会派研修2日目は多久市のシェアリングシティーの取り組みについて視察を行ってきました。
政府においても未来投資戦略に位置付けられ、省庁横断でハンズオンで必要な支援を行うことを決定し、シェア日本100として本年3月に活用事例がさまざま紹介されました。
佐賀県多久市における取り組みは、クラウドソーシングサービスと提携し、育児や介護で自宅から離れられない方や空き時間を活用したい方にITスキル向上の機会と在宅でもできる仕事を提供し、新たな就業機会を創出するものであります。
平成28年、地方創生加速化交付金事業として人しごと創生事業補助金の中のローカルシェアリングセンター事業補助金を活用し約4160万円余で実施し、ソフト事業としてのローカルシェアリング事業とチャレンジショップ事業、ハード整備としてコンテナハウスのコワーキングスペースを駅前の拠点施設として整備し運営しています。
事業の内容としては、
・シェアリングディレクターの育成
・クラウドソーシングワーカーの育成
・シェアリングエコノミーセミナーの実施
・地元企業のクラウドソーシング利用促進
・都市圏企業の本社機能の一部移転の誘致
・空き店舗への出店支援
・多久市ひととしごと創生協議会の実施
など、行なっています。
クラウドソーシングで稼げる能力をいかに養っていくのか?
多久市ではクラウドディレクター・ワーカーの育成に力を入れ、クラウドワークスさんのディレクション実務研修、ワーカーさんへのライティング講座などを行い、三ヶ年で約40名のワーカーさんを育成し、実際にさまざまな就業機会の創出につなげておりました。
今後も、シェアリングエコノミーは、日本社会における働き方の改革、IOTやプログラミング教育の分野でも、未来型の思考として定着するのではないかと考えます。
本市においても、シェアという考えの中で多様な働き方を支援できるよう、さらなる調査研究を進めていきたいと思います(^^)