小正月行事どんど焼きの風物詩
西保・中牧の道祖神の「お仮屋」を散策してきました。
毎年、1月14日から15日にどんど焼きを前に、各地域の辻にある道祖神に、笹や竹、藁や檜などで小屋を作る風習が全国的に見られます。
このどんど焼きは、門松や注連飾りによって出迎えた歳神を、それらを焼くことによって炎と共に天に見送る意があるとされており、当地では男根を模したお仮屋が多いのも特徴で、とても見応えがあります。
お仮屋はお小屋とも呼ばれ、その昔は未婚の男女の出会いの場にもなっており、年頃の娘をお仮屋に連れて行くと、そこで出会った男性とエッチなことをする場所として用いられ、その後マッチングして連れ去られ嫁ぎ、小屋は炊き上げられたという言い伝えもあります。
近年では道祖神場に育成会などで、親子が作った小屋をお炊き上げする祭典として定着し、書き初めや蚕影さんが道祖神に合祀したことで繭玉に模した団子を焼き食べる風習になっています。
山梨市牧丘地区の西保・中牧は男根色が強く、子孫繁栄もですが、見るからに子宝に恵まれるご神徳が有りそうです。
15日には綺麗さっぱりお焚き上げされますので、みてみたい方はぜひ散策してみてはいかがでしょうか(^。^)