州選手権ファイナリストにもなったイングランドは、日本のパスコースを消すようにブロックを作り、MF阪口とMF澤にプレッシャーをかけて、自由にボールを出させない。その一方で、MFスコットやMFカーニーらが前線で積極的に動くMF E・ホワイトやMFスミスらに交じって、何度も日本の左サイドバックのエリアを狙い打ち。中盤や逆サイドからの長いボールを通して、崩しにかかる。
 日本は対応に追われている間に、最初の失点をした。カーニーからの長いフィードに反応したE・ホワイトが右足でロビングボールを上げると、ボールはGK海堀の頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

 日本は逆襲に転じようとするが、芝に足元をとられたり、相手に寄せられてボールを失ったりパスをカットされてパスがつながず、FW永里、FW安藤、MF宮間らへボールが渡らない。ボールが出てもキープに苦労して全体を押し上げられず、攻めのリズムを作れない時間帯が続く。

画像の説明

 それでも、FW安藤やMF大野らが前半の終盤にシュートを放つが、ネットを揺らせない。前半40分には、宮間の左サイドからのクロスをあげ、相手GKがはじいたボールに右から上がってきたDF近賀がボレーで狙うがボールはバーを越えた。

画像の説明

 ハーフタイム後、動きが活発になった日本は、後半5分に宮間のFKに永里がゴール前に走り込んで左足であわせたが、ボールは枠の外に流れた。
 日本は後半56分にFW丸山をベンチから投入し、攻撃の活性化を図るが、ゴールを奪ったのはイングランド。後半66分に交代出場のFWヤンキーにゴール前に入られて、近い距離から決められた。
 
 2点を追う日本は、FW岩渕、MF川澄を入れて反撃に出る。川澄は後半84分、86分、ロスタイムと、積極的にシュートを打つが相手に阻まれ、日本が相手ゴールを揺らすことはなかった。

画像の説明

 イングランドのパウエル監督は「ゲームプランがうまく行った」と『してやったり』の表情で、「選手がプラン通りにきっちりやってくれた」とチームワークを褒めた。
 
 佐々木則夫・日本女子代表監督は、「選手は前半リズムに乗り切れず、やっとリズムが出てきたかと思ったら、カウンターで失点した。ハーフタイムに気合を入れ直して、後半死ぬ気でやって決勝トーナメントにつながるようなサッカーをしろと言った。後半、気持ちは入っていたが、点が取れなかった」と、前半の出来を嘆いた。
 さらに、「フィニッシュと仕掛けのイメージが今日のポイント」と話し、「今日の試合を踏まえて決勝トーナメントへ臨みたい。ベスト3以上の望みが断たれたわけはない。グループ2位で行った方がいいということかとポジティブに考えて、いい準備をして精一杯戦いたい」とコメントした。

画像の説明

MF阪口夢穂選手
 負けてくやしいが、決勝トーナメントに向け気持ちを切り替えたい。ハーフタイムに監督から「気持ちが出ていないので、もっとアグレッシブに」と言われた。後半は少しそれが出来たかなと思う。あっけにとられるような失点だったが、取り返せる気がしていたし、攻めていたので(点が取れず)残念です。

FW永里優季選手
 相手のスピードが上がって1、2戦とは違うスピードで、(パスの出し手が)前を見れていた部分が見れなくなって、前にボールがつかなくなった。勝ちに行っていたのでリスクを背負って攻めていたところで、それが失点につながった。そこまで悲観的にはとらえていない。後半は(ボールを)受ける位置を少し下げて、自分がボールに関わることでチャンスを作り出すことに切り替えた。もっとテンポをはやめないと点は取れない。

MF大野忍選手
 結果から見たら負けだが、個人的には悪くはなかったと思う。後半のような戦い方が前半から出来ればこのような結果にはなっていない。チャンスがあった中で決めきれなかったのが残念。それほど下を向く結果ではないと思う。

DF鮫島彩選手
 勝つつもりでいたので、結果的に納得はいっていない。次があるので、切り替えていきたい。引いてブロックをつくる相手に対し、後ろからビルドアップして外せればと思っていた。自分の攻撃参加(ができなかった部分)も含め、攻撃が単調だった。後ろではボールを持てたが、そこから崩していけなかった。このチームで最後まで戦いたいので、絶対に負けられない。相手がどこになろうと全力で勝ちにいきます。

MF澤穂希選手
 全体的に今日は疲れている選手が多く、(自分も)疲れが溜まっていて、前半から切り替えが悪く、ハーフタイムに監督からゲキをとばされた。受けて立ったところもあったが、ブロックを作られて崩せず、1本のパスで裏をつかれた。研究されていた?そうだと思います。相手はCKのマークや引いてブロックを作ってスペースを消されたり、日本の高さのなさなどをついてきた。もう少しシュートを打ってもよかったが…。

MF宮間あや選手
 どの試合でも負けは悔しい。防げる2失点だった。修正できるミスだと思うので、みんなで何が悪かったかをしっかり解明して次の試合に臨みたい。同じような試合にはしたくない。1度負けてから次の試合へは気持ちの切り替えが難しいが、世界トップのドイツを倒すチャンスがあるのはビッグチャンス。もう一度、日本らしさを出せるように、チームひとつになって戦いたい。

FIFA女子ワールドカップ ドイツ2011
ドイツ戦前日レポート「チャレンジャーでドイツに挑み、ベスト4進出を狙う」

なでしこジャパン  ワールドカップ特設サイト  メンバー  なでしこPARK  JFA TV


 初のワールドカップ・ベスト4入りをかけて、なでしこジャパン日本女子代表チームは7月9日、ドイツ・ヴォルフスブルグで3連覇を狙う地元ドイツと準々決勝で対戦するが、日本女子代表・佐々木則夫監督は8日、チャレンジャーのつもりで戦いたいと抱負を語った。
画像の説明
 B組を2勝1敗でグループステージを突破したが、ドイツは3戦全勝でA組から勝ち上がった。
 ドイツは3戦目のフランス戦では一時は2-2にされる場面もあったものの、相手が退場で一人少なくなったこともあり、終盤に2点を上げて、相手をねじ伏せる強さは健在。試合会場での8日の前日練習も、冒頭15分のみを報道陣に公開した日本に対して、割り当てられた45分を全公開してシュート練習やPK練習を行なった。
 
 日本とドイツの対戦は、日本の1分け7敗で勝ち星はない。公式戦での対戦は08年北京オリンピックでの3位決定戦で、後半の半ばまで0-0に抑えながら、終盤に2失点。2年前の欧州遠征での親善試合では0-0に持ち込んだ。
 佐々木監督は、「ベスト4を目指してやってきているが、ドイツに対してはチャレンジャー。胸を借りて、今までやってきたサッカーをやりたい」と話した。
 日本は前の試合でイングランドに敗れており、前日会見で、その影響を訊かれた指揮官は、「イングランドに負けたことは、非常にいい反省材料になった。みんな準々決勝に切り替えて、前向きに準備している」と切り換えして、さらに、「ドイツはメルケル首相がチームホテルに選手の激励に来たりしていると聞いている。そういう意味では彼女たちの方が、プレッシャーがあるのではないか」と指摘した。
画像の説明
 「いまさら特別なことはできない。いままでやってきた攻守にしっかりとアクションするサッカーをドイツ相手にもやるだけ。そこがポイントだと選手にも言うつもり」だと話した。
 5大会連続でワールドカップに出場し、ドイツ戦に出場すれば、ワールドカップ16戦目となるMF澤は、「私たちはチャレンジャー、ドイツの方が勝たなくてはいけないというプレッシャーはあると思う。何万人という多くの観客の前で、ホスト国とやれるというのは、特別。こういう大舞台でサッカーができるのは、うれしいことだし、限られた人にしかできないこと。すごく楽しみで、今すぐにでも試合をしたい」と言った
 FW永里は「ドイツでプレーしていて、ドイツで開催されているワールドカップでドイツと対戦することは、すべてが運命的な感じ。(優勝するためには)必ず倒さなければいけない相手なので、明日は自分たちに出来ることをやる」と意気込みを口にした。
 同じくドイツリーグでプレーしているFW安藤は、試合当日に29回目の誕生日を迎える。「点を取れたら最高だが、それよりも、とにかく勝ちたい。勝てるイメージがある。ドイツにはいままで勝ったことはないが、歴史を塗り替えられる時なんじゃないかと、チームではなしている」と語った。
 MF阪口も「前試合の負けは切り替えている。今はドイツ戦にかけるという気持ちになっている」と、チームの気持ちを代弁するように言った。
 対戦相手のドイツ、シルビア・ナイト監督は「日本は強い。速さと柔軟性を持った選手がいて、コンビネーション・プレーがいいので、それをさせないこと。プレッシャーはいつもと同じ。両チームとも準決勝に行きたいのだから、厳しい試合になるだろう」とコメントした。
 試合は現地時間9日午後8時45分(日本時間10日午前3時45分)に始まる。

画像の説明

FIFA女子ワールドカップ ドイツ 2011 2011.06.26~07.17

07/09 20:4507/10 03:45ヴォルフスブルク ドイツドイツ 0 - 0
試合中
日本日本
メンバー

ドイツ 日本
GK 1 Nadine ANGERER GK 21 海堀 あゆみ
DF 3 Saskia BARTUSIAK DF 2 近賀 ゆかり
DF 4 Babett PETER DF 3 岩清水 梓
DF 5 Annike KRAHN DF 15 鮫島 彩
DF 10 Linda BRESONIK DF 4 熊谷 紗希
MF 6 Simone LAUDEHR MF 10 澤 穂希 (Cap.)
MF 7 Melanie BEHRINGER MF 8 宮間 あや
MF 13 Celia OKOYINO DA MBABI MF 6 阪口 夢穂
MF 14 Kim KULIG MF 7 安藤 梢
MF 18 Kerstin GAREFREKES (Cap.) FW 11 大野 忍
FW 8 Inka GRINGS FW 17 永里 優季
GK 12 Ursula HOLL GK 1 山郷 のぞみ
GK 21 Almuth SCHULT GK 12 福元 美穂
DF 2 Bianca SCHMIDT DF 5 矢野 喬子
DF 15 Verena FAISST DF 14 上尾野辺 めぐみ
DF 20 Lena GOESSLING DF 16 田中 明日菜
MF 17 Ariane HINGST MF 9 川澄 奈穂美
MF 19 Fatmire BAJRAMAJ MF 13 宇津木 瑠美
FW 9 Birgit PRINZ FW 18 丸山 桂里奈
FW 11 Alexandra POPP FW 19 高瀬 愛実
FW 16 Martina MUELLER FW 20 岩渕 真奈
監督 Silvia NEID 監督 佐々木 則夫
選手交代
14 Kim KULIG8’ OUT 17 永里 優季HT OUT
2 Bianca SCHMIDT8’ IN 18 丸山 桂里奈HT IN
10 Linda BRESONIK65’ OUT 11 大野 忍66’ OUT
20 Lena GOESSLING65’ IN 20 岩渕 真奈66’ IN
警告・退場


3 岩清水 梓イエローカード55’