海外輸出と外国人財の活用。
過日、農の異業種交流会で山梨市の農業生産法人アグベル代表の丸山さんのお話を伺ってきました。
ここ半世紀の農業の流通体系など形骸化していることも多く、鮮度や商品の画一化など、料金の積算における過程においても変化が求められていると感じております。
そのような中、インターネットや生協、ふるさと納税や大型のスーパーなどのバイヤーが仲卸を通さず直接農家と取引する時代となり、さらには海外流通を手掛ける商社とタッグを組めば、すぐにでも海外展開もできる時代となりました。
この生産者や小さな出荷グループでも海外を視野にできる時代だと言えます。
そういった意味でも、アグベルの取り組みは、おおいに期待できます。
既存の流通マーケットは既存の体系で新たな海外マーケットのシェアを開拓しながら、商品の高付加価値化と生産者への還元が行われれば、各生産者さんとも良好なパートナーシップを築けます。
知財の流出面においては山梨県も含めて、シャインマスカットの事例もですが、海外に種子を奪われ、韓国や中国においても大量生産されている現実もあり、2024年に逆流通がはじまるとされておりますが、商品価値における製品のバラツキの多い路地生産の山梨にとってはとても厄介な問題でもあると感じます。
アグリイノベーションの名の下、IOTやAIによるスマート農業がその活路となるべく、生産をサポートしていきますが、まだまだ熟練の感には及んでいない部分もあります。
一昨日もジェトロの外国人財活用の事業説明を伺いましたが、日本における生産者の確保、人材の育成における問題点も顕在化しており、今後事業継承も含めて、いかに耕作地を保全し美しい景観を保つのかもまた、さまざまな人材の確保が最優先なのかもしれません。
何にしても、海外販路というマーケットと外国人財の活用、スマート農業は三位一体であると感じます。
販路によっての手間の掛け方をいかに省力化させるのかも加工物にとっては重要ですし、どのレイヤーの販路をつくるかによっても労力が変わります。
私たちの圃場はどのように取り組むのか?
先ずはスタッフと意見を交わし、目的を明確化させて取り組んでいきたいと思います。
みんなでやるじゃん(^^)/