浴室の床へのNSシートについて一考察 | 不動産投資をとことん楽しむ♪

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在来工法の浴室。

築古戸建ての床は、

まず綺麗な事はほとんどありません。

 

又、タイルそのもののデザインが古い事も多く、

どうしても古く汚れた感じがぬぐい切れません。

 

そんな事から始まった、

浴室床へのシート張り。

 

本来はバスナフローレを張るところですが、

値段がどうしても高くなります。

普通の浴室でしたら、まず一万円は超えます。

 

そこで、

マンションの廊下などに使用される、

NSシートを代用して張り続けていました。

 

過去のブログより下矢印

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施工しやすく安いので、

何件も張り続けてきました。

そんな中でぼちぼち退去も出始め、

施工してから数年が経つ物件も増えました。

 

 

実際に使用してみての一考察をしたいと思います。

 

まずは良かったところ

デザインは本当に素晴らしく、種類も豊富で好評です。

又、タイルの様に冷たさも無く、

冬期の冷えによる辛さを軽減します。

そして、柔らかく、カッターでカット出来、施工しやすいです。

浴室一室の床を貼っても五千~一万円以内で施工でき、

リーズナブルです。

もともと廊下に使われるものですので、

水に強いのは間違いなし。

 名称がノンスリップシートだけあって、

滑りにくいのも魅力です。



賃貸仲介業者さんも、

従来のタイルより、NSシートが敷いてあった方が、

内覧者さんに好評との事でした。

まだまだ使用可能なタイル床があっても、

 

『浴室にシートを張ってください』

 

と仲介のお兄さんから電話がかかってくるほどです。

 

 

そして、実際に使用してみて起こった事。

良くなかったところ

カビが発生しやすく、

表面が模様に合わせて凸凹しているので、

掃除がしにくい様です。

 

私はバスナフローレを実際に使用した事はありませんので、

比較はできませんが、

NSシートの防カビ性は良くないようです。

少しでも勾配がしっかりついていない部分があると、

そこに水が溜まって、カビが発生しやすい印象でした。

 

入居者さんが、カビが結構生える事を教えて下さったのですが、

よくよく話を聞いていると、

ご夫婦共働きで、

清掃が不十分な感じもしました。

 

しかし、先日退去された別のNSシート浴室は、

清掃はそこそこしておられましたが、

端の部分など、カビが目立ちました。

 

他にも、

プロのハウスクリーニング業者さんを呼んだことがあったのですが、

床にNSシートが張ってあるので、

塩素系の強い洗剤は控えておきますと言っていました。

シートが塩素にどこまで強いかは、

まだ施工数が不足していますので、

またチェックしていきたいと思います。
 

 

先に、施工性について書きましたが、

実際に施工したシートを剥がすときはどうなんだろう?

こちらもやってみました!

 

シート捲りは、

先日の拷問の様なクッションフロア捲り の記事がありましたが、

それに負けない位剥がすのはそこそこの力が要りました。
浴室ですので、狭い範囲ではありますが、

捲るのは大変と思ってよいと思います。

 

捲った裏の部分は、

相当にしっかりとボンドとコーキングでしっかりしていたつもりでも、

やはり端はカビが発生していました。

端から奥に入った部分は綺麗でした。

 

 

今後在来工法の浴室を目の前にした時、

どうするか? 

 

ユニットバスにするか、

バスナフローレにするか、

そのまま綺麗にタイルを掃除して使用するかを考え、

 

浴室の床が、

勾配がキチンとついていて、

張る面に屈曲がなく、でこぼこしていない、

シンプルな床でしたら、

NSシートも検討したいと思います。

 

 

NSシートについてまとめると、

施工後の見た目は大変好評だけど、

実際に使用すると、不評な事が多い。

です。

 

 

NSシートのご質問が結構多いので、

記事にしてみました爆  笑

 

まだまだ使用期間が短く、

はっきりしない部分もありますが、

お役に立てれば幸いです!