昨日は会派視察で美祢市にコミュニティ助成事業、ふるさと人材育成事業について伺ってきました。
山梨市と美祢市とは、平成14年度より交互の市に児童を招待し、自然体験や集団生活を通し、社会的ルールを学びながら、自主性・協調性・社会性・生きる力を身に付けることで青少年の育成を図る取り組み(青少年県外交流事業)を15年に渡り行っております。
この取り組みは、小原東出身の地質学者で山梨市の名誉市民である小澤儀明さんが、卒業論文の研究で秋吉台を訪れた折、地質変動により台上の帰り水などいくつかの場所で古い時代の地層が新しい地層の上になっている「逆転構造」を発見した事で、世界的に秋吉台を有名にし、古生物の研究の基礎を作立たことに由来します。
特にフズリナ化石の分類体系やその生層序の確立により、秋吉台が特別天然記念物に指定されるに至った経緯が大きく、以来、山梨市と美祢市との友好が築かれてきました。
視察内容についてもコミュニティ助成事業(協働のまちづくり)として、平成29年より、これまであった、地区集会所建設補助事業、地域活性化対策事業、地域力発揮まちづくり創生事業、mine秋吉台ジオパーク活動応援事業を再編したもので、市民全体への事業周知はもちろん、自発的な取り組みとして活動を開始されておりました。
また、人材育成事業では交際交流と民族文化の継承に向けた補助事業を実施しており、本市においても数多くある、民俗文化に対する支援事業として大変参考になりました。
本市に持ち帰り活かしていきたいと思います。
美祢市との青少年交流はこれからも継続し、担い手づくりに向け、双方が切磋琢磨できるよう、更なる交流を深めていってほしいと思います(^｡^)