9月末に、入居者を仲介してくれたお兄さんです。
他の空室の確認の電話かと思ったら……
開口一番

『賃貸借契約書がこちらに届いていないのですが、送って下さいましたか?』


契約書は9月末にこちらへ2部届き、翌日には署名・押印し、
仲介業者へ、領収書と共に返送したのです。
どう考えても、9月末には契約書は仲介業者へ届いているはず。
よーく話を聞いていると、
仲介業者のお兄さん、話し方がおどおどしています

仲介のお兄さん『こちらはちゃんと契約書を送りましたよね、
ちゃーみーさん、送り返して下さいましたか?』
私 『届いてすぐに、記名押印して、送り返していますよ。どうしたのですか?』
仲介のお兄さん『いえね、賃借人が、まだ契約書が届いていないって言うんで
すよ』
私 『??』
…賃貸借契約書は、賃借人が記名押印したものを2部、
仲介業者がこちらへ郵送。
私が2部に記名押印・割り印をし、1部をこちらで保管。もう1部は仲介業者へ返送が、この業者さんのいつものパターンです。
ならば、賃借人側の契約書は、仲介業者が送っている筈なのに、届いていないって、どう言う事なのでしょうね

私 『1部をそちらへ送っていますので、もう一度確認してください』
仲介のお兄さん 『わ、わかりました~~』
そして、数時間後、再び電話。
仲介のお兄さん 『契約書、こちらにないですよ。
ウチにはミスはありませんのでね。』
え~~ウチにはミスはありません、って 、
一体、私が何をしたと言うのでしょう(ノ゚ο゚)ノ
発送した時の伝票を出して、
届いているのを確認した上で…
私 『契約書と一緒に領収書も4種類同封していますよ。
それに、お届けした事も確認できましたよ。』
仲介のお兄さん 『え~っ、分かりました。調べてみます。』
そしてまた10分位してから電話があり、
仲介のお兄さん『ちゃ~み~さん、僕、思い出しました。僕宛の名前で、ミッキー
の付箋を付けて送ってきていました。』
それはもちろん、そうですよ。本当に送りましたものね。
仲介のお兄さん 『その送ってくれた封筒に、本当に契約書は入れてくれましたか?』
え~~っ まだそんな事を言うの^^;?
私 『手元に1部しかないし、何度も確認して領収書と手紙と一緒に入れて、封筒も相応の厚みがあり、間違いなく送っていますよ』
今回の話の流れの結論…
私が、2部ある賃貸借契約書を受け取り、
記名押印割り印して、1部を仲介業者へ返送しました。
到着した契約書を、仲介のお兄さんは受け取ったのですが、それをどこにやったのか覚えておらず、賃借人にも郵送していない状況。
賃借人が、賃料を振り込む時期になったので、問い合わせて、契約書が賃借人に届いていない事が判明したのです。
そして、お詫びの言葉がない。
ここの仲介業者、大変お世話になっていて、
本来ならば毅然と怒るか、注意するところですが、
出来るだけケンカはしないで、お付き合いはしていきたいのです。
他のスタッフは、とてもしっかりしているのですが…^^;
この電話の後、連絡が無いのですが、もし見つからなかったら、大変ですよね
今回の学びとして…
☆賃貸借契約書は、送料をケチらないで、受け取りまでの追跡が可能な発送方法で送る⇒今回、やっててよかった~
☆封をする直前に、封筒に契約書やその他の書類が入っている所を写真に撮ってから送る
⇒今の時代、デジタルですから、簡単に消去可能。契約書が届いたのを確認できたら、消去すれば良いのです。
そこまでするか? と思われる方もおられるかも知れませんが、
今回の話を聞くと、必要と感じませんか?
とにかく不動産業界は法律と契約の世界。
予測されるトラブルは回避する為に、自分を守るために、
出来る事はやっておく方が良いのです。
経験が豊富な先輩大家さんは、この様なトラブル回避手段を沢山持っておられます。
私もひとつ、勉強になりました。